2012年、『月だけが、私のしていることを見おろしていた。』(受賞作を改題)で第18回 電撃小説大賞〈メディアワークス文庫賞〉を受賞しデビューした成田名璃子(なりた・なりこ)さん。
そんな成田名璃子さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
成田名璃子の単行本新刊情報
1.『いつかみんなGを殺す』(2023/5/15発売)
最新刊
角川春樹事務所
<あらすじ>
〈鹿野森優花(かのもりゆか)は、東京の老舗超高級ホテル、グランド・シーズンズの総支配人だ。この座を与えられてから1年、会長である祖父から譲り受け、社長となるには、今日行われるイベント・ミッドサマードリームナイトを成功させることが絶対条件だった。
だが、対抗する旧勢力から、思いもよらぬ邪魔立てが……!清潔かつ華美なこの空間に、居てはならない〝G〟を相手に、支配人、グランドシェフ、ベテランフロアマネージャー、新人ホテルマン、VIP客の歌舞伎役者、ピアニスト、そして影のある清掃人など、それぞれの立場と思惑が錯綜し、昇華する!!
そう、人は皆、いつか、〝G〟を殺す……。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『世はすべて美しい織物』(2022/11/17発売)
新潮社
<あらすじ>
〈桐生の養蚕農家の娘として生まれた芳乃〉と〈東京でトリマーとして働く詩織〉。伝説の織物「山笑う」をめぐり〈昭和〉と〈現代〉、決して交わるはずのなかった、ふたつの運命が、紡ぎ、結ばれていく――。
抑圧と喪失の「その先」を描く、感涙必至のてしごと大河長編。
3.『月はまた昇る』(2020/9/8発売)
徳間書店
<あらすじ>
北村彩芽は不動産会社の街づくりプロジェクト担当。出産後すぐに職場復帰するはずが、まだ保育園が見つからない!思わずSNSで呟いた#保育園落ちた人この指止まれに、ママたちの苦悩がたくさん寄せられた。そのオフ会で知り合った2人に彩芽は目をつける。
シングルマザーで経理ができる沢村敦子。子をあやすのが上手な江上梨乃。彼女たちの能力を見抜き、彩芽は一念発起する。
「保育園つくっちゃいませんか?」動揺する2人をよそに、実現に向けて彩芽は突き進むが―。
保育園に落ちた仲間同士の人生をかけたプロジェクトがはじまった。ママたちの奮闘物語。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
成田名璃子の文庫本新刊情報
1.『時帰りの神様』(2024/11/13発売)
文庫最新刊
双葉社
<あらすじ>
本当に「あの日」に戻ることができたなら。そんな切実な思いが叶えられる――それが鎌倉一条神社。参拝客も少なく、イケメンの宮司と美人巫女の兄妹が切り盛りするさびれかけた貧乏神社だけれど、奥の竹林から「時帰り」への道が開かれるらしい。
時帰りを許された人たちが抱えている過去の後悔はざまざまで……高校生の時の告白を取り消したい、別れっきりの友だちと約束通り祭りに行きたい。
愛娘が事故で亡くなった前日に戻り、家族三人で思い切り楽しく過ごす時間がせめて持てれば……感涙を呼ぶ、癒やされ「人生やり直し」ストーリー!
2.『月はまた昇る』(2023/6/9発売)
徳間書店
<あらすじ>
孤独と不安をシェアしたい人、この指止まれ!息子の保育園が見つからない会社員
娘の保育園の方針が合わない契約社員
保育園で働きたい専業主婦保育園に落ちた仲間同士、人生をかけたプロジェクトがはじまった。
2020年の作品の文庫版です。
3.『時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~』(2023/3/23発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
未来の人、お電話ください――。時を超え、人をつなぐ奇跡のラジオ。ローカルラジオ局「鎌倉なみおとFM」の最終番組は22時で終了する。だけどなぜか時々、23時から番組が流れる夜があり、それは1985年を生きるDJトッシーによるもので――。
親友の婚約を素直に祝うことができない「三回転半ジャンプさん」、母親の再婚相手と距離を置いてしまう小学生「ラジコンカー君」……真夜中のラジオが昭和と令和をつなぐ時、悩める4人のリスナーと、そしてきっとあなたに、優しい波音が聞こえてくる。
4.『ベンチウォーマーズ』(2022/4/12発売)
光文社
<あらすじ>
高校行事の「選ばれた者は受験に失敗する」と言われるクラス対抗駅伝、通称“落伝”。今年クジ引きで選ばれたのは、部活でベンチを温めているだけのそれぞれ問題を抱えた5人だった。バレー部のエースだったがケガでリハビリ中の吉住朔。厳格な父親に反対されながらもバスケが大好きな工藤康太。自分が嫌いすぎて内面を隠す女子マネージャーの花岡伊織。言い訳ばかりで自分に甘いちょっぴりおデブな井上勇樹。家庭の事情によりアルバイトで練習時間が少ない風見恭子。
そんなバラバラな5人による、熱い夏が始まる──。
2015年の作品の文庫新装版です。
5.『ひとつ宇宙の下』(2021/9/7発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
家庭の事情で天文学者の夢を諦め、家族のために退屈なサラリーマン生活を送る井上亘。天体観測のために悲しい過去を持つ妻の一華。小学校で問題を抱える息子の彼方。それぞれに鬱屈した思いを抱える3人だが、自宅に巨大望遠鏡を構える謎の老人に出会ったことから、塞ぎがちな家族の関係に光が見え始める。
天体観測をきっかけにした、家族再生の物語。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『いつかみんなGを殺す』(2023/5/15発売)
- 『世はすべて美しい織物』(2022/11/17発売)
- 『月はまた昇る』(2020/9/8発売)
■文庫本新刊
- 『時帰りの神様』(2024/11/13発売)
- 『月はまた昇る』(2023/6/9発売)
- 『時かけラジオ ~鎌倉なみおとFMの奇跡~』(2023/3/23発売)
- 『ベンチウォーマーズ』(2022/4/12発売)
- 『ひとつ宇宙の下』(2021/9/7発売)
文庫を中心にコンスタントに作品を発表している成田名璃子さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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