2004年に「蛇にピアス」で芥川賞を受賞した金原ひとみ(かねはら・ひとみ)さん。
そんな金原ひとみさんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
金原ひとみの単行本新刊情報
1.『fishy』(2020/9/7発売)
最新刊
朝日新聞出版
<あらすじ>
作家志望のライター美玖、共働きで女性誌の編集をつづける弓子、インテリアデザイナーのユリ。都内きってのナンパ街となった銀座のコリドーで、三人は互いのプライベートに踏み込まない距離感を保ちながら、この場かぎりの「ともだち」として付き合いつづけている。
気ままな飲みともだちに見えるが、彼女たちが抱える虚無は、仕事でもプライベートでも、それぞれに深い。結婚したばかりの男に思いを寄せ、不倫によって日常が一変する美玖。サレ妻となった弓子は、夫の監視に疲弊しながら仕事と家庭と自尊心を守ることに必死だ。
ユリの生活はリア充に映るが、まったく不透明で真実を見通すことができない。彼女たちは、どこへ向かうのか―。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『パリの砂漠、東京の蜃気楼』(2020/4/23発売)
エッセイ
ホーム社
<あらすじ>
一歳と四歳の娘と始めたパリでの母子生活。近づく死の影から逃れるための突然の帰国。夫との断絶の中、フェスと仕事に追われる東京の混迷する日々……。
生きることの孤独と苦悩を綴った著者初のエッセイ集。
3.『アタラクシア』(2019/5/24発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
擦り切れた愛。暴力の気配。果てのない仕事。そして、新たな恋。ままならない結婚生活に救いを求めてもがく男と女―。芥川賞から15年。危険で圧倒的な金原ひとみの最新長編。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
金原ひとみの文庫本新刊情報
1.『クラウドガール』(2020/2/7発売)
文庫最新刊
朝日新聞出版
<あらすじ>
妹にしか分かりえない、濃密な共感と狂おしいほどの反感――。刹那にリアルを感じる美しい妹・杏と、規律正しく行動する聡明で堅実な姉の理有。二人が「共有」する家族をめぐる「秘密」とは。
スピード感と才気あふれる筆致がもたらす衝撃のラスト!
2017年の単行本の文庫版です。
2.『軽薄』(2018/8/29発売)
新潮社
<あらすじ>
18歳の頃、カナは元恋人に刺されるも一命を取り留めた。29歳の今、仕事も夫と幼い息子との家庭も充実しているが、空虚な傷跡は残ったままだ。その頃、米国から姉一家が帰国しカナは甥の弘斗と再会。19歳になった彼に激しい愛情を寄せられ、一線を越えてしまう。カナに妄執する弘斗は危うげで、そしてある過去を隠していた──。
二人を繋いでしまった、それぞれの罪と罰。喪失と再生の純愛小説。
2016年の単行本の文庫版です。
3.『持たざる者』(2018/5/18発売)
集英社
<あらすじ>
一瞬の出来事で、日常生活が思いがけない方向に進んでいく──。東日本大震災を境に変わってしまった四人の男女、それぞれの思いが絡まり合いながら、鮮やかに描かれる人生の葛藤
2015年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『fishy』
(2020/9/7発売) - 『パリの砂漠、東京の蜃気楼』
(2020/4/23発売) - 『アタラクシア』
(2019/5/24発売)
コンスタントに作品を発表している金原ひとみさん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
Kindle Unlimitedで限界を超えた読書体験を
「Kindle Unlimited」は、月額980円で12万冊以上が読み放題となるAmazonの電子書籍サービスです。
専用端末は必要なく、無料アプリでPC、スマホ、タブレットで手軽に読めちゃいます。専用端末なしで読めるというのは良いですね。これが大きなメリットです。
1~2冊読めば元が取れますので、ふだんそのくらいの量の本を読んでいる方や、ついつい書籍代が高くなってしまうという方にオススメできるサービスです。
最初の1ヶ月は無料体験できますので、合わなければ退会しても問題ありません。
Kindle Unlimitedで新たな読書体験を!