2010年「ほかならぬ人へ」で第142回直木賞を受賞した白石一文さん。
そんな白石一文さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
白石一文の単行本新刊情報
1.『道』(2022/6/28発売)
最新刊
小学館
<あらすじ>
一枚の絵が、世の中の仕組みを大きく覆す。男は、どん詰まりの場所にいた。二年半前の大学生だった娘の交通事故死。そこから精神の変調を来たし、二度の自殺未遂の隘路から抜け出せない妻。あれを試すしかないのか‐‐。
かつて、高校受験に失敗した直後、失意のうちに目にした「道」というタイトルの一枚の絵。そして、そのあとに訪れた名状しがたい不思議な出来事。
40年ぶりにその絵を目にした男は、気が付けば、交通事故が愛娘に起こる直前の三軒茶屋の交差点にいた。
構想10年。満を持して放つ、アンストッパブル巨編。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『てがでかこちゃん』(2021/8/16発売)
絵本
岩崎書店
<あらすじ>
保育園で手がでかいのはでかこちゃんだけ。でも、手がでかくて良かったことたくさんあるよ!
「みんなとちがってあたりまえ」を元気に描く、直木賞作家・白石一文の意欲作。
谷川千佳さんの絵による絵本作品です。
3.『我が産声を聞きに』(2021/7/7発売)
講談社
<あらすじ>
新型コロナウイルスが世界を覆っている2020年9月、名香子が夫の良治から頼まれていっしょに向かった先は、都立がんセンターだった。そこで肺がんの診断を受けた良治は、一方的に家を出て好きな人と暮らしながら治療をすると名香子に告げる。
呆然とする名香子だったが、事態は次々と思いもかけぬ方向へと進んでいくのだった。
続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
白石一文の文庫本新刊情報
1.『プラスチックの祈り』(2022/2/7発売)
文庫最新刊
朝日新聞出版
<あらすじ>
少しずつ記憶と食い違う現実、そしてある日私のかかとはプラスチックになった──。妻の「死」以来、作家・姫野伸昌の肉体はプラスチック化と脱落を繰り返す。
読者を挑発する先の読めない展開、圧巻のノンストップ問題作1400枚超!!
2019年の単行本の文庫版です。
2.『草にすわる』(2021/1/4発売)
短編集
文藝春秋
<あらすじ>
「五年間はなにもすまい」。大企業を辞めた洪治は無為な日々を過ごしているが、ある日付き合っていた彼女から昔の不幸な出来事を聞かされる。絶望に追われた二人の間には睡眠薬の山があった――(表題作)。なぜ人間は生まれ、どこに行くのか。
一度倒れた人間が一歩を踏みだす瞬間に触れる美しい短編「草にすわる」「花束」「砂の城」「大切な人へ」「七月の真っ青な空に」を収録。
2003年の単行本の文庫版です。
3.『一億円のさようなら』(2020/9/4発売)
徳間書店
<あらすじ>
加能鉄平は妻・夏代の驚きの秘密を知る。30年前、夏代は伯母の巨額遺産を相続、そしてそれは今日まで手つかずのまま銀行にあるというのだ。その額、48億円。
結婚して20年。なぜ妻は隠していたのか。発覚した妻の巨額隠し資産。続々と明らかになる家族のヒミツ。
爆発事故に端を発する化学メーカーの社内抗争。
2018年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『道』(2022/6/28発売)
- 『てがでかこちゃん』(2021/8/16発売)
- 『我が産声を聞きに』(2021/7/7発売)
■文庫本新刊
- 『プラスチックの祈り』(2022/2/7発売)
- 『草にすわる』
(2021/1/4発売) - 『一億円のさようなら』
(2020/9/4発売)
かなりマイペースに作品を発表している白石一文さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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