1983年、「虹のカマクーラ」ですばる文学賞を受賞して小説家としてデビューした平石貴樹(ひらいし・たかき)さん。
そんな平石貴樹さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
平石貴樹の単行本新刊情報
1.『室蘭地球岬のフィナーレ』(2024/6/26発売)
最新刊
光文社
<あらすじ>
ジャン・ピエール青年の鮮やかな謎解きが楽しめるのもこれが最後!
函館物語シリーズ本当のフィナーレ。函館にあるワイナリーの社長宅から火事が出た。社長は死亡したが、一緒にいた息子は大やけどを負いながらも一命をとりとめた。現場の状況から放火の疑いが濃厚となる。
コーヒサーバーと死亡した社長の体内から検出された睡眠薬は一般的なもので、即座に犯人とは結びつかない。
瀕死の重傷を負った息子は、火事のショックから記憶喪失になっていて、何かを聞き出せる状態ではなかった…。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『葛登志岬の雁よ、雁たちよ』(2021/7/27発売)
光文社
<あらすじ>
函館近郊で、ある家の主婦が殺された。捜査に来た舟見は、ジャン・ピエール青年と再会する。少し前に、近くで白骨死体が出ており、フランス人関係者の通訳として白羽の矢が立ったらしい。彼の推理力を再び頼りにできるのではないかという期待が胸をよぎる。しかし、犯人に繋がる糸口が見てこない。
そして起こったもう一つの殺人。第一の殺人と同じ、額に十字の傷があるという――。
3.『立待岬の鴎が見ていた』(2020/7/17発売)
光文社
<あらすじ>
5年前に函館で起きた連続殺人・傷害致死事件。美貌の作家として注目され始めた柚木しおりは、その一連の事件の関係者だった。彼女の作品を読んだことをきっかけに、舟見警部補は以前事件を解決に導いた青年、ジャン・ピエールに、再び捜査協力を依頼。関連があるのかどうかも分からなかった3つの事件について、当時の記録を辿り始める。
積み重ねられた事実と痕跡で、見えてくる事件の真相とは!
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『潮首岬に郭公の鳴く』(2019/10/22発売)
光文社
<あらすじ>
函館で有名な岩倉家の美人三姉妹の三女が行方不明になった。海岸で見つかった遺留品の中には、血糊のついた鷹のブロンズ像。凶器と思われたこの置き物は、姉妹の家にあったものだった。祖父は何かを思い出したかのように、芭蕉の短冊額を全部持って来させると、自らは二月ほど前に受け取った脅迫文を取り出した。
三女の遺体が見つかっても、犯人の手掛かりは得られないまま、事件は新たな展開をみせる――。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
平石貴樹の文庫本新刊情報
1.『立待岬の鴎が見ていた』(2023/7/12発売)
文庫最新刊
光文社
<あらすじ>
連続した三つの未解決事件。共通する関係者と見えない繋がり。「これが当時の状況や人間関係から導きだされる、もっとも合理的な解釈ではないかとぼくは考えました」
捜査の記憶をたぐり、辿り着いた真相とは!?
2020年刊行の単行本の文庫版です。
2.『スノーバウンド@札幌連続殺人』(2023/2/14発売)
光文社
<あらすじ>
札幌の街中でナンパされ、誘拐された久美子の「目の前」で、誘拐犯である浩平が殺された。その犯人も見つからないうちに、久美子の父親が殺されるという第二の事件が起きてしまう。旅行に来て、事件に関わった弁護士・山崎千鶴は、当事者たちに話を聞いていくのだが――。
関係者たちが自身の言葉で事件をノートに記す、という形で進む、驚愕の本格ミステリ!
2006年刊行の単行本の文庫版です。
3.『潮首岬に郭公の鳴く』(2022/10/12発売)
光文社
<あらすじ>
函館で有名な岩倉家の美人三姉妹。その三女が行方不明になった。海岸で見つかった遺留品のそばに落ちていたのは、血糊のついた鷹のブロンズ像。凶器と思われたこの置き物は、姉妹の家に飾られていた物だったのだが・・・・・・。
手がかりが得られないまま事件は新たな展開を見せ、捜査は更に行き詰まってしまう。驚愕の結末を迎える、本格ミステリの傑作!
2019年刊行の単行本の文庫版です。
4.『サロメの夢は血の夢』(2020/7/8発売)
光文社
<あらすじ>
運転手が迎えに行ったら、社長は首だけになっていた。壁に留められていたのは、呼応するかのような、ビアズリーの「サロメ」の絵。遺された家族の思いは複雑に絡み合う。
『潮首岬に郭公の鳴く』で話題の作者が贈る「内的独白」ミステリー!
2002年刊行の単行本の文庫版です。
5.『松谷警部と向島の血』(2016/9/25発売)
東京創元社
<あらすじ>
これが現職最後の担当事件か??松谷警部が駆けつけた現場は両国国技館から歩いて行ける距離にあった。被害者の十両力士は胸部を刺されており、傍らに「コノ者、相撲道ニ悖ル」と印刷された紙片が。捜査が進むなか先輩格の力士が相次いで殺害され、同じメッセージが残っていた。狭い社会の出来事で関係者も限られるが、三件全部にアリバイのない者はおらず、動機やメッセージの真意も定かではない。
迫る定年の日。苦心惨憺の末、白石巡査部長が真相に至ったのは、実に松谷警部の退職二日前だった!
特別ゲストが警部の退職に花を添えるシリーズ完結編。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『室蘭地球岬のフィナーレ』(2024/6/26発売)
- 『葛登志岬の雁よ、雁たちよ』(2021/7/27発売)
- 『立待岬の鴎が見ていた』(2020/7/17発売)
- 『潮首岬に郭公の鳴く』(2019/10/22発売)
■文庫本新刊
- 『立待岬の鴎が見ていた』(2023/7/12発売)
- 『スノーバウンド@札幌連続殺人』(2023/2/14発売)
- 『潮首岬に郭公の鳴く』(2022/10/12発売)
- 『サロメの夢は血の夢』(2020/7/8発売)
- 『松谷警部と向島の血』(2016/9/25発売)
以上になります。定期的に作品を発表している平石貴樹さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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