2008年、『切羽へ』で第139回直木賞を受賞した井上荒野(いのうえ・あれの)さん。
そんな井上荒野さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
井上荒野の新刊単行本、文庫一覧
まずは直近の単行本、文庫の一覧です。
■単行本新刊
- 『1+1(ワンプラスワン)』(2026/4/6発売)
- 『キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ』(2025/10/14発売)
- 『私たちが轢かなかった鹿』(2025/6/20発売)
- 『しずかなパレード』(2025/2/19発売)
- 『だめになった僕』(2024/10/16発売)
■文庫本新刊
- 『十字架屋の日常』(2026/2/20発売)
- 『僕の女を探しているんだ』(2025/12/23発売)
- 『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』(2025/1/8発売)
- 『百合中毒』(2024/4/19発売)
- 『ママナラナイ』(2023/10/12発売)
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それでは続いて、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
井上荒野の単行本新刊情報
1.『1+1(ワンプラスワン)』(2026/4/6発売)
最新刊、掌編集
潮出版社
<あらすじ>
俳句結社「水軍」の同人である瑤子は、行くべきかためらっていた。同じ結社で人たらしの拓郎から誘われた、自宅での食事会。直前に取った1本の電話が、その意味を変えてしまったから……
(「鱚のフライと白ビール」)それぞれの人生、それぞれの背景を持った、多様な登場人物たち。当人たちが抱える〝心のもや〟が、「ペアリング」を通して、少しだけポジティブへと変わっていく。
料理と飲み物、そして味わう2人。2つの「ペアリング」をモチーフにした24編。極上の掌編小説集を、ご賞味ください。
2.『キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ』(2025/10/14発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
60代後半の江子、麻津子、郁子は、都内のちいさな商店街で「ここ家」という、お惣菜屋を営んでいる。最愛の男性を亡くし悲しみを抱えつつも、にぎやかな江子、結婚して5年目の麻津子は、夫が最近よそよそしいと心配ばかり、息子も夫も早くに亡くした郁子は、ようやくひとり暮らしを楽しめるようになり――
3人で、とびっきり美味しいお惣菜を作っているときが、最高に幸せ。そんなある日「ここ家」の立ち退き問題がふってわき、さらには江子が結婚を申し込まれたり――
いろいろありながらも、前を向いて歩く彼女たちのたまらなく愛おしい物語。
3.『私たちが轢かなかった鹿』(2025/6/20発売)
短編集
U-NEXT
<あらすじ>
同じ出来事を二人の当事者の視点から描く騙し絵のように読者を惑わす短編集
4.『しずかなパレード』(2025/2/19発売)
幻冬舎
<あらすじ>
東京から佐世保の和菓子店に嫁ぎ、娘を育てながら若女将として生きる、晶。誕生祝いの夜、夫から贈られたエルメスのバングルを手首に巻きながら、好きな人がいる、その人のところへ行くと告げ、いなくなった。残された夫・伸吾の怒りと嘆き、愛人・武藤の不審と自嘲、捨てられたと感じながら成長する娘・結生……。
「不在」の12年間を、さまざまな視点から綴る長編小説。
5.『だめになった僕』(2024/10/16発売)
集英社
<あらすじ>
綾「私は初めて会った16年前から涼さんを愛し続けている」。涼「僕にかかわった者は、みんな死んでしまう。女も男も。僕が綾を愛しすぎているせいで」――音村綾(旧姓・上里)は30代半ば。現在は信州でペンション経営兼漫画家として活躍。夫・子ども・母と四人で暮している。
祥川涼。画家。40代後半。妻を失い、その後同棲していた女性とも別れ、現在は酒浸りの日々を送っている。
冒頭の「現在」では、綾のコミック発売記念サイン会のシーンの衝撃的事件から始まり、「1年前」「4年前」「8年前」「10年前」「12年前」「14年前」、そして二人が出会った「16年前」へと時をさかのぼり「現在」に戻る。謎とサスペンス、そしてストーカー小説の雰囲気も交えた〈究極の恋愛小説〉である。
この作品は、2001年に刊行された『もう切るわ』以来、23年ぶりの「書き下ろし」長篇!
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
井上荒野の文庫本新刊情報
1.『十字架屋の日常』(2026/2/20発売)
文庫最新刊、短編集
中央公論新社
<あらすじ>
作家・井上荒野の源流――書籍初収録となる表題作、フェミナ賞受賞のデビュー作「わたしのヌレエフ」他、六編収録の初期作品集。
2.『僕の女を探しているんだ』(2025/12/23発売)
新潮社
<あらすじ>
大丈夫、会いたいと願えば、きっと会える――。背の高い黒いコート姿の彼は、愛する人を探しにここへ来た。海辺で、ピアノのそばで、病院で、列車の中で、そっと見守り、救ってくれた。彼と出会うことで人生を摑み直すことになる人々の、かけがえのない九つのストーリー。
大ヒットドラマ「愛の不時着」に心奪われた著者が、その本質をとらえながら新たな世界を描きあげた熱きオマージュ。
2023年刊行作品の文庫版です。
3.『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』(2025/1/8発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
皮を剥がされた体と心は未だに血を流している。動物病院の看護師で、物を書くことが好きな九重咲歩は、小説講座の人気講師・月島光一から才能の萌芽を認められ、教室内で特別扱いされていた。しかし月島による咲歩への執着はエスカレートし、肉体関係を迫るほどにまで歪んでいく--。
7年後、何人もの受講生を作家デビューさせた月島は教え子たちから慕われ、マスコミからも注目を浴びはじめるなか、咲歩はみずからの性被害を告発する決意をする。
なぜセクハラは起きたのか? 家族たちは事件をいかに受け止めるのか? 被害者の傷は癒えることがあるのか? 被害者と加害者、その家族、受講者たち、さらにはメディア、SNSを巻き込みながら、性被害をめぐる当事者たちの生々しい感情と、ハラスメントが生まれる空気を重層的に活写する、いまこそ読むべき問題作。
2022年刊行作品の文庫版です。
4.『百合中毒』(2024/4/19発売)
集英社
<あらすじ>
二十五年前に家族を捨てて出ていった父親が突然戻ってきた。妻と娘夫婦が経営する八ヶ岳の麓の園芸店へ。二十歳下のイタリア人女性と恋仲になり一緒に暮らしていたが、彼女が一人で帰国してしまったというのだ。しかし娘たちはとっくに大人になり、妻にはすでに恋人がいた。
次女の遥は叫ぶ。「許さないから。絶対に。出てってよ。早く出てって!」
長女の真希は苛立つ。「大恋愛して出ていったのなら、二度と戻ってこないのが筋ではないのか」
妻の恋人・蓬田は夜ごと彼女からの電話を待つ。「俺はまるで女子高生みたいだな」
そして妻の歌子は思い出す。夫との出会いの場所に咲き乱れていた花のことを。
家族とは。夫婦とは。七人の男女の目線から愛を問い直す意欲作。
2021年刊行作品の文庫版です。
5.『ママナラナイ』(2023/10/12発売)
祥伝社
<あらすじ>
不動産会社に勤める斉藤尚弥は最近、何もかもうまくいかない。下半身も心も折れてしまい、おまけに仕事も絶不調――とある夫婦宅の立ち退き交渉が難航していたのだ。夫人によれば、立ち退きを拒否しているのは夫の方らしい。夫人の協力を得て交渉を続けるうち、思いもよらない事実が判明し――(『ママナラナイ』)。
表題作ほか、身体の変化を巡る十編を収録した珠玉の短編集。
2020年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『1+1(ワンプラスワン)』(2026/4/6発売)
- 『キャベツ炒めに捧ぐ リターンズ』(2025/10/14発売)
- 『私たちが轢かなかった鹿』(2025/6/20発売)
- 『しずかなパレード』(2025/2/19発売)
- 『だめになった僕』(2024/10/16発売)
■文庫本新刊
- 『十字架屋の日常』(2026/2/20発売)
- 『僕の女を探しているんだ』(2025/12/23発売)
- 『生皮 あるセクシャルハラスメントの光景』(2025/1/8発売)
- 『百合中毒』(2024/4/19発売)
- 『ママナラナイ』(2023/10/12発売)
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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