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【2023年最新版】月村了衛の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

月村了衛の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

2010年に『機龍警察』でデビューした月村了衛さん。日本SF大賞、吉川英治文学新人賞等を受賞し、SFやハードボイルドの第一線の書き手として人気です。

そんな月村了衛さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します

月村了衛の単行本新刊情報

1.『香港警察東京分室』(2023/4/21発売)

最新刊

小学館

<あらすじ>
香港国家安全維持法成立以来、日本に流入する犯罪者は増加傾向にある。国際犯罪に対応すべく日本と中国の警察が協力する――インターポールの仲介で締結された「継続的捜査協力に関する覚書」のもと警視庁に設立されたのが「特殊共助係」だ。

だが警察内部では各署の厄介者を集め香港側の接待役をさせるものとされ、「香港警察東京分室」と揶揄されていた。メンバーは日本側の水越真希枝警視ら5名、香港側のグレアム・ウォン警司ら5名である。

初の共助事案は香港でデモを扇動、多数の死者を出した上、助手を殺害し日本に逃亡したキャサリン・ユー元教授を逮捕すること。元教授の足跡を追い密輸業者のアジトに潜入すると、そこへ香港系の犯罪グループ・黒指安が襲撃してくる。対立グループとの抗争に巻き込まれつつもユー元教授の捜索を進める分室メンバー。

やがて新たな謎が湧き上がる。なぜ穏健派のユー教授はデモを起こしたのか、彼女の周囲で目撃された謎の男とは。疑問は分室設立に隠された真実を手繰り寄せる。そこにあったのは思いもよらぬ国家の謀略だった――。

アクションあり、頭脳戦あり、個性豊かなキャラクターが躍動する警察群像エンタテイメント!

単行本はこちらが最新刊になります。

2.『十三夜の焔』(2022/10/26発売)

集英社

<あらすじ>
天明四年五月の十三夜。番方・幣原喬十郎は、湯島の路上で男女の惨殺体を発見する。

傍らには匕首を手に涙を流す若い男が一人。喬十郎は咄嗟に問い質すが、隙をつかれて取り逃がす。やがて、逃げた男は大盗「大呪の代之助」一味の千吉だと判明。殺害された男の周辺を洗う中、再び遭遇するも、千吉は殺害を否定し、再び姿を眩ませる。

十年後、喬十郎は、銭相場トラブルで一家を殺害された塩問屋の事件を追う過程で、両替商となった千吉(利兵衛)に出合う。火付盗賊改長官・長谷川平蔵に助言を仰ぐも、突然の裏切りに遭い、左遷されてしまう。

己の面目にかけて悪事に立ち向かう喬十郎と、闇社会を巧に立ち回る千吉。幕政に翻弄された二人の因縁を描く、熱き時代小説。

 

3.『脱北航路』(2022/4/13発売)

幻冬舎

<あらすじ>
北朝鮮の陸海空軍による大規模軍事演習。国の威信をかけたこの行事で、桂東月(ケ・ドンウォル)大佐は潜水艦による日本への亡命を決行した。

しかも、拉致被害者の女性を連れて–。だが、そんな彼らを朝鮮人民軍が逃すはずがない。特殊部隊、爆撃機、魚雷艇、対潜ヘリ、コルベット艦、そして……。

息つく間もなく送り込まれる殲滅隊の攻撃をくぐり抜け、東月達は日本に辿り着けるか? 極限状況ゆえに生まれる感涙の人間ドラマ。

超弩級エンターテインメント!

 

4.『ビタートラップ』(2021/10/29発売)

実業之日本社

<あらすじ>
係長補佐の並木は恋人から告白される。「私は中国のハニートラップ」と。

「機龍警察」著者が放つ衝撃の諜報×恋愛サスペンス!

 


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



月村了衛の文庫本新刊情報

1.『暗鬼夜行』(2023/5/1発売)

文庫最新刊

毎日新聞出版

<あらすじ>
エンタメ小説の鬼才が教育現場の圧倒的リアルに迫った学園震撼サスペンス!

噓つきは教師か? 生徒か?——。SNSに投じられた学校代表の「読書感想文」盗作疑惑。

渦巻く疑心が人の心の暗鬼を呼び覚まし、一人の教師を奈落の闇に突き落とす。

2020年刊行作品の文庫版です。

2.『欺す衆生』(2022/2/28発売)

新潮社

<あらすじ>
戦後最大の詐欺集団、横田商事。その崩壊を目撃した元社員の隠岐隆は平凡な生活を志したが、同じく元社員の因幡充からの執拗な勧誘を受け、嫌々ながら再び悪事に手を染める。

次第に昏き才能を開花させる隠岐。時代の寵児として調子づいてゆく因幡。さらには二人の成功を嗅ぎつけ、経済ヤクザの蒲生までもが加わってくる。

口舌で大金を奪い取ることに憑かれた男たち。原野商法から海外ファンドにまで沸騰してゆく遊戯の果てに見えるのは、光明か地獄か。

2019年刊行作品の文庫版です。

3.『悪の五輪』(2021/7/15発売)

講談社

<あらすじ>
1963年、博打をしのぎにしている白壁一家の人見稀郎は、翌年の東京オリンピック公式記録映画監督を降板した黒澤明の後任に中堅監督の錦田をねじ込んで、興行界に打って出るべく動き出す。

オリンピック組織委員会には政治家、財界関係者が名を連ねており、あらゆる業種が莫大な利権に群がっていた。

日本が劇的に変貌を遂げた昭和の東京五輪をモチーフに、現代エンターテインメント小説の旗手が放つ、長編社会派クライムノベル。

2019年刊行作品の文庫版です。

4.『東京輪舞』(2021/4/6発売)

小学館

<あらすじ>
昭和・平成の日本裏面史を「貫通」する公安警察小説!

かつて田中角栄邸を警備していた警察官・砂田修作は、公安へと異動し、時代を賑わす数々の事件と関わっていくことになる。

ロッキード、東芝COCOM、ソ連崩壊、地下鉄サリン、長官狙撃……。それらの事件には、警察内の様々な思惑、腐敗、外部からの圧力などが複雑に絡み合っていた――。

圧倒的スケールで激動の時代の暗闘を炙り出す、前人未踏の警察大河ミステリー!

2018年刊行作品の文庫版です。

 



まとめ

それぞれおさらいします。

単行本新刊

  1. 『香港警察東京分室』(2023/4/21発売)
  2. 『十三夜の焔』(2022/10/26発売)
  3. 『脱北航路』(2022/4/13発売)
  4. 『ビタートラップ』(2021/10/29発売)

文庫本新刊

  1. 『暗鬼夜行』(2023/5/1発売)
  2. 『欺す衆生』(2022/2/28発売)
  3. 『悪の五輪』(2021/7/15発売)
  4. 『東京輪舞』(2021/4/6発売)

コンスタントに作品を発表し続けている月村了衛さん。新作が楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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