2015年『鹿の王』で本屋大賞を受賞した上橋菜穂子さん。「守り人」シリーズが人気の小説家です。
そんな上橋菜穂子さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
上橋菜穂子の単行本新刊情報
1.『香君』(2022/3/24発売)
最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
遥か昔、神郷からもたらされたという奇跡の稲、オアレ稲。ウマール人はこの稲をもちいて帝国を作り上げた。この奇跡の稲をもたらし、香りで万象を知るという活神〈香君〉の庇護のもと、帝国は発展を続けてきたが、あるとき、オアレ稲に虫害が発生してしまう。時を同じくして、ひとりの少女が帝都にやってきた。人並外れた嗅覚をもつ少女アイシャは、やがて、オアレ稲に秘められた謎と向き合っていくことになる。
『精霊の守り人』『獣の奏者』『鹿の王』の著者による新たなる代表作の誕生です。
単行本はこちらが最新刊です。
文庫版が発売です(下記参照)。
2.『鹿の王 水底の橋』(2019/3/27発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
黒狼熱大流行の危機が去り、東乎瑠帝国では、次期皇帝争いが勃発。様々な思惑が密かに蠢きはじめているとは知らずオタワルの天才医術師ホッサルは、祭司医・真那の招きに応じて、恋人ミラルとともに清心教医術の発祥の地・安房那領へと向かう。
ホッサルはそこで、清心教医術に秘められた驚くべき歴史を知るが、思いがけぬ成り行きで、次期皇帝争いに巻き込まれていき!?
ふたつの医術の対立を軸に、人の命と医療の在り方を描いた傑作エンタテインメント!
2020年6月に文庫版が刊行です(下記参照)。
「鹿の王シリーズ」については以下の記事でまとめています。
上橋菜穂子「鹿の王シリーズ」の最新刊と読む順番、あらすじまとめ
関連記事>なお、KADOKAWAによる『鹿の王』公式サイトも開設されています。
3.『風と行く者』(2018/11/19発売)
偕成社
<あらすじ>
つれあいのタンダとともに、久しぶりに草市を訪れたバルサは、若い頃に護衛をつとめ、忘れ得ぬ旅をしたサダン・タラム“風の楽人”たちと再会、その危機を救ったことで、ふたたび、旅の護衛を頼まれる。シャタ“流水琴”を奏で、異界への道を開くことができるサダン・タラム“風の楽人”の頭は、しかし、ある事情から、ひそかに狙われていたのだった。
ジグロの娘かもしれぬ、この若き頭を守って、ロタへと旅立つバルサ。草原に響く“風の楽人”の歌に誘われて、バルサの心に過去と現在とが交叉するとき、ロタ北部の歴史の闇に隠されていた秘密が、危険な刃となってよみがえる。
「守り人」シリーズ外伝です。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
上橋菜穂子の文庫本新刊情報
1.『香君 西から来た少女』(2024/9/4発売)
文庫最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
人並外れた嗅覚を持ち、植物や昆虫の声を香りで聞く少女アイシャ。旧藩王の末裔ゆえ、命を狙われ、ウマール帝国へ行くことになる。遙か昔、神郷よりもたらされたというオアレ稲によって繁栄を極めるこの国には、香りで万象を知る〈香君〉という活神がいた。アイシャは、匿われた先で香君と出会い……。
壮大な物語が今開幕!
2022年刊行の単行本の文庫版です。
2.『風と行く者』(2022/7/28発売)
新潮社
<あらすじ>
つれあいの薬草師タンダと草市をおとずれた女用心棒バルサは、二十年前にともに旅したことのある旅芸人サダン・タラムの一行と偶然出くわし、再び護衛を引き受ける。魂の風をはらむシャタ〈流水琴〉を奏で、異界〈森の王の谷間〉への道を開くことができるサダン・タラムの若い女頭エオナは、何者かに命を狙われていた。
二十年前の旅の折、養父ジグロとエオナの母サリは情を交わしていた。養父ジグロの娘かもしれないエオナを守るため、父への回顧を胸にバルサはロタ王国へと旅立つ。
2018年刊行の単行本の文庫版です。
「守り人」シリーズ外伝。
3.『鹿の王 4』(2020/8/7発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
許せ、ユナ。 ヴァンは愛する娘に別れを告げて――!?伝説の病をめぐる、命と人の壮大な冒険小説、完結。
2017年刊行の文庫本の「角川つばさ文庫」版です。
こちらで完結となります。
4.『鹿の王 水底の橋』(2020/6/12発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
壮大なスケールで紡がれる 『鹿の王』最新作がはやくも文庫化!真那の姪を診るために恋人のミラルと清心教医術の発 祥の地・安房那領を訪れた天才医術師・ホッサル。
しかし思いがけぬ成り行きから、東乎瑠帝国の次期皇帝を巡る争いに巻き込まれてしまい……!?
2018年刊行の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『香君』(2022/3/24発売)
- 『鹿の王 水底の橋』
(2019/3/27発売) - 『風と行く者』
(2018/11/19発売)
■文庫本新刊
- 『香君 西から来た少女』(2024/9/4発売)
- 『風と行く者』(2022/7/28発売)
- 『鹿の王 4』
(2020/8/7発売) - 『鹿の王 水底の橋』(2020/6/12発売)
近年は年に一冊ペースといった感じの上橋菜穂子さん。2020年も期待が膨らみますね。
それでは、良い読書体験を!
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