シリーズ作品の読む順番

小野不由美「十二国記シリーズ」のおすすめの読む順番

小野不由美「十二国記シリーズ」のおすすめの読む順番

2019年に新作が18年ぶりに刊行された、小野不由美さんの「十二国記シリーズ」。

大きな話題となりましたが、初めて読む方もいるかと思います。そこで、十二国記シリーズの「読む順番」をまとめました!

ストーリーの流れを追うための読む順番

公式が発表しているエピソード番号に沿って読むと良いでしょう。

エピソード番号は本の帯に記載してあり、Amazon等の通販サイトはタイトル横に番号が書かれています。

ただし『魔性の子』を読むタイミングは議論が分かれるところで、当初シリーズ外でしたが前日譚的な位置づけとなりました。

エピソード0ではありますが、ホラーテイストな作風となっています。最初に読むよりも、世界観を把握してから読むと良いでしょう。

おすすめの位置は公式発表順ですが、早めに前日譚を読みたい場合はエピソード1の『月の影 影の海』の後でも良いです。

1.『月の影 影の海』(1992年)

<あらすじ>
「お捜し申し上げました」──女子高生の陽子の許に、ケイキと名乗る男が現れ、跪く。

そして海を潜り抜け、地図にない異界へと連れ去った。男とはぐれ一人彷徨(さまよ)う陽子は、出会う者に裏切られ、異形(いぎょう)の獣には襲われる。

なぜ異邦(ここ)へ来たのか、戦わねばならないのか。怒濤(どとう)のごとく押し寄せる苦難を前に、故国へ帰還を誓う少女の「生」への執着が迸(ほとばし)る。

シリーズ本編となる衝撃の第一作。

2.『風の海 迷宮の岸』(1993年)

<あらすじ>
幼(いとけな)き麒麟に迫り来る決断の時──神獣である麒麟が王を選び玉座に据える十二国。

その一つ戴国(たいこく)麒麟の泰麒(たいき)は、天地を揺るがす〈蝕(しょく)〉で蓬莱(ほうらい)に流され、人の子として育った。

十年の時を経て故国(くに)へと戻されるも、役割を理解できぬ麒麟の葛藤が始まる。我こそはと名乗りを挙げる者たちを前に、この国の命運を担うべき「王」を選ぶことはできるのだろうか。

3.『東の海神 西の滄海』(1994年)

<あらすじ>
国が欲しいか。ならば一国をやる。

延王(えんおう)尚隆(しょうりゅう)と延麒(えんき)六太(ろくた)が誓約を交わし、雁国に新王が即位して二十年。先王の圧政で荒廃した国は平穏を取り戻しつつある。

そんな折、尚隆の政策に異を唱える者が、六太を拉致し謀反を起こす。望みは国家の平和か玉座の簒奪(さんだつ)か──二人の男の理想は、はたしてどちらが民を安寧(やすらぎ)に導くのか。

そして、血の穢(けが)れを忌み嫌う麒麟を巻き込んだ争乱の行方は。

4.『風の万里 黎明の空』(1994年)

<あらすじ>
人は、自分の悲しみのために涙する。

陽子は、慶国の玉座に就きながらも役割を果たせず、女王ゆえ信頼を得られぬ己に苦悩していた。祥瓊(しょうけい)は、芳国(ほうこく)国王である父が簒奪者(さんだつしゃ)に殺され、平穏な暮らしを失くし哭(な)いていた。そして鈴は、蓬莱(ほうらい)から辿り着いた才国(さいこく)で、苦行を強いられ泣いていた。

それぞれの苦難(くるしみ)を負う少女たちは、葛藤と嫉妬と羨望を抱きながらも幸福(しあわせ)を信じて歩き出すのだが──。

5.『丕緒の鳥』(2013年)

短編集

<あらすじ>
「絶望」から「希望」を信じた男がいた。慶国に新王が登極した。

即位の礼で行われる「たいしや大射」とは、鳥に見立てた陶製の的を射る儀式。陶工である丕緒(ひしょ)は、国の理想を表す任の重さに苦慮する。

希望を託した「鳥」は、果たして大空に羽ばたくのだろうか──表題作「丕緒の鳥」ほか、己の役割を全うすべく、走り煩悶する、名も無き男たちの清廉なる生き様を描く短編4編を収録。

6.『図南の翼』(1996年)

<あらすじ>
この国の王になるのは、あたし!

恭国(きようこく)は先王が斃(たお)れて27年、王不在のまま治安は乱れ、妖魔までも徘徊(はいかい)していた。首都連檣(れんしよう)に住む少女珠晶(しゆしよう)は豪商の父のもと、なに不自由ない暮らしと教育を与えられ、闊達な娘に育つ。

だが、混迷深まる国を憂えた珠晶はついに決断する。「大人が行かないのなら、あたしが蓬山(ほうざん)を目指す」と──12歳の少女は、神獣麒麟(きりん)によって、王として選ばれるのか。

7.『華胥の幽夢』(2001年)

短編集

<あらすじ>
王は夢を叶えてくれると信じた。だが。 才国(さいこく)の宝重である華胥華朶(かしょかだ)を枕辺に眠れば、理想の国を夢に見せてくれるという。

しかし、采麟(さいりん)が病に伏すいま、麒麟が斃(たお)れることは国の終焉を意味する国の命運は──「華胥」。雪深い戴国(たいこく)の王が、麒麟の泰麒(たいき)を旅立たせ、見せた世界は──「冬栄」。

そして、景王(けいおう)陽子(ようこ)が親友楽俊(らくしゅん)への手紙に認(したた)めた希(ねが)いとは──「書簡」。王たちの理想と葛藤を描く全5編。

0.『魔性の子』(1991年)

<あらすじ>
どこにも、僕のいる場所はない──教育実習のため母校に戻った広瀬は、高里という生徒が気に掛かる。

周囲に馴染まぬ姿が過ぎし日の自分に重なった。彼を虐(いじ)めた者が不慮の事故に遭うため、「高里は祟(たた)る」と恐れられていたが、彼を取り巻く謎は、“神隠し”を体験したことに関わっているのか。

広瀬が庇おうとするなか、更なる惨劇が……。心に潜む暗部が繙(ひもと)かれる、「十二国記」戦慄の序章。

8.『黄昏の岸 暁の天』(2001年)

<あらすじ>
王と麒麟が還らぬ国。その命運は!?

驍宗(ぎようそう)が玉座に就いて半年、戴国(たいこく)は疾風の勢いで再興に向かった。しかし、文州(ぶんしゆう)の反乱鎮圧に赴(おもむ)いたまま王は戻らず。ようやく届いた悲報に衝撃を受けた泰麒(たいき)もまた忽然(こつぜん)と姿を消した。

王と麒麟を失い荒廃する国を案じる女将軍は、援護を求めて慶国を訪れるのだが、王が国境を越えれば天の摂理に触れる世界──景王陽子が希望に導くことはできるのか。

9.『白銀の墟 玄の月』(2019年)

<あらすじ>
戴国に麒麟が還る。王は何処へ―乍驍宗が登極から半年で消息を絶ち、泰麒も姿を消した。王不在から六年の歳月、人々は極寒と貧しさを凌ぎ生きた。

案じる将軍李斎は慶国景王、雁国延王の助力を得て、泰麒を連れ戻すことが叶う。今、故国に戻った麒麟は無垢に願う、「王は、御無事」と。―白雉は落ちていない。

一縷の望みを携え、無窮の旅が始まる!

以上、エピソード順の読む順番でした。

続いて、スピンオフ等は除いた本編のみの読む順番を紹介します。



本編のみを楽しむための読む順番

スピンオフ等を除き、純粋に本編のみを読む順番になります。

個人的にはやはり全体を把握するためにも、既刊分をエピソード順にすべて読むことをおすすめしたいです。飛ばして読むことで、どうしても足りない情報が出てきますしね。

アニメ版「十二国記」を見るなら

1.月の影 影の海
2.風の海 迷宮の岸
3.東の海神 西の滄海
4.風の万里 黎明の空
↓ここからアニメ版

アニメ版は原作とストーリーが変わっていますが、上記の順に小説を読んでからアニメ版を見ると、比較的すんなり入っていけるでしょう。

アニメを見ることでキャラクター顔や声が、小説を読むときにも再現されて楽しめます。逆に、自分なりのイメージがあるという方は、小説版のみ読むようにすればよいと思います。

dアニメストア for Prime Video(※無料体験対象作品)で配信されています



まとめ

それでは、おさらいしましょう。

個人的にはやはり全編をエピソード順に読んでいただきたいですが、人それぞれ時間も限られていますので、本編のみでも楽しんでいただけると嬉しいです!

なお、ダ・ヴィンチ2019年11月号では「十二国記特集」を実施。こちらをガイドにすることで、より深く十二国記の世界を楽しめるでしょう。

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