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2013年、『ロスト・ケア』で第16回日本ミステリー文学大賞新人賞を受賞してデビューした葉真中顕(はまなか・あき)さん。硬質な社会派ミステリーを描く人気の作家です。
そんな葉真中顕さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
葉真中顕の単行本新刊情報
1.『鼓動』(2024/3/21発売)
最新刊
光文社
<あらすじ>
ホームレスの老女が殺され燃やされた。犯人草鹿秀郎はもう18年も引きこもった生活を送っていた。彼は父親も刺し殺したと自供する。長年引きこもった果てに残酷な方法で二人を殺した男の人生にいったい何があったのか。
事件を追う刑事、奥貫綾乃は、殺された老女に自分の未来を重ねる。私もこんなふうに死ぬのかもしれない――。
刑事と犯人、二つの孤独な魂が交錯する。困難な時代に生の意味を問う、感動の社会派ミステリー。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『ロング・アフタヌーン』(2022/3/9発売)
中央公論新社
<あらすじ>
新央出版の編集者・葛城梨帆の元に突然、原稿が届く。それは以前新人賞で落選した志村多恵からのもので、学生時代の友人が時を経て再会するところから物語は始まっていた。立場の違う二人の会話はすれ違い、次第に殺意が募っていく。「いっそのこと、最後にこの女を殺してやろうか」――。
そんな物語の女たちの苦境に思いを馳せるうち、梨帆自身も忘れられない出来事と原稿内容がリンクし始める……。私たちのシスターフッドがここにある、著者渾身のミステリー。
3.『灼熱』(2021/9/24発売)
新潮社
<あらすじ>
「日本は勝った!」戦後ブラジルで日本移民を二分し、多くの死者を出した「勝ち負け抗争」の真実。分断が進む現代に問う渾身の長編。
4.『そして、海の泡になる』(2020/11/6発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
バブル期に史上最高額の負債を抱え、自己破産した朝比奈ハル。平成が終わる年、彼女は、ひっそりと獄死した。その生涯を小説に書こうと決めた”私”は、生前の姿を知る関係者に聞き取りを始める。
戦後、バブル、コロナ……日本社会を鋭く描く、社会派ミステリー。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
葉真中顕の文庫本新刊情報
1.『そして、海の泡になる』(2023/12/7発売)
文庫最新刊
朝日新聞出版
<あらすじ>
バブル絶頂期の1990年、個人として史上最高額4300億円の負債を抱え自己破産した朝比奈ハル。平成が終わる年、彼女はひっそりと獄死した。彼女のことを小説に書こうと決めた”私”は関係者に聞き取りを始める──。
2020年刊行作品の文庫版です。
2.『Blue』(2022/2/15発売)
光文社
<あらすじ>
平成元年に生まれた男。平成15年に迷宮入りした教員一家惨殺事件。平成が終わる直前に起きた男女殺人事件。ひとつの時代の中でつながっていく真実。児童虐待、貧困、外国人労働者。
格差社会の生んだ闇に迫る、クライムノベルの決定版!
2019年刊行作品の文庫版です。
3.『W県警の悲劇』(2021/1/15発売)
徳間書店
<あらすじ>
警察官であるより前に、一人の人間として、常に正しくありたいんだよ――「警察官の鑑」と誰からも尊敬されていた熊倉警部。W県警初の女性警視へと登りつめた松永菜穂子は、彼にある極秘任務を与えていた。
その最中の、突然死。事故かそれとも……。事故として処理したい菜穂子の胸中を知ってか知らずか、熊倉警部の娘が事件現場についてあることに気づく。
『絶叫』『凍てつく太陽』の著者が贈る、ネタバレ厳禁! 前代未聞の警察小説。
2019年刊行作品の文庫版です。
4.『凍てつく太陽』(2020/8/6発売)
幻冬舎
<あらすじ>
昭和二十年、終戦間際の北海道・室蘭。逼迫した戦況を一変させるという陸軍の軍事機密をめぐり、軍需工場の関係者が次々と毒殺される。アイヌ出身の特高刑事・日崎八尋は「拷問王」の異名を持つ先輩刑事の三影らとともに捜査に加わるが、事件の背後で暗躍する者たちに翻弄されていく――。
真の「国賊」は誰なのか? かつてない「戦中」警察小説!
2018年刊行作品の文庫版です。
第21回大藪春彦賞、第72回日本推理作家協会賞(長編および連作短編集部門)を受賞した作品です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『鼓動』(2024/3/21発売)
- 『ロング・アフタヌーン』(2022/3/9発売)
- 『灼熱』(2021/9/24発売)
- 『そして、海の泡になる』
(2020/11/6発売)
■文庫本新刊
- 『そして、海の泡になる』(2023/12/7発売)
- 『Blue』(2022/2/15発売)
- 『W県警の悲劇』
(2021/1/15発売) - 『凍てつく太陽』
(2020/8/6発売)
コンスタントに作品を発表している葉真中顕さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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