2002年、「猛スピードで母は」で第126回芥川賞を受賞した長嶋有(ながしま・ゆう)さん。
そんな長嶋有さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
長嶋有の単行本新刊情報
1.『僕たちの保存』(2024/9/25発売)
最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
メモリ16KBの青春がよみがえる。史上最短のロードノベルにして大人の青春小説!語り手“ゲンさん”「胃袋だけは十年前と同じで老けてないのかな」
年上の友人・武上さん「クラウドってのは、なんなの。なんか、たまに聞くけど」
その引きこもりの甥シンスケ「昭和のオタクは、足だけは丈夫なんです」
人気漫画家の亀谷さん「すごくいい話ですね」――新幹線、自転車、バス、テスラに乗って、おかしな一行は旅に出る。
震災被害者の形見のMSXパソコンが過去と現在をつなぎ、思いもよらぬ光が未来を照らす。イーロン・マスクやホリエモンにはならなかった、あのとき無数にいた「僕たち」の物語。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『トゥデイズ』(2023/10/26発売)
講談社
<あらすじ>
夫婦と5歳の息子が暮らす築50年の大型マンションに、今日もささやかな事件が降りかかる――。日本に「住む」すべての人へ、エールを送るマンション小説!「しゅっ」「ぱーつ!」――5歳の息子コースケと僕たち夫婦は、今日も小さな冒険の旅に出る。子育てのため、郊外にある大規模マンション「Rグランハイツ」に引っ越してきた美春と恵示。
管理組合の理事になった妻とリモートワークの夫は、築50年のマンションに集まり住む住人たちとともに、どこにでもあるけれど、かけがえのない日々を重ねていく。
3.『ルーティーンズ』(2021/11/10発売)
講談社
<あらすじ>
無数のルーティンで、世界は回っている。作家と漫画家夫婦と2歳の娘がおくる、コロナ下のかけがえのない日常。
長嶋有デビュー20年目の家族小説。
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『今も未来も変わらない』(2020/9/18発売)
中央公論新社
<あらすじ>
星子は40代のシングルマザー。職業は(あまり売れていない)小説家。大学受験を控えた娘を見守る日々、娯楽好きの親友と楽しむカラオケやスーパー銭 湯、忘れた頃に姿を見せる元夫、そして20代の男との間には恋が芽生えて!
なんでもないような日常も、実はけっこう盛りだくさん。レジャーも、ラブも、人生も。
「大人が楽しむ」物語
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『新書742 俳句は入門できる』(2019/12/13発売)
俳句入門書、新書
朝日新聞出版
<あらすじ>
「いつからでも入門できる」「俳句は打球、句会が野球」「この世に傍点をふるようによむ」俳句ビフォーアフターで、こんなに人生が変わるなんて──。俳号や季語、俳句界の独特な空気や摩訶不思議なルール、実は知っておきたいこともぜんぶ含めて、俳句でしかたどり着けない景色をお見せします。
〈ラグビーや相撲は中年をすぎたらもう出来ない。野球をするのも、けっこう大変だ。俳句はいつからでも入門できる。そして、その入門する世界は「五七五」や「季語」のもたらす醍醐味をひっくるめ、もっと大きな混沌と豊饒さをたたえて、皆さんを待っている。〉(はじめに より)
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
長嶋有の文庫本新刊情報
1.『ルーティーンズ』(2024/11/15発売)
文庫最新刊
講談社
<あらすじ>
緊急事態宣言で2歳の娘の通う保育園が休園になった。マスクが店先から消え、プールもドラム教室も休みになり、ありとあらゆるものが静止したコロナ下でも、子どもの成長は止まらない。
作家の夫「俺」と、漫画家の妻「私」は、手分けして育児をしながら非常時の日常(ルーティーンズ)を歩きはじめる。かけがえのない家族小説。
2021年の単行本の文庫版です。
2.『今も未来も変わらない』(2024/4/22発売)
中央公論新社
<あらすじ>
星子は40代のシングルマザー。職業は(あまり売れていない)小説家。大学受験を控えた娘を見守る日々、娯楽好きの親友と楽しむカラオケやスーパー銭湯、忘れた頃に姿を見せる元夫、そして20代の男との間には恋が芽生えて!
誰もが知っているあの歌や、たくさんの笑いをちりばめて
大人のふつうの毎日が、幸せに一歩近づく物語
2020年の単行本の文庫版です。
3.『もう生まれたくない』(2021/11/16発売)
講談社
<あらすじ>
マンモス大学の診療室に勤める春菜、シングルマザーの美里、二人の謎めいた友人の神子。震災の年の夏、「偶然の訃報」でつながった彼女たちの運命が動き始める――。新聞に載る死。テレビで騒がれる死。どこかでひっそり終わった死。有名人の死。身近な人の死。名も知らぬ遠い国の誰かの死。
そのどれもが身近で、私たちの人生と隣り合わせにある。死を描くことで今を生きることの意味を見出す、著者新境地。
2017年の単行本の文庫版です。
4.『愛のようだ』(2020/3/19発売)
中央公論新社
<あらすじ>
40歳にして自動車免許を取得した戸倉。友人の須崎と、その彼女琴美。退院したらどこかいこう――約束を果たすべく、彼らは車に乗り込んだ。車窓の風景は移ろい、音楽は次々流れ、会話は止まらない。
各々胸中は違えど同じ車内、同じ方向に進んでいく。そして大切なものを失ったことに気づく瞬間が訪れ……。
愛しさと哀しみを鮮明に描きだした恋愛小説。
2015年の単行本の文庫版です。
5.『三の隣は五号室』(2019/12/19発売)
中央公論新社
<あらすじ>
傷心のOLがいた。秘密を抱えた男がいた。病を得た伴侶が、異国の者が、単身赴任者が、どら息子が、居候が、苦学生が、ここにいた。――そして全員が去った。それぞれの跡形を残して。
驚きの手法で描かれる、小さな空間に流れた半世紀。今はもういない者たちの一日一日が、こんなにもいとしい。優しく心を揺さぶる著者最高作。
谷崎潤一郎賞を受賞した、アパート小説の金字塔。
2016年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『僕たちの保存』(2024/9/25発売)
- 『トゥデイズ』(2023/10/26発売)
- 『ルーティーンズ』(2021/11/10発売)
- 『今も未来も変わらない』(2020/9/18発売)
- 『新書742 俳句は入門できる』(2019/12/13発売)
■文庫本新刊
- 『ルーティーンズ』(2024/11/15発売)
- 『今も未来も変わらない』(2024/4/22発売)
- 『もう生まれたくない』(2021/11/16発売)
- 『愛のようだ』(2020/3/19発売)
- 『三の隣は五号室』(2019/12/19発売)
比較的マイペースに作品を発表している長嶋有さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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