家族をテーマにした作品の多い重松清さん。温かさもあれば厳しさもある作品に、胸を打たれることも多いです。
そんな重松清さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
重松清の単行本新刊情報
1.『カモナマイハウス』(2023/7/20発売)
最新刊
中央公論新社
<あらすじ>
不動産会社で空き家のメンテナンス業に携わる孝夫。両親の介護を終えた妻・美沙は、瀟洒な洋館で謎の婦人が執り行う「お茶会」に参加し、介護ロスを乗り越えつつあった。しかし、空き家になっている美沙の実家が、気鋭の空間リノベーターによって遺体安置所に改装されようとしていることを知り……。
元戦隊ヒーローの息子・ケンゾー、ケンゾーを推す70代の3人娘「追っかけセブン」など、個性豊かな面々が空き家を舞台に繰り広げる涙と笑いのドラマ、ここに開幕!
単行本はこちらが最新刊です。
2.『はるか、ブレーメン』(2023/4/5発売)
幻冬舎
<あらすじ>
小川春香、16歳。3歳で母に捨てられた彼女は、育ての親である祖母も亡くし、正真正銘のひとりぼっちだ。そんな彼女が出会ったのが走馬灯を描く旅をアテンドする〈ブレーメン・ツアーズ〉。お調子者の幼馴染、ナンユウととも手伝うことに。認知症を患った老婦人が、息子に絶対に言えなかった秘密。ナンユウの父が秘めていた、早世した息子への思い。様々な思い出を見た彼女は。人の記憶の奥深さを知る。
そんな折、顔も覚えていない母から「会いたい」と連絡が来るのだが……。
3.『答えは風のなか』(2021/12/11発売)
短編集
朝日出版社
<あらすじ>
この気持ちは、なんだろう?はじめて感じる胸のモヤモヤ。過ぎ去ってしまったあの頃のこと。いま、心のなかにあるこの感情は、これからどこに行くのだろう。
4.『かぞえきれない星の、その次の星』(2021/9/17発売)
短編集
KADOKAWA
<あらすじ>
さみしさは消えない。でも、希望は、ある。11の小さな星たちの物語かぞえきれないものを、ときどき見たほうがいい。ぼくたちは皆、また間違えてしまうかもしれないから―
感染症がひろがり休校になってしまった春、子どもたちのためにこいのぼりが企んだのは……。 「こいのぼりのナイショの仕事」「こいのぼりのサイショの仕事」
大切で大好きな相手であればあるほどいまは会えない。父と娘は、画面越しで会話する。 「天の川の両岸」
ミックスルーツのリナはお母さんと二人暮らし。「日本人らしい」っていったい何だろう――。 「コスモス」
「星のかけらには、さみしさが埋まってる」
夜空にちりばめた、11の小さな星たちの物語
「誰かに会いたいと思ってるとき、ほんとうはもう会えてるのかもしれないな」
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『ひこばえ』(2020/3/6発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
世間が万博に沸き返る1970年、洋一郎が小学校2年生の時に家を出て行った父親の記憶は淡い。郊外の小さな街で一人暮らしを続けたすえに亡くなった父親は、生前に1冊だけの「自分史」をのこそうとしていた。なぜ? 誰に向けて?
洋一郎は、父親の人生に向き合うことを決意したのだが…。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
重松清の文庫本新刊情報
1.『かぞえきれない星の、その次の星』(2024/6/13発売)
文庫最新刊、短編等
KADOKAWA
<あらすじ>
笑いながら泣いてて、 心の中では、もっと泣いてた。出張先から帰れなくなり、幼い娘と毎日画面越しに会話する父親。
3年前に母を亡くし、新しいママと初めて迎えるお盆に戸惑う少年。
母の都合で転校をくり返しながら、ミックスルーツである自分へと向けられる言葉に悩む少女。
いじめを見て見ぬふりしていたことを、偶然出会ったおじさんに言い当てられてしまった中学生――。ままならない現実を生きる人たちのさみしさを、ちょっとフシギなやさしさで包み込む、11の物語。
2021年刊行作品の文庫版です。
2.『おくることば』(2023/6/26発売)
短編等
新潮社
<あらすじ>
小学六年生のユウたちは、先生から厳守するよう言われたルールを体育館裏でこっそり破る――。中学校入学式までの忘れられない日々を描いた書下ろし作品「反抗期」ほか、宇宙人への自己紹介について頭を悩ませる「星野先生の宿題」などの小説、早稲田大学のゼミでの思いをつづった「夜明けまえに目がさめて」など、「作家」であり「せんせい」である重松清から、今を生きる君たちにおくる6篇。
3.『ひこばえ』(2023/2/7発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
小学校2年生の時に別れたきりの父が亡くなった。報せを受けた長谷川洋一郎は、48年間の空白を胸に、父の人生に向き合おうとする。父は、死の直前に「自分史」を書こうと思い立っていたらしい。
なぜ? そして、誰に読ませたかったのか。
2020年刊行作品の文庫版です。
4.『ビタミンBOOKS』(2022/9/28発売)
ブックガイド
新潮社
<あらすじ>
さみしい時こそ、本を読もう――。文庫解説の名手が紹介する本の楽しみ方とは。活躍中の作家たちの傑作を読むと、同じ時代に生きていることが嬉しくなる。渾身のノンフィクションは、現実に向き合う力をくれる。太宰や三島など文豪の名作も、きっと身近に感じられる。
励まし、教え、時に人生の指針も与えてくれる本に出会うための一冊。
『読むよむ書く 迷い多き君のためのブックガイド』改題。
2019年刊行作品を改題した文庫版です。
5.『旧友再会』(2022/6/15発売)
短編集
講談社
<あらすじ>
あの人にいま会えたら、何を伝えますか?子育て、離婚、定年、介護、家族、友達。人生には、どしゃぶりもあれば晴れ間もある。重松清が届ける5つのサプリメント。
年を重ねると増えていく「再会」の機会。再会は、別れがあるから存在します。
どう別れたかで、再会の仕方も変わってくる。会いたい人、会いたくない人、忘れていた人。《結婚もして、子どもをつくり、そして、いま、家族をなくした。》
あなたならどんな再会を望み、何を伝えますか。泣きたいときに、泣けないあなたへ。
2019年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『カモナマイハウス』(2023/7/20発売)
- 『はるか、ブレーメン』(2023/4/5発売)
- 『答えは風のなか』(2021/12/11発売)
- 『かぞえきれない星の、その次の星』(2021/9/17発売)
- 『ひこばえ』
(2020/3/6発売)
■文庫本新刊
- 『かぞえきれない星の、その次の星』(2024/6/13発売)
- 『おくることば』(2023/6/26発売)
- 『ひこばえ』(2023/2/7発売)
- 『ビタミンBOOKS』(2022/9/28発売)
- 『旧友再会』(2022/6/15発売)
コンスタントに作品を発表している重松清さん。今後も楽しみです!
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