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村山由佳「天使シリーズ」は、美大志望の予備校生・一本槍歩太をめぐる恋愛小説シリーズ。
1作目の『天使の卵』で「小説すばる」新人賞を受賞し、村山さんはデビューしました。
そんな村山由佳「天使シリーズ」の読む順番を紹介いたします!
村山由佳「天使シリーズ」読む順番
全3作+スピンオフ1作が集英社から刊行されています。
おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。
全3作とスピンオフの一覧は以下になります。
■本編
- 『天使の卵 エンジェルス・エッグ』(1994年)
- 『天使の梯子 Angel’s Ladder』(2004年)
- 『天使の柩』
(2013年)
■スピンオフ(1作目か2作目の後が良い)
- 『ヘヴンリー・ブルー』
(2006年)
それでは、あらすじも含めて順番に見ていきましょう。
1.『天使の卵 エンジェルス・エッグ』(1994年)
<あらすじ>
そのひとの横顔はあまりにも清洌で、凛としたたたずまいに満ちていた。19歳の予備校生の“僕”は、8歳年上の精神科医にひと目惚れ。高校時代のガールフレンド夏姫に後ろめたい気持はあったが、“僕”の心はもう誰にも止められない―。
第6回「小説すばる」新人賞受賞作品。みずみずしい感性で描かれた純愛小説として選考委員も絶賛した大型新人のデビュー作。
こちらが第1作目。
予備校生の一本槍歩太(いっぽんやりあゆた)が8歳年上の精神科医に恋をするという、ちょっと甘酸っぱい純愛小説。デビュー作から村山さん一流の、登場人物の心の動きが見事に描写されています。
2.『天使の梯子 Angel’s Ladder』(2004年)
<あらすじ>
バイト先のカフェで耳にした懐かしい声。それはフルチンこと古幡慎一が高校時代に思いを寄せた先生、斎藤夏姫のものだった。8歳年上、29歳の夏姫に、どうしようもなく惹かれていくフルチン。だが彼女は、体はひらいても心を見せてはくれない。
10年前の「あの時」から夏姫の心には特別な男が棲んでいるのだから―。
傷ついた心は再生するのか。愛は蘇るのか。それぞれの思いが交錯する物語。
2作目の主人公は同じく8歳年上の夏姫に恋する古幡慎一。
夏姫は1作目の主人公・一本槍歩太の元恋人でした。そして夏姫の心には今も……というストーリー。
心が締め付けられるような感覚を抱きながらも、先が気になって読み進めてしまいます。
3.『天使の柩』(2013年)
<あらすじ>
家にも学校にも居場所を見出せず、自分を愛せずにいる14歳の少女。茉莉。かつて最愛の人を亡くし、心に癒えない傷を抱え続けてきた画家・歩太。20歳年上の歩太と出会い、茉莉は生まれて初めて心安らぐ居場所を手にする。二人はともに「再生」への道を歩むが、幸福な時間はある事件によって大きく歪められ―。
いま贈る、終わりにして始まりの物語。『天使の卵』から20年、ついに感動の最終章。
完結作では再び歩太が登場。20歳差の茉莉との間に生まれる思いはどうなっていくのでしょうか。
足かけ20年近くに及ぶ3部作は、こちらで完結。その20年は作品の中でも同様に流れており、登場人物たちの成長も体感することができます。
「天使」シリーズのスピンオフ作品
『ヘヴンリー・ブルー』(2006年)
<あらすじ>
8歳年上の姉、春妃が自分のボーイフレンドと恋に落ちた。精神科医として働く、美しく優しい姉と、やっと両思いになった同級生の歩太くんが。「嘘つき!一生恨んでやるから!」。口をついて出たとり返しのつかないあの言葉。あの日に戻りたい。あの日に戻れたら。お姉ちゃん、お姉ちゃん、私は…。
夏姫の視点から描かれる『天使の卵』アナザーストーリー。文庫版特別エッセイ付き。
夏姫の視点から描かれる『天使の卵』。夏姫の悲しい思いがひしひしと伝わってきます。
1作目か2作目の後に読むと良いと思います。
「天使の卵」シリーズ映像化情報
映画版:「天使の卵」(2006年)
2006年に映画化されています。
市原隼人、小西真奈美、沢尻エリカ主演です。
ドラマ版:「天使の梯子」(2006年)
2006年にテレビ朝日で2時間ドラマ化されています。
ミムラ、要潤主演です。
まとめ
それではおさらいします。
■本編
- 『天使の卵 エンジェルス・エッグ』
(1994年) - 『天使の梯子 Angel’s Ladder』(2004年)
- 『天使の柩』
(2013年)
■スピンオフ(1作目か2作目の後が良い)
- 『ヘヴンリー・ブルー』
(2006年)
村山由佳「天使シリーズ」の読む順番は以上のようになります。
20年近くに及ぶ時の流れを体感しましょう。
それでは、良い読書体験を!
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