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『廃墟に乞う』で第142回直木賞(2010年)を受賞した佐々木譲(ささき・じょう)さん。北海道警察を舞台にしたシリーズなど、硬派な作風で知られます。
そんな佐々木譲さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
佐々木譲の単行本新刊情報
1.『秋葉断層』(2024/11/25発売)
最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
1997年10月、神田明神下の路地で起こった轢き逃げ事案。被害者は秋葉原【アキバ】に根を下ろす一族経営の電器店の常務だった。未解決のままだったこの事案に、2024年11月、〈殺し〉の可能性が浮上する。警視庁捜査一課特命捜査対策室の刑事・水戸部と、地元・万世橋署の“やる気のない年上部下”柿本のバディは、電気街の歴史を搔き分け真実を摑めるのか!?
主演・松重豊でドラマ化も果たした〈特命捜査対策室〉シリーズ、待望の最新刊!
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『左太夫伝』(2024/8/16発売)
毎日新聞出版
<あらすじ>
夷地を調査し、万延元年遣米使節団としてアメリカに渡った仙台藩⼠・玉虫左太夫の⽣涯を描く歴史長編。明治政府とは違う民主国家を夢見、奥羽列藩同盟成立に奔走しながら悲劇的な死を遂げた人物の⽣涯を描く。
「サンデー毎⽇」連載「北天の孤星」を加筆して書籍化。
3.『時を追う者』(2023/5/24発売)
光文社
<あらすじ>
「もし過去に戻って開戦を阻止できるとしたら、どうする?」1949年、終戦から4年が経った東京。陸軍中野学校出身でかつて破壊工作員だった藤堂直樹は、歴史学者の守屋淳一と物理学者の和久田元から過去に時間を遡る手段を発見したと聞かされる。さらに二人は直樹に思いがけない依頼をしてきた――「過去に戻って、戦争を始めた者たちを排除して欲しい」。目指すは満州事変の阻止。
未来は、それで本当に変わるのか? 2人の男女を仲間にした直樹の、時を遡る決死行が始まる!
圧倒的なサスペンス! 歴史・冒険小説の雄がたどり着いた新たな境地!
4.『樹林の罠』(2022/12/15発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
轢き逃げの通報を受け、臨場した北海道警察本部大通署機動捜査隊の津久井卓は、
事故ではなく事件の可能性があることを現場で知る。それは被害者が拉致・暴行された後に撥ねられた可能性が高いからだった。その頃、生活安全課少年係の小島百合は、駅前交番で保護された、九歳の女の子を引き取りに向かう。その子は、旭川の先の町から札幌駅まで父親に会いたいと出てきたようだった。
一方、脳梗塞で倒れた父を引き取るために百合と別れた佐伯宏一は、仕事と介護の両立に戸惑っていた。そんな佐伯に弁護士事務所荒らしの事案が舞い込む……。
ひとつの交通事故を契機に、警察官としての矜持、そして遊軍の刑事の意地が、隠された犯罪を炙り出していく――。
コロナ禍に見舞われながらも懸命に生きる人々を鮮やかに描く、心に残る傑作警察小説!
大ベストセラー道警シリーズ、最新作。
5.『闇の聖域』(2022/11/2発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
満洲に渡った警察官は猟奇殺人を追い、運命に抗う画家は最後の恋に生きる。警視庁を退職して満洲・大連警察署特務巡査となった河村修平は、初勤務早々、殺人事件の捜査に携わる。被害者男性の首には頸動脈を狙ったような傷があり、修平は東京で起こった殺人事件との類似に気づく。
一方、新進画家の中村小夜は街で偶然出会った青年ルカへの想いを深めてゆくが、彼には一族にまつわる秘密があった。やがて小夜は警察が事件の容疑者としてルカを追っていることを知る。
ただならぬ予感に満ちた圧巻のサスペンス×ロマンス長篇。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
佐々木譲の文庫本新刊情報
1.『降るがいい』(2024/4/8発売)
文庫最新刊、短編集
河出書房新書
<あらすじ>
都会の片隅で生きる人々の埋もれた「真実」が明かされるとき、過去の重みが忍び寄る。佐々木譲が贈る珠玉のサスペンス、13篇。
2020年刊行作品の文庫版です。
2.『帝国の弔砲』(2023/12/6発売)
文藝春秋
<あらすじ>
舞台は日露戦争で日本が敗戦した世界。日系移民2世の登志矢は、革命の嵐に巻き込まれ数奇な運命に翻弄されていく。
2021年刊行作品の文庫版です。
3.『ユニット』(2023/11/24発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
17歳の少年に、最愛の妻子を殺害された真鍋。警察官である夫の暴力に耐えきれず、幼い息子を連れて家を飛び出した祐子。ある偶然から同じ職場で働くことになった2人は、互いに傷を隠しつつも少しずつ交流を重ねていく。しかしある日、真鍋は事件の犯人である少年が出所したことを知る。わずか7年という年月での出所に複雑な思いを抱く真鍋は、次第に犯人への憎悪を募らせていく。一方、祐子にも夫の執拗な魔の手が迫っていた――。
少年犯罪と家族のあり方を克明に描き出す、著者渾身の傑作サスペンス。
2003年刊行作品の文庫版です。
4.『図書館の子』(2023/5/10発売)
短編集
光文社
<あらすじ>
猛吹雪の夜、図書館に少年がひとり取り残された。暖房機が壊れ、極寒の館内。突然現れた謎の男は少年を救い、やがて大切なことを伝え始めた――。(表題作)一九三一年の満洲。大連のダンスホールで働く千春は、内地からの旅行者らしき青年に恋をする。彼には、胸に秘めた危険な計画があるようなのだが……。(「傷心列車」)
時を旅する者たちの数奇な運命を描く全六編。
2020年刊行作品の文庫版です。
5.『北辰群盗録』(2022/10/12発売)
光文社
<あらすじ>
戊辰戦争終結から五年。開拓が進む北海道各地で共和国騎兵隊を名乗る盗賊が跋扈し始める。頭領の兵頭俊作は榎本武楊の下、新政府軍と戦った士官。彼の戦いは終わっていなかったのだ。討伐隊に送り込まれたのは元幕臣の矢島従太郎だった。兵頭と矢島は五稜郭で理想郷「共和国」を夢見てともに戦った同志。敵として相対することになった二人を待つ壮絶な運命とは?
『武揚伝』に連なる長編歴史活劇!
1996年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
■文庫本新刊
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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