2015年、『流』で第153回直木賞を受賞した東山彰良(ひがしやま・あきら)さん。
そんな東山彰良さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
東山彰良の単行本新刊情報
1.『邪行のビビウ』(2024/7/22発売)
最新刊
中央公論新社
<あらすじ>
独裁者が治めるベラシア連邦のルガレ自治州で、独立を求め反乱軍が決起した。この自治州では古くから、死者を歩かせる呪術を操る邪行師の存在が知られている。陽が落ち、いったん矛を収めた反乱軍と政府軍が睨み合う中、チリーン、チリーン、という鈴の音とともに、「巫」の文字が灰色で染めぬかれた黒い長衣をまとった小さな影と死者の列が、両軍の間を通り過ぎようとしていた。政府軍の指揮官が呼びかける。
「どこへ行く、小僧?」。小さな影は神妙に答えた。「死者を彼らの村まで送りとどけます」。
これが、邪行師との因縁浅からぬバイ中尉と、赤い髪の邪行少女ビビウとの出会いだった――。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『わたしはわたしで』(2023/12/8発売)
短編集
書肆侃侃房
<あらすじ>
幸も不幸も薄紙をはがすように透けて見える、語り巧者の東山彰良が描く異色の6編。
3.『Turn! Turn! Turn!』(2022/10/25発売)
エッセイ
書肆侃侃房
<あらすじ>
小説と旅は似ている。物語を突き動かすのは葛藤だが、旅だってそうだ。私たちは、自分では処理もできなければ理解もできない衝動に突き動かされて最初の一文、もしくは最初の一歩を踏み出す。魂に抱えこんだ葛藤をどうにかなだめるために。
小説と旅がこれからの私を定義していく。今回はその手始めだ。(本文より)
4.『怪物』(2022/1/31発売)
新潮社
<あらすじ>
毛沢東治世下の中国に墜ちた、台湾空軍スパイ。彼は飢餓の大陸で“怪物”と邂逅する──。
直木賞受賞作『流』はこの長編に結実した!
5.『どの口が愛を語るんだ』(2021/3/17発売)
短編集
講談社
<あらすじ>
九州の温泉街、小さな街の団地、ニューヨーク、台北、東京ーー。残酷さとやさしさが隣り合わせるパッとしない世界それでも生きていくむきだしの人間たち。「猿を焼く」
さえない温泉街に引っ越してきた中三のぼく。無軌道な不良とよそ者の少年は、なぜ猿に火をつけたのか?「イッツ・プリティ・ニューヨーク」
クレイジーな同級生カメと、そのアバズレな姉。欲求に翻弄されるぼくと彼らの団地の日常。「恋は鳩のように」
同性婚が合法化された日、歓声に沸く群衆の中、アンディは詩人の恋人・地下室に電話をかける。「無垢と無情」
人間じゃなくなった「やつら」から身を潜めるように、おれは画面の中のミーティングルームを訪れた。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
東山彰良の文庫本新刊情報
1.『越境』(2023/10/20発売)
文庫最新刊、エッセイ
集英社
<あらすじ>
台湾と日本で過ごした子供時代、不良に憧れた青年時代。偏愛するテキーラや食べ物、ケータイを持たない理由。老いやイケメンに対して思うことから、米軍基地などアクチュアルな問題への意見まで、アイデンティティを巡る考察を中心に、直木賞作家が日々思うことを書き記すエッセイ集。
文庫化にあたり、読書体験や猫との暮らしを綴った日記、金原ひとみ氏との対談を追加収録した完全版。
2019年の単行本の文庫版です。
2.『小さな場所』(2023/1/4発売)
短編集
文藝春秋
<あらすじ>
台北の猥雑な街、紋身街。狡猾で強欲なだらしない大人たちに囲まれて、少年は世界の広さを知る。切なく心に沁み入る傑作連作短編集。
2019年の単行本の文庫版です。
3.『夜汐』(2021/10/21発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
やくざ者の蓮八は遊女に身を落とした幼なじみを助けるため、無宿人たちの賭場を急襲した。報復のために差し向けられたのは、謎に包まれた無敵の殺し屋・夜汐。
蓮八は身を隠すため、新選組隊士となるが……。
2018年の単行本の文庫版です。
4.『DEVIL’S DOOR』(2021/6/18発売)
集英社
<あらすじ>
ある日、二人のもとにシオリという女性シンガーの護衛依頼が舞い込む。シオリの歌はマニピュレイテッドに対する憎しみを掻き立てると噂になっており、そんな彼女をコンサートまで守ってほしいというのだ。
ユマとアグリは、女性マネージャーのルピタとともにシオリを襲撃から守り、マニピュレイテッド狩りと悪魔が関わる事件を捜査するなかで、驚きの事態に遭遇し…!?
2019年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『邪行のビビウ』(2024/7/22発売)
- 『わたしはわたしで』(2023/12/8発売)
- 『Turn! Turn! Turn!』(2022/10/25発売)
- 『怪物』(2022/1/31発売)
- 『どの口が愛を語るんだ』(2021/3/17発売)
■文庫本新刊
- 『越境』(2023/10/20発売)
- 『小さな場所』(2023/1/4発売)
- 『夜汐』(2021/10/21発売)
- 『DEVIL’S DOOR』(2021/6/18発売)
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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