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ハードボイルド作家、そして歴史小説作家の巨星として活躍する北方謙三さん。
そんな北方謙三さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
北方謙三の新刊単行本、文庫一覧
まずは直近の単行本、文庫の一覧です。
■単行本新刊
- 『森羅記 一 狼煙の塵』(2025/9/5発売)
- 『黄昏のために』(2024/6/10発売)
- 『チンギス紀 十七 天地』(2023/7/26発売)
- 『北斗に誓えば (完全版 十字路が見える)』(2023/3/25発売)
- 『チンギス紀 十六 蒼氓』(2023/3/24発売)
■文庫本新刊
- 『チンギス紀 十二 不羈』(2025/9/19発売)
- 『チンギス紀 十一 黙示』(2025/8/21発売)
- 『逆光の女』(2025/8/7発売)
- 『チンギス紀 十 星芒』(2025/7/18発売)
- 『チンギス紀 九 日輪』(2025/6/20発売)
※リンク先はAmazon
それでは続いて、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
北方謙三の単行本新刊情報
1.『森羅記 一 狼煙の塵』(2025/9/5発売)
最新刊
集英社
<あらすじ>
王座が空位のまま、モンゴル帝国は権力争いにより分断される気配に満ちていた。クビライは、祖父・チンギスの足跡を追う長い旅路の中で、様々なものを見た。人々の生活、祖父の部下たち、そして、初めての海。驚くほど静かだった。草原の先は行き止まりではなく、海があり、その海の向こうにまた国がある。モンゴル、高麗、南宋、日本。それらは海でつながり、物流、利権争いなどが日常的に行われ、莫大な富を生んでいた。
時を同じくして、日本は鎌倉時代。執権に就いた北条時頼の悲願である、水軍を持つための準備を着々と進めていた。何か大きな脅威が近づいてくる気がするのだった――。
堂々たるシリーズ第一巻。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『黄昏のために』(2024/6/10発売)
掌編集
文藝春秋
<あらすじ>
ハードボイルド小説から『三国志』、「大水滸」シリーズなど、その偉業は原稿用紙を重ねると3人分の背丈になる(本人談)という言わずもがなの巨匠・北方謙三さん。昨年、超大作『チンギス紀』を完走されましたが、実は、歴史大長篇の傍らで「原稿用紙15枚ぴったり」の掌篇を書き継いでいました。
2017年の不定期連載開始から足掛け7年。ついに一冊の本に結実しました。タイトルは、『黄昏のために』。
3.『チンギス紀 十七 天地』(2023/7/26発売)
集英社
<あらすじ>
草原に生まれ、大地を駈け、かつてない規模の国を築いたチンギス・カンが、最後の戦場に立つ。圧巻の最終章!チンギスは病床にある長子ジョチのもとを訪れたのち、草原へと向かう帰還の途につく。西夏領内に入ったチンギスは、ある城にただならぬ気配を感じた。それは黒水城と呼ばれ、砂漠に囲まれており、ウキという謎の人物が主とされていた。
一方、チンギスから受けた傷を山中で癒すマルガーシに、カルアシンから見事な剣が手渡される。贈り主は明かされなかったが、マルガーシは戦に向けて隊の修練を重ねていく。アウラガの宮殿に戻ったチンギスは、ソルタホーンから国を揺るがす一大事を告げられた。突如生じた戦いに、チンギスは将軍だけでなくボオルチュも帯同させる――。
「チンギス紀」全17巻、ついに完結。
4.『北斗に誓えば (完全版 十字路が見える)』(2023/3/25発売)
岩波書店
<あらすじ>
「バーがあって君が飲んでいて」「人生の旅でまた会おう」など百篇のエッセイに加え、松浦寿輝氏との特別対談「もうひとつの十字路」を収めた最終巻。「一読勃起、再読慙愧の快文章に心が震える。時代の十字路に立って北方謙三が凝視したものは何か。
それを知りたければ、これを読むしかないのだ」(五木寛之)
5.『チンギス紀 十六 蒼氓』(2023/3/24発売)
集英社
<あらすじ>
ホラズム国の皇子が大軍を率いてチンギス・カンとの一大決戦に臨む!カラ・クム砂漠の戦場からホラズム軍が離脱する。チンギス・カンは、スブタイとジェべ、バラ・チェルビの三人の将軍にその追討を命じた。ホラズム国の帝は西へと退却しながらも、モンゴル軍との戦を継続する。スブタイらは敵の誘いに乗ることを決断した。
一方、ホラズム国の皇子ジャラールッディーンは、南の地で2万騎の指揮を任された。モンゴル国の将軍シギ・クトクがその討伐に向かう。皇子は原野に本営を置き、ジャムカの息子マルガーシもそこにいた。皇子が初めて大軍を率いてモンゴル軍との戦いに挑む。
大国との戦いがついに最終局面をむかえる、好評第16巻。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
北方謙三の文庫本新刊情報
1.『チンギス紀 十二 不羈』(2025/9/19発売)
文庫最新刊
集英社
<あらすじ>
モンゴル国の鎮海城をあずかるダイルは、三千の守備兵を組織し、三つの砦に配置した。領土は拡がり、チンギス率いる十万の遠征軍は鎮海城とは逆の方角(東)に出撃している。チンギスが滅ぼしたナイマン王国の元王子グチュルクは逃亡し、モンゴル国の西に位置する西遼の帝位を簒奪していた。西遼が数万の兵を動員できると考えるダイルは、その懸念を雷光隊を率いるムカリに話す。
一方、モンゴル国の侵攻を受けている金国では、完顔遠理が精強な五万の騎馬隊を整えた。また、先の戦いでモンゴル軍の兵站のいくつかを切ることに成功した耶律楚材が、政事の立て直しに力を注ぐ。南の潮州で暮らすタルグダイとラシャーンは、かつての部下ソルガフの遺児トーリオを息子として扱い、自分たちの商いについて学ばせようとしていた。
治めるべき領土は急激に大きくなり、守るべき国境線も広がっている。チンギスはボオルチュと、戦の状況や物流など、国のありようについて話す。
強き者たちに異変が生じる十二巻。
2021年刊行作品の文庫版です。
2.『チンギス紀 十一 黙示』(2025/8/21発売)
集英社
<あらすじ>
風泰生は横浜の小さな酒場で雅子と出逢った。我儘も言わない、大人しい女だった。笑うと寂しそうな顔になる。男は女を愛し、女も男を愛した。そして、やがて別れた。それから時が経ち、風のもとに刑事がやってきた。雅子が殺されたと言う。
俺にはもう関係ないと言い聞かせるが、風の中から雅子の姿は消えなかった……。男と女。それぞれの情念に心が波打つ。男の叙情と美学が静かに染み入る北方謙三伝説の一冊。(解説・小椰治宜)
2021年刊行作品の文庫版です。
3.『逆光の女』(2025/8/7発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
風泰生は横浜の小さな酒場で雅子と出逢った。我儘も言わない、大人しい女だった。笑うと寂しそうな顔になる。男は女を愛し、女も男を愛した。そして、やがて別れた。それから時が経ち、風のもとに刑事がやってきた。雅子が殺されたと言う。
俺にはもう関係ないと言い聞かせるが、風の中から雅子の姿は消えなかった……。男と女。それぞれの情念に心が波打つ。男の叙情と美学が静かに染み入る北方謙三伝説の一冊。(解説・小椰治宜)
1987年刊行作品の文庫新装版です。
4.『チンギス紀 十 星芒』(2025/7/18発売)
集英社
<あらすじ>
母の好きな花を集め、チンギス・カンは、妻と弟妹が集まった家帳へと向かう。草原の覇者チンギス・カンは、従来の騎馬隊に加えて、ボレウに歩兵部隊を、ナルスに工兵部隊を整備させていた。陰山の陽山寨を拠点に、騎馬隊と合流させ、まずは西夏の城郭へと軍を動かそうとする。
ジャムカの息子マルガーシは、流れついたトクトアのもとで苛烈な修業を積み、次なる道へと動き出していた。ホラズム・シャー国の皇子、ジャラールッディーンは10歳で、護衛のテムル・メリクと共に旅に出る。予期せぬ邂逅が、それを待ち受けていた。
新たな幕開けの予感をもたらす好評第10巻。
2021年刊行作品の文庫版です。
5.『チンギス紀 九 日輪』(2025/6/20発売)
集英社
<あらすじ>
13歳で故郷を離れて流浪し、帰還して苦難の末に、モンゴル族を統一したテムジンは、ついに〈チンギス・カン〉を名乗る!モンゴル族を統一し、さらにケレイト王国を滅ぼしたテムジンは、弟のカサル、テムゲ、長男ジョチらに出動を命じ、タヤン・カンが統べるナイマン王国との戦いを進める。そのナイマン王国の大軍の中に、ジャムカの千五百騎が、ホーロイ、サーラルとともに潜んでいた。
崩れたナイマン軍を見届けて馬首を回したテムジンは、眼前にあるはずのない旗を見る。
ジャムカーー。とっさに吹毛剣を抜いたテムジンだが、すさまじい斬撃を受けて落馬する。
2020年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『森羅記 一 狼煙の塵』(2025/9/5発売)
- 『黄昏のために』(2024/6/10発売)
- 『チンギス紀 十七 天地』(2023/7/26発売)
- 『北斗に誓えば (完全版 十字路が見える)』(2023/3/25発売)
- 『チンギス紀 十六 蒼氓』(2023/3/24発売)
■文庫本新刊
- 『チンギス紀 十二 不羈』(2025/9/19発売)
- 『チンギス紀 十一 黙示』(2025/8/21発売)
- 『逆光の女』(2025/8/7発売)
- 『チンギス紀 十 星芒』(2025/7/18発売)
- 『チンギス紀 九 日輪』(2025/6/20発売)
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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