2006年に『碭山の梨』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞してデビューした仁木英之(にき・ひでゆき)さん。
そんな仁木英之さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
仁木英之の単行本新刊情報
1.『我、過てり』(2020/12/15発売)
最新刊
角川春樹事務所
<あらすじ>
強大な敵を前に、一度は勝利を掴んだはずの彼らは何を過ったのか―。しかし同時にそれは、しくじりから教訓を得た彼らの再起への道程でもあった。
戦国を照らす光と闇は、現代を生きる我々にも通じる教科書だ。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『マギオ・ムジーク』(2020/7/12発売)
フレーベル館
<あらすじ>
父の転職のため、家族とシンガポールに向かう翔馬。突然、飛行機が姿を変え、たどりついたのはムジーク(=音楽)が、大きなマギオ(=魔法)の力を持つ異世界ガル・パ・コーサだった…
「僕僕先生」の著者仁木英之が、満を持して子どもたちのために書き下ろしたファンタジー!
3.『ていん島の記』(2019/4/25発売)
講談社
<あらすじ>
聖山アマンディをいだき、遙か上空、雲の海に浮かぶ島“ていん”。民は山と川と空の三つの部族に分かれ、互いの領分を守って暮らしていたが、天が荒れて作物は育たず、獣の数も激減。長きにわたる凶作と飢えの末、部族間のいがみ合いは深刻化していた。「ウカミダマを求める者は変を呼ぶ」占い師から忠告されるも、仲間を飢餓から救うため、封じられし狼神の力を望んだ山人のムウマ。
山と川の会合が行われた日、彼は、川人のライラとともに、狩りに失敗して川の村の聖地に墜落する一人の空人の姿を目撃し―。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
仁木英之の文庫本新刊情報
1.『我、過てり』(2023/5/15発売)
文庫最新刊、短編集
角川春樹事務所
<あらすじ>
武田信玄を三度退けた男、村上義清。豊臣秀吉にも怖れを見せなかった東北の雄、伊達政宗。狒々退治で勇名を轟かせ、講談にもなった伝説的豪傑、岩見重太郎(薄田兼相)。
鎮西一と称された英雄、立花宗茂。強大な敵を前に、一度は勝利を摑んだはずの戦国武将たち。だが彼らは何かを過り、敗北した。その理由は、何だったのか。しかしそれは、しくじりから教訓を得た彼らの再起への道程でもあった!
戦国武将の苛烈な生きざまが胸に迫る、傑作短編集。
2.『モノノ怪 執』(2022/6/10発売)
短編集
KADOKAWA
<あらすじ>
15年経った今でもノイタミナ全70作中第1位(※「あなたが選ぶ思い出の3作品」2005年―2009年制作部門1位)という人気を誇る和製ホラーアニメ作品『モノノ怪』。その作品世界を踏襲したスピンオフ小説を「僕僕先生」「黄泉坂案内人」 シリーズで人気の仁木英之が書下ろす。猪苗代湖畔の天守に夜になると現れる姫、深川の長屋住まいのつくり花師を取り込んだ妖狐、古戦場に現れる獰猛な妖怪、本郷前田藩の屋敷近くに出る顔をはぐ怪物など、モノノ怪あるところに現れる妖しき薬売り。
「形」「真」「理」の3つが揃うとき、薬売りの持つ”退魔の剣”の封印が解かれ、モノノ怪を斬る! 斬新な世界観で多くのファンを魅了した和製ホラーアニメ『モノノ怪』に登場する謎多き薬売りのスピンオフ小説、全6話。
帯推薦文は、中村健治監督!
3.『奏弾室』(2022/4/13発売)
徳間書店
<あらすじ>
「僕僕先生」シリーズなどの中華幻想小説から歴史小説など、様々なジャンルで活躍する著者が、音楽をテーマに描く優しい物語。
2018年の単行本の文庫版です。
4.『君に勧む杯 文豪とアルケミスト ノベライズ』(2022/1/28発売)
新潮社
<あらすじ>
さよならだけが、人生だ。本の中の世界を破壊する侵蝕者との戦いのため転生した井伏鱒二。原因不明の不調に悩まされる彼は、侵蝕された自著『かるさん屋敷』への潜書に向かうが、物語は井伏の心の傷を抉る世界に変容していた。その中で井伏は、作家として大成することのなかった親友の想いがこの事態を引き起こしたのではないかという悲しい疑念を抱くが……「文豪とアルケミスト」公式ノベライズ第三弾。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『我、過てり』(2020/12/15発売)
- 『マギオ・ムジーク』(2020/7/12発売)
- 『ていん島の記』(2019/4/25発売)
■文庫本新刊
- 『我、過てり』(2023/5/15発売)
- 『モノノ怪 執』(2022/6/10発売)
- 『奏弾室』(2022/4/13発売)
- 『君に勧む杯 文豪とアルケミスト ノベライズ』(2022/1/28発売)
コンスタントに作品を発表している仁木英之さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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