2010年、『孤鷹の天』でデビューした澤田瞳子(さわだ・とうこ)さん。何度も直木賞の候補に挙がり、2021年に『星落ちて、なお』で第165回直木賞を受賞しました。
そんな澤田瞳子さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
澤田瞳子の単行本新刊情報
1.『漆花ひとつ』(2022/3/2発売)
最新刊、短編集
講談社
<あらすじ>
時は平安末期ーー。宮廷を覆う不穏な影。猛き者たちの世へ時代が移ろう中で、滅びゆくものと、生き続けるもの。
直木賞受賞作家がつむぐ珠玉の短編集。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『輝山』(2021/9/30発売)
徳間書店
<あらすじ>
代官・岩田鍬三郎の身辺を探るため、江戸から石見国大森銀山にやって来た金吾。代官所で中間として働き始めるが、そこで待っていたのは銀山を支えるため懸命に生きる人々との出会い。命の危険にさらされながら間歩の中で鉱石を採掘する掘子、重い荷を運び母と妹を養う少年、世を憎み、酒浸りの日々を送る僧侶。そして彼らを慈悲深く見守る岩田鍬三郎……。
さまざまな思いに触れ、金吾はいつしか彼らに魅せられていく。
こちらが単行本の最新刊になります。
3.『星落ちて、なお』(2021/5/12発売)
文藝春秋
<あらすじ>
不世出の絵師、河鍋暁斎が死んだ。残された娘のとよ(暁翠)に対し、腹違いの兄・周三郎は事あるごとに難癖をつけてくる。早くから養子に出されたことを逆恨みしているのかもしれない。暁斎の死によって、これまで河鍋家の中で辛うじて保たれていた均衡が崩れた。兄はもとより、弟の記六は根無し草のような生活にどっぷりつかり頼りなく、妹のきくは病弱で長くは生きられそうもない。
河鍋一門の行末はとよの双肩にかかっっているのだった――。
第165回直木賞受賞作です。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
澤田瞳子の文庫本新刊情報
1.『落花』(2021/12/22発売)
文庫最新刊
中央公論新社
<あらすじ>
平安時代中期。天皇の従兄である仁和寺僧・寛朝は、己の楽音を究めるため、幻の師を追って京から東国へ下った。そこで荒ぶる地の化身のようなもののふに助けられる。のちの謀反人・平将門だった――。豪放磊落でまっすぐな将門は、次第に叛乱の将に祭り上げられていく。
戦場に響く喊声、弓矢のうなり……武士の世の胎動を描く傑作長篇。
2019年の単行本の文庫化作品です。
2.『龍華記』(2021/9/18発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
高貴な出自ながら、悪僧(僧兵)として南都興福寺に身を置く範長は、都からやってくるという国検非違使別当らに危惧を抱いていた。検非違使を阻止せんと、範長は般若坂に向かうが──。
著者渾身の歴史長篇。
2018年の単行本の文庫化作品です。
3.『火定』(2020/11/6発売)
PHP研究所
<あらすじ>
藤原氏が設立した施薬院の仕事に、嫌気が差していた若き官人・蜂田名代だったが、高熱が続いた後、突如熱が下がる不思議な病が次々と発生。それこそが、都を阿鼻叫喚の事態へと陥らせる“疫神(天然痘)”の前兆であった。我が身を顧みず、治療に当たる医師たち。しかし混乱に乗じて、お札を民に売りつける者も現われて…。
第一五八回直木賞にもノミネートされた、「天平のパンデミック」を舞台に人間の業を描き切った傑作長編。直木賞&吉川英治文学新人賞ダブルノミネート作品。
2017年の単行本の文庫化作品です。
第158回直木賞候補作です。
まとめ
それぞれおさらいします。
コンスタントに作品を発表している澤田瞳子さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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