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2019年、『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』で第161回直木賞を受賞した大島真寿美さん。
そんな大島真寿美さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
大島真寿美の単行本新刊情報
1.『たとえば、葡萄』(2022/9/16発売)
最新刊
小学館
<あらすじ>
まったく先の見えない状態で会社を辞めてしまった美月(28歳)。転がり込んだのは母の昔からの友人・市子(56歳)の家。昔なじみの個性の強い大人達に囲まれ、一緒に過ごすうち、真っ暗闇の絶望の中にいた美月は徐々に上を向く。誰の心にも存在する将来への恐れや不安、葛藤……。自分と格闘する美月を周囲の大人達は優しく見守る。さりげなく、自然に、寄り添うように。
何度も心が折れそうになりながらも、やがて美月はひょんな出会いから、自分自身の夢と希望を見つけていく……。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『結 妹背山婦女庭訓 波模様』(2021/8/4発売)
文藝春秋
<あらすじ>
史上初の直木賞&高校生直木賞をW受賞した『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』から2年。直木賞受賞第一作にして、『渦』の待望の続編がついに刊行。江戸時代も半ばを過ぎた道頓堀には芝居小屋がひしめき合っていた。
近頃は歌舞伎芝居に押され、往時の勢いはないものの、「道頓堀には、お人形さんがいてこそ、や」
人形浄瑠璃に魅せられ、人形浄瑠璃のために生きた人々の喜怒哀楽と浮き沈み、せわしなくも愛しい人間模様をいきいきと描く群像時代小説。
文庫版が発売です(下記参照)。
3.『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』(2019/3/11発売)
文藝春秋
<あらすじ>
江戸時代、芝居小屋が立ち並ぶ大坂・道頓堀。大阪の儒学者・穂積以貫の次男として生まれた成章(のちの半二)。末楽しみな賢い子供だったが、浄瑠璃好きの父に手をひかれて、竹本座に通い出してから、浄瑠璃の魅力に取り付かれる。
父からもらった近松門左衛門の硯に導かれるように物書きの世界に入ったが、
弟弟子に先を越され、人形遣いからは何度も書き直しをさせられ、それでも書かずにはおられなかった……。著者の長年のテーマ「物語はどこから生まれてくるのか」が、義太夫の如き「語り」にのって、見事に結晶した奇蹟の芸術小説。
筆の先から墨がしたたる。やがて、わしが文字になって溶けていく──
第161回直木賞受賞作です。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
大島真寿美の文庫本新刊情報
1.『結 妹背山婦女庭訓 波模様』(2024/8/6発売)
文庫最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
近松半二「妹背山婦女庭訓」が生んだ熱。人形浄瑠璃に魅せられた人々の喜怒哀楽と、人間模様を鮮やかにいきいきと描く群像時代小説。
2021年の単行本の文庫版です。
2.『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』(2021/8/3発売)
文藝春秋
<あらすじ>
浄瑠璃作者・近松半二の生涯に、虚と実が混ざりあい物語が生まれる様を圧倒的熱量と義太夫の如き心地よい大阪弁で描く直木賞受賞作。
2019年の単行本の文庫版です。第161回直木賞受賞作。
3.『モモコとうさぎ』(2021/1/22発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
モモコ、22歳。就活に失敗して、バイトもクビ。そのまま大学を卒業し、屋根裏部屋にこもってちくちくちくちく縫い物に没頭する日々を送っていた。だが、家を出なくてはならない日がきて……。たゆたうように世間を歩くモモコの背中のリュックの中にはうさぎが一匹、じっと彼女を見守っている。外国人労働者、格差社会、限界集落、超長寿社会、地方の共同体……
よるべない私たちの現実と憂鬱、そして希望を描く、人生応援歌。
2018年の単行本の文庫版です。
4.『ほどけるとける』(2019/12/24発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
あわのような日々は、ふわふわと。女の子特有の仲良しごっこの世界を抜け出したくて、高校を突発的に中退した美和。祖父が営む小さな銭湯を手伝いながら、取りまく人々との交流を経て、進路を見いだしていく。
ほわほわとあたたかな物語。
2006年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『たとえば、葡萄』(2022/9/16発売)
- 『結 妹背山婦女庭訓 波模様』(2021/8/4発売)
- 『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』(2019/3/11発売)
■文庫本新刊
- 『結 妹背山婦女庭訓 波模様』(2024/8/6発売)
- 『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』(2021/8/3発売)
- 『モモコとうさぎ』(2021/1/22発売)
- 『ほどけるとける』(2019/12/24発売)
マイペースな発表が続く大島真寿美さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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