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1999年 、『人狼城の恐怖』で本格ミステリ・ベスト10で1位を獲得した二階堂黎人(にかいどう・れいと)さん。本格ミステリの作家として活躍しています。
そんな二階堂黎人さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
二階堂黎人の単行本新刊情報
1.『呪縛伝説殺人事件』(2022/8/30発売)
最新刊
南雲堂
<あらすじ>
栃木県の片田舎に小さな村があった。その村には〈アヤの祟り〉という言い伝えがあり、アヤという名の女性が村に入ると災いが起こるというものだった。現在村は〈梅屋敷〉と〈藤屋敷〉の二つの家を中心に動いていた。東京から家に戻ってきた〈梅屋敷〉の跡取り和壱が、密室内で拳銃自殺をした……。
村にアヤという器量良しの女がいた。夫と仲睦まじく暮らしていたが村長に目をつけられ夫は大雨の夜に川に流され亡くなった。その後村では子供が神隠しにあって殺害される事件が続いた。村人はアヤを疑い石を投げて殺し、簀巻きにして池に投げ込んだ。池はアヤの血で真っ赤に染まった。
池は〈アヤの池〉と呼ばれるようになった。村に災いが起こる時、池は赤く染まるようになったという。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『僕らが愛した手塚治虫 推進篇』(2018/11/28発売)
エッセイ
南雲堂
<あらすじ>
講談社〈手塚治虫漫画全集〉創刊や長篇アニメ『100万年地球の旅 バンダーブック』の制作など非常に活動的だった70年代後半の手塚治虫の足跡をまとめる。手塚マンガ愛好家であり、手塚治虫ファンクラブの会長もつとめたミステリー作家の二階堂黎人が、自身のマンガ受容史を手塚治虫のマンガ家活動の様々と重ねる形で話をまとめる。
1977年から78年の手塚治虫の活動を主に扱い、手塚治虫が『ブラック・ジャック』や『三つ目がとおる』でヒットを飛ばし、手塚プロがふたたびアニメーションの制作をスタートする、非常に活動的な時期をまとめる。
3.『巨大幽霊マンモス事件』(2017/9/7発売)
講談社
<あらすじ>
ロシア革命から数年経ったシベリア奥地。逃亡貴族たちが身を隠す<死の谷>と呼ばれた辺境へ秘密裏に物資を運ぶ<商隊>と呼ばれる一団がいた。その命知らずな彼らさえも、恐怖に陥る事件が発生! 未知なる殺人鬼の執拗な追跡、連続する密室殺人、<死の谷>に甦った巨大マンモス……。
常識を超えた不可解な未解決事件を名探偵・二階堂蘭子が鮮やかに解き明かす!
評論「二階堂蘭子シリーズの四半世紀」(飯城勇三)を特別収録!
人気の「二階堂蘭子シリーズ」の最新刊です。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
二階堂黎人の文庫本新刊情報
1.『巨大幽霊マンモス事件』(2022/8/10発売)
文庫最新刊
講談社
<あらすじ>
ロシア革命から数年経ったシベリア奥地。逃亡貴族たちが身を隠す<死の谷>と呼ばれた辺境へ秘密裏に物資を運ぶ<商隊>と呼ばれる一団がいた。その命知らずな彼らさえも、恐怖に陥る事件が発生! 未知なる殺人鬼の執拗な追跡、連続する密室殺人、<死の谷>に甦った巨大マンモス……。
常識を超えた不可解な未解決事件を名探偵・二階堂蘭子が鮮やかに解き明かす!
2017年の単行本の文庫版です。
2.『増加博士の事件簿』(2018/8/10発売)
掌編集
講談社
<あらすじ>
関係者の眼前に展開する血腥い不可能犯罪に、巨漢の名探偵・増加博士が挑む、本格ミステリのショートショート集。ダイイング・メッセージやアリバイ・トリック、密室トリックなど王道の謎から、「人工衛星の殺人」や「物質転送機」といった不条理設定の事件まで、稀代のトリックメーカーによる27の掌編を収録。
2012年の単行本の文庫版です。
3.『僕らが愛した手塚治虫 3』(2017/11/7発売)
エッセイ
小学館
<あらすじ>
手塚漫画への愛と造詣を綴ったミステリ作家の長編エッセイシリーズ。少年期からの手塚体験を、最近の研究成果も交え編年ごとに描く文庫化第三弾!今回は、『ブラック・ジャック』『三つ目がとおる』で不死鳥のように少年漫画誌に復活し、『ブッダ』『奇子』など青年向け作品でも脚光を浴びる時期を活写。
当初は連載数回で終了するはずだった『ブラック・ジャック』、連載時と単行本で結末がまったく異なる『奇子』など興味深いエピソードが満載です。
カラー口絵とともに、描き替えられた貴重な全集未収録場面を文中に惜しげもなく掲載した、漫画ファン感涙の一冊です。
2006年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『呪縛伝説殺人事件』(2022/8/30発売)
- 『僕らが愛した手塚治虫 推進篇』(2018/11/28発売)
- 『巨大幽霊マンモス事件』(2017/9/7発売)
■文庫本新刊
- 『巨大幽霊マンモス事件』(2022/8/10発売)
- 『増加博士の事件簿』(2018/8/10発売)
- 『僕らが愛した手塚治虫 3』(2017/11/7発売)
近年は刊行ペースがスローになっている二階堂黎人さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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