『ハゲタカ』シリーズを中心に経済小説を多く発表している人気作家の真山仁(まやま・じん)さん。
そんな真山仁さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
真山仁の単行本新刊情報
1.『当確師 正義の御旗』(2024/5/22発売)
最新刊
光文社
<あらすじ>
当選確率99%を誇る選挙コンサルタント、聖達磨。現与党の次期総裁選が近づき、続々と議員が候補に名乗り出る中、彼が参謀を務めることとなったのは、新時代のリーダーと目される政治家・本多さやか外相だった。
時を同じくして、新聞社のベテラン記者が静かに動き出す。聖も関わりのある、22年前に起きた大疑獄の可能性を秘めた事件に迫るために……。
『ロッキード』も話題の著者がつぶさに描く選挙戦エンタテインメント!
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『疑う力』(2024/3/19発売)
新書
文藝春秋
<あらすじ>
世の中で〝常識〟とされていることは、本当にそうなのか。「資本主義が限界を迎えている」
「日本は分断されている」
「地球温暖化は悪」……累計発行部数270万部突破の小説「ハゲタカ」シリーズの著者と考える、現代の幸福論。
自分らしく生きるヒントが満載の特別講義。
3.『ブレイク』(2023/12/25発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
震災や環境保護の影響で脱原発、脱炭素が叫ばれ、代替エネルギーの開発競争が熾烈を極める現代。地熱発電推進派の切り札として、宮城県で巨大な「蔵王復興地熱発電所」の開発が進められていた。人気の若手衆院議員・仁科良一の見守る中、ついに巨大な熱水層が掘り当てられる。仁科は、かつて日本最大の地熱発電所を手がけた開発業者のトップ安藤幸二と共に期待に胸を膨らませるが、熱水層はすぐに枯れ、蔵王の地熱発電は暗礁に乗り上げてしまう。
実は開発前の調査データの改ざんがあったというのだ。誰が何の目的で改ざんを行ったのか? 巨大なエネルギー利権をめぐって政財界の謀略と駆け引きが過熱する中、不可能と言われる夢の発電方式「超臨界地熱発電」が実現に向けて動き出す。
エネルギー問題が最も注目される今、「予言の書」と言われた名作『マグマ』の正統なる後継作がついに登場!
4.『タングル』(2022/11/18発売)
小学館
<あらすじ>
地球温暖化を防ぎ、世界を変える可能性を持つ光量子コンピューター開発の第一人者である東都大学早乙女教授は、開発に前向きでない日本を見限りシンガポールの地で研究を進めていた。モノ作り大国だった頃の天才的な技術者を募り、シンガポールの若者達を教育しながら前進する早乙女研究所。実現化が見えてきた時に利権を狙う大国たちが介入しようとしてきて……。
そんな中、ニューヨークのファンドから、あの男が早乙女教授の前に姿を現した……。
5.『“正しい”を疑え!』(2022/6/28発売)
新書
岩波書店
<あらすじ>
「自分の考えが絶対に正しい!」と他人に意見を押しつけSNSを炎上させる人。その一方で、たやすく人の意見に流されてしまう人々も…。不安と不信が蔓延する社会において、私達は何を拠り所にすればよいのでしょうか。
自分を信じて自分らしく生きるためのヒントを人気作家・真山仁さんが語ります。特別書下ろし。
小説ではありません。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
真山仁の文庫本新刊情報
1.『プリンス』(2024/4/12発売)
文庫最新刊
PHP研究所
<あらすじ>
軍事政権下の東南アジアの国から日本に留学したピーター・オハラは、大学で政治活動に情熱を注ぐ犬養渉と意気投合した。父・ジミーが祖国の民主化に向け、大統領選に出馬することを知ったピーターは、父の選挙を応援するため、渉とともに帰国する。しかし、人々の期待を一身に背負ったジミーが、凶弾に斃れてしまう。
ジミーの遺志を継いだピーターと渉は、大国の思惑による国際政治の残酷な現実に対峙していく――。
2021年の単行本の文庫版です。
2.『ロッキード』(2023/12/6発売)
文藝春秋
<あらすじ>
田中角栄は本当に有罪だったのか?戦後から現在につづく日米関係の深層と特捜神話の真実を関係者の新証言と膨大な資料で剔抉する。
2021年の単行本の文庫版です。
3.『レインメーカー』(2023/10/5発売)
幻冬舎
<あらすじ>
高熱で病院に運ばれた二歳九カ月の男児が懸命の救急治療も及ばず亡くなった。悲嘆に暮れる両親は医療過誤だと病院を提訴。そこで病院から弁護の依頼を受けたのが、この手の裁判に勝ち続けてきた雨守誠だった。救えなかったら医師が悪いのか。法律は悲しみを癒す道具じゃない――
信念に基づいて、雨守は医療現場の矛盾や不条理に斬り込んでいく。
2021年の単行本の文庫版です。
4.『それでも、陽は昇る』(2023/1/13発売)
祥伝社
<あらすじ>
東日本大震災で被災した遠間第一小学校で応援教師として勤務した二年を経て、小野寺徹平は神戸へ戻る。自らも妻子を亡くした阪神・淡路大震災を語り継ぐNPO活動に奮闘する小野寺だが、復興の名の下に生じた歪み、けして癒えない傷と向き合う日々は続く。
一方、遠間では復興五輪、産業誘致など新たな葛藤が生まれていた――。
ふたつの〝震災〞をつなぐ感動の物語。
2021年の単行本の文庫化作品です。
5.『神域』(2022/10/5発売)
文藝春秋
<あらすじ>
篠塚と秋吉は二人三脚で脳細胞を再生する人工万能幹(IUS)細胞「フェニックス7」を開発、アルツハイマー病の克服を目指していた。だが、人体への移植には莫大な資金と研究環境が必要で、篠塚は世界的なIT企業を一代で築き上げた氷川の助力を得ることに成功した。再生医療を国家戦略の柱としたい日本政府は、一刻も早い実用化を迫っていたが、一方で古い体質を維持しようとする勢力や慎重派らは陰に陽に足を引っ張り、フェニックス7の治験実現は一向に進まない。
そんな中、フェニックス7の研究施設周辺で、認知症を患ったお年寄りの謎の失踪事件が頻発していた。真相を追う刑事が追及の果てに見たものとは……。
2020年の単行本の文庫化作品です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『当確師 正義の御旗』(2024/5/22発売)
- 『疑う力』(2024/3/19発売)
- 『ブレイク』(2023/12/25発売)
- 『タングル』(2022/11/18発売)
- 『“正しい”を疑え!』(2022/6/28発売)
■文庫本新刊
- 『プリンス』(2024/4/12発売)
- 『ロッキード』(2023/12/6発売)
- 『レインメーカー』(2023/10/5発売)
- 『それでも、陽は昇る』(2023/1/13発売)
- 『神域』(2022/10/5発売)
精力的に作品を発表している真山仁さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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