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1999年、『王妃の離婚』で第121回直木賞を受賞した佐藤賢一さん。ヨーロッパを舞台にした歴史小説を中心に発表しています。
そんな佐藤賢一さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
佐藤賢一の単行本新刊情報
1.『王の綽名』(2023/11/10発売)
最新刊
日経BP 日本経済新聞出版
<あらすじ>
禿頭王、肥満帝、青歯王、合羽王、長脛王、金袋大公、ドラキュラ公、助平ジジイ……今も伝わる55人の王につけられた綽名から、近代ヨーロッパのなりたちがわかる。ゴシップとスキャンダルに彩られた、華麗で野蛮な中世・近世欧州史!
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『チャンバラ』(2023/5/24発売)
中央公論新社
<あらすじ>
有馬喜兵衛、吉岡一門、宍戸某、そして佐々木小次郎。さらには――。最後の難敵との死闘を終えた宮本武蔵は吐き捨てた。今日まで剣に生きてきて、兵法というほどのものではないな。ただのチャンバラにすぎん……。
直木賞作家の手で鮮やかに蘇る、数多の強敵との名勝負! 「剣聖」とも称される二刀流の達人が、激闘の果てに辿り着いた境地とは?
3.『よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界』(2021/6/25発売)
集英社
<あらすじ>
イスラエルとパレスチナの衝突。世界各地で勃発するテロ。その背景の根深い宗教問題――。同じエルサレムを聖地とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教をめぐる約三千年を追いながら、日本人がわかりにくいと思われるポイントを整理し質問形式で世界史を読み解く。
直木賞、毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞受賞の西洋歴史小説第一人者による世界史講義。
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『最終飛行』(2021/5/27発売)
文藝春秋
<あらすじ>
純粋で、かつ行動的なサン=テグジュペリは、ナチスドイツ占領下でドゥ・ゴール派とヴィシー派の政治抗争に巻き込まれる。苦渋の選択の末に渡ったアメリカで書き上げたのが、自身唯一の子ども向け作品『星の王子さま』だった。そして、念願の戦線復帰が叶い、ナチスドイツとの戦闘に復帰。危険な偵察飛行を繰り返し――。
破天荒な愛に、かけがいのない友情。困難な時代に理想を求めて葛藤する姿。第二次世界大戦期を通して、サン=テグジュペリを精彩豊かに描く長編小説。
5.『日蓮』(2021/2/16発売)
新潮社
<あらすじ>
【日蓮生誕800年】天変地異、疫病の流行……災難が続くいま、救いの道を示せるのはこの男しかいない。鎌倉中期。人々は天変地異や疫病、飢饉に苦しめられていた。僧侶・日蓮は、為政者が悪法に染まり、仏たちがこの国を去ったが故に災難が続くと結論づける。
鋭い舌鋒で他宗に法論を挑むが、それは浄土宗や禅宗を重用する幕府の執権・北条氏を敵に回すことでもあった―。
苦しむ民を救うため、権力者たちと戦い続けた半生を描く感動作。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
佐藤賢一の文庫本新刊情報
1.『最終飛行』(2024/8/6発売)
文庫最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
第二次世界大戦下のフランス。売れっ子作家のサン・テグジュペリは飛行士として活躍。
だがパリがナチスに占領されるとアメリカへと亡命し、その苦悩の中で『星の王子さま』を書く。やがて、念願の偵察飛行任務に復帰が叶うが……。困難な時代の中で葛藤しながらも、信念を貫き行動し続けた姿を鮮烈に描く傑作長編!
2021年の単行本の文庫版です。
2.『よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる』(2024/3/19発売)
集英社
<あらすじ>
今、世界は第二次世界大戦以来、最も危険な状態だと言われる。ロシアのウクライナ侵攻やイスラエルとパレスチナの衝突は、なぜ起こるのか。それを深く知るには、「一神教」の知識が不可欠――。本書では、同じエルサレムを聖地とするユダヤ教、キリスト教、イスラム教に着目し、その起源や地理、歴史を西洋歴史小説の第一人者がわかりやすく解説する。図版満載&明快な構成で世界史入門書としても。
文庫版オリジナル書き下ろし「第三部第五章」を新たに収録。
2021年の単行本の文庫版です。
3.『日蓮』(2023/9/28発売)
新潮社
<あらすじ>
地震が起こる。疫病が蔓延する。命が無惨に失われる。何故だ。日本が悪法に染まってしまったからだ。日蓮は法華経への帰依を説き、他宗派に敢然と挑む。それは権力者たる北条氏を敵とすることに等しかった。斬首の危機、佐渡への配流。苦難の中で、信じる法をひたすら世に広め続ける日蓮は、その信仰と情熱で人びとを救うことができるのか。
歴史を動かした僧の半生を描く、感動巨編。
2021年の単行本の文庫版です。
4.『シャルル・ドゥ・ゴール 自覚ある独裁』(2022/11/22発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
20世紀の政治家で、シャルル・ドゥ・ゴールほどドラマチックな逸話を持つ人物はいないだろう。1940年パリ陥落の際、ロンドンに逃れて「自由フランス」を設立。ラジオでレジスタンスを呼びかけるが、ドイツの傀儡ヴィシー政府を率いるのは軍隊時代の上官ペタンだった。
暗殺の危機を乗り越え、フランス降伏の事態から自国を再生し、戦後はアメリカの保護を拒否。フランスの威信を内外に訴えた生涯を描く、直木賞作家の本格評伝。
5.『ナポレオン 3 転落篇』(2022/8/19発売)
集英社
<あらすじ>
諸国との戦争に破竹の勢いで勝利し続け、ヨーロッパをほぼ手中に収めたナポレオン。オーストリア皇女と再婚して跡継ぎにも恵まれ、絶頂期を迎えるが、酷寒の地・ロシアへの遠征に失敗し、対フランス同盟軍に追い詰められてゆく。1814年、ついに退位を余儀なくされ、地中海に浮かぶエルバ島への追放が決まるが――。
「まだ私は終わりではない」。再起を懸け、男は最後の戦いに挑む!
2020年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『王の綽名』(2023/11/10発売)
- 『チャンバラ』(2023/5/24発売)
- 『よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界』(2021/6/25発売)
- 『最終飛行』(2021/5/27発売)
- 『日蓮』
(2021/2/16発売)
■文庫本新刊
- 『最終飛行』(2024/8/6発売)
- 『よくわかる一神教 ユダヤ教、キリスト教、イスラム教から世界史をみる』(2024/3/19発売)
- 『日蓮』(2023/9/28発売)
- 『シャルル・ドゥ・ゴール 自覚ある独裁』(2022/11/22発売)
- 『ナポレオン 3 転落篇』(2022/8/19発売)
コンスタントに作品を発表している佐藤賢一さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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