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2017年、『くちなし』で第158回直木三十五賞候補となった彩瀬まるさん。
そんな彩瀬まるさんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
彩瀬まるの単行本新刊情報
1.『なんどでも生まれる』(2024/5/22発売)
最新刊
ポプラ社
<あらすじ>
迷うのも変えるのも、生き物ががんばって暮らしているから起こる、素敵なことです――。外敵に襲われ逃げ出したところを、茂さんに助けられたチャボの桜。茂さんは、仕事も人間関係もうまくいかず調子を崩して、東京の下町の商店街でジイチャンが営む金物店の二階に居候している。
ある日、茂さんを外へ連れ出してくれる相手を探しに出かけた桜は、さまざまな出会いを引き寄せることに――。
本邦初! キュートでユーモラスなチャボ小説。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『花に埋もれる』(2023/3/17発売)
短編集
新潮社
<あらすじ>
この想いを知ったなら、同じ身体ではいられない。著者の原点にして頂点! 憧れと畏れが幻想を呼び寄せる、緻密で繊細な作品集。
「女による女のためのR-18文学賞」受賞作「花に眩む」を含む6篇を収録。
3.『かんむり』(2022/9/14発売)
幻冬舎
<あらすじ>
「私たちはどうしようもなく、別々の体を生きている」夫婦。血を分けた子を持ち、同じ墓に入る二人の他人。かつては愛と体を交わし、多くの言葉を重ねたのに、今はーー。夫が何を考え、どんな指をしているのかさえわからない。
「私のかんむりはどこにあるのか」
著者四年ぶり書き下ろし長編。
4.『新しい星』(2021/11/24発売)
文藝春秋
<あらすじ>
「普通」の人生を謳歌していたはずの四人に訪れる、思いがけない転機。コロナ時代の「普通」に揺れる、ある四人の男女のリアル。
5.『川のほとりで羽化するぼくら』(2021/8/30発売)
短編集
KADOKAWA
<あらすじ>
私たちを縛る不自由と軽やかに超えゆく一歩を描いた、新時代の希望の物語一年にたった一度の逢瀬。それだけを楽しみに機を織りつづける織女の緋浅は、自分たちを縛る「罪」の託宣の違和感に気づき、恋人の牛飼いに天の川を下って逃げだそうと提案する(「ながれゆく」)。
他3編。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
彩瀬まるの文庫本新刊情報
1.『川のほとりで羽化するぼくら』(2024/10/25発売)
文庫最新刊、短編集
KADOKAWA
<あらすじ>
「おっぱいがほしい」仕事を辞め我が子の育児に奮闘している暁彦が、妻の咲喜にぽつりとこぼす。男の自分ができること、やるとおかしいことの狭間で悩みながら日々を過ごす中、とある子育てブログに出会い光を見出す。ふとしたきっかけで、川の向こうに住むブログの著者と会うことになり……。
男性目線で描かれる性差と役割を問う「わたれない」をはじめ、七夕伝説の織女と牛飼いが天の国を離反する「ながれゆく」など、4編を収録した連作短編集。
2021年の単行本の文庫版です。
2.『森があふれる』(2024/6/6発売)
河出書房新書
<あらすじ>
小説家の夫に赤裸々に書かれ奪われてきた琉生。植物の種を飲んで発芽した彼女はやがて街をものみ込む森と化す。
欧米でも話題の傑作!
2019年の単行本の文庫版です。
3.『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』(2023/10/12発売)
短編集
祥伝社
<あらすじ>
保育園児の息子がいる素子は、友人を誘い、日帰り温泉旅行へと繰り出す。ずらりと並ぶ季節の味覚を前にして、素子は家族の好みを優先するうちに、自分の食べたい物が分からなくなっていたことに気づく。家族が素子の好物を知らないだろうことにも。そして自身も、亡き母の好物を知らなかったことを思い出し……(『ポタージュスープの海を越えて』)。
心にじんわり効く、6つの食べものがたり。
2020年の単行本の文庫版です。
4.『草原のサーカス』(2023/8/29発売)
新潮社
<あらすじ>
私たちは、なにを間違えたんだろう――。大手製薬会社の統計解析部に所属する姉の依千佳(いちか)は、会社の要請に応えるまま、主力商品の治験データ捏造に加担してしまう。
一方、依千佳の妹で、時代のブームを牽引する人気アクセサリー作家の仁胡瑠(にこる)は、マネージャー・貝原を運命のパートナーだと信じて執着するあまり、ある騒動を引き起こし……。
突然のバブルとその終焉、未知のウイルスの世界的蔓延。選びようのない出来事によって乱高下する世の中で、社会や組織の「正しさ」にすがっても、一度踏み外せば、容易く切り捨てられる。
正しさとは、善悪とは、何なのか。「間違えた人」の、その後も続く人生と傷ついた心への向き合い方を渾身の力で問う長編小説。
2021年の単行本の文庫版です。
5.『さいはての家』(2023/1/20発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
駆け落ち、逃亡、雲隠れ。
行き詰まった人々が、ひととき住み着く「家」を巡る連作短編集。家族を捨てて逃げてきた不倫カップル――「はねつき」
逃亡中のヒットマンと、事情を知らない元同級生――「ゆすらうめ」
新興宗教の元教祖だった老齢の婦人――「ひかり」
親の決めた結婚から逃げてきた女とその妹――「ままごと」
子育てに戸惑い、仕事を言い訳に家から逃げた男――「かざあな」
2020年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『なんどでも生まれる』(2024/5/22発売)
- 『花に埋もれる』(2023/3/17発売)
- 『かんむり』(2022/9/14発売)
- 『新しい星』(2021/11/24発売)
- 『川のほとりで羽化するぼくら』(2021/8/30発売)
■文庫本新刊
- 『川のほとりで羽化するぼくら』(2024/10/25発売)
- 『森があふれる』(2024/6/6発売)
- 『まだ温かい鍋を抱いておやすみ』(2023/10/12発売)
- 『草原のサーカス』(2023/8/29発売)
- 『さいはての家』(2023/1/20発売)
コンスタントに作品を発表している彩瀬まるさん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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