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2013年 、『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞した山田宗樹(やまだ・むねき)さん。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画・ドラマ化されてヒットしました。
そんな山田宗樹さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
山田宗樹の単行本新刊情報
1.『鑑定』(2024/9/3発売)
最新刊
角川春樹事務所
<あらすじ>
精神科医・葛西幸太郎は、市長選の候補者に対する殺人未遂および放火の実行犯・犬崎理志の精神鑑定を担当していた。犯行を淡々と語る犬崎に、葛西はある違和感を抱く。精神状態が安定しすぎているのだ。犬崎の中に、本来の自我を麻痺させ、代わりに彼の精神を支配している〈なにか〉が存在するのではないか――。
葛西が疑いを深める中、全国各地で不可解な動機による傷害・殺人事件が起こりはじめる……。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『ヘルメス』(2023/8/21発売)
中央公論新社
<あらすじ>
2029年に起きた小惑星衝突の危機。すんでのところで衝突は免れたものの人々の恐怖は拭いきれず、シェルター用の実験地底都市が建造された。劣悪な環境下で暮らす実験期間は10年、被験者たちには終了時に巨額の報酬が約束されている。しかし実験終了目前、239人の被験者たちがなぜか地上に出たくないと抵抗し始めた――。
『百年法』の著者が描く、緊迫のエンターテイメント長篇!
3.『存在しない時間の中で』(2021/8/10発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
世界各国から百名以上の研究者や大学院生が集まり、宇宙の始まりや仕組みなどの疑問に答えるべく日夜研究に取り組んでいる天文数物研究機関。ある日、若手研究者たちが主宰するセミナーに謎の青年が現れ、ホワイトボード23枚に及ぶ数式を書き残して姿を消した。
誰も見たこともないその数式には、人類の宇宙観を一変させかねない秘密が隠されていた。つまりその数式は、この宇宙、そして世界の設計図を描いた<何ものか>が存在する可能性を示唆していたのだ。
悪戯のように思えるこの不可思議な出来事は、日本だけなく世界中23もの研究機関で発生していた。にわかに<神の存在>に沸き立つ世界。ほどなく人類は、<神の存在>にアクセスしようと試みる。
そして、その日から現実は大きく変わることになる――。
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『SIGNAL シグナル』(2020/10/1発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
電波天文台が三百万光年離れたM33さんかく座銀河からの人工電波を捉え、史上初めて地球外知的生命体が確認された。感動を分かち合いたい中学二年の芦川翔は、高等部の先輩で天文学者を母に持つ朱鷺丘昴の存在を知る。しかし朱鷺丘は極端に無口な変人だった。
一方、宇宙から謎の「声」を感知する人々が現れる。呼び集められた彼らは、ある実験を試みた…。
十七年後、研究者となった朱鷺丘が、電波信号の解析に成功する。人類に向けて、宇宙の彼方から信号を送り続ける“彼ら”の目的とは?
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『人類滅亡小説』(2018/9/6発売)
幻冬舎
<あらすじ>
空に浮かぶ雲の中に古代から存在してきた微生物。それらが変異し大量発生、周囲の酸素を吸収するようになった。その雲が自重で地面に落下。その現象が起きた地点は急激な酸欠状態になり、ほとんどの生物が死んでいくという惨状が次次と発生。だがその予測不能な事態に、人間は有効な手立てを何も見いだせないでいた。
終末感が漂う時代、人々はいかに生きるのかを選び始める。普段どおりの生活を続ける者、新興宗教に救いを求める者、微かな生存に望みを託す者、いっそ鮮やかな死を望む者、そして―。
すでに文庫版が発売されています(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
山田宗樹の文庫本新刊情報
1.『[新装版]嫌われ松子の一生』(2023/7/6発売)
文庫最新刊
幻冬舎
<あらすじ>
世東京で大学生活を満喫していた川尻笙は突然父から、かつて失踪した伯母・松子の存在を聞かされる。しかも彼女は数日前、小さなアパートで何者かに殺されていた。松子は三十年以上、どこで何をしていたのか。そして警察が容疑者として追う、元殺人犯の男とは何者なのか――。
累計120万部を超える感動のベストセラーを、令和新装版として刊行。
2003年の単行本の文庫新装版です。
2.『存在しない時間の中で』(2023/3/15発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
世界各国から研究者や大学院生が集まっている天文数物研究機構。ある日、若手研究者たちが主宰するセミナーに謎の青年が現れ、ホワイトボード二三枚に及ぶ数式を書き残して姿を消した。誰も見たこともないその数式は、この宇宙そして世界の設計図を描いた〈何ものか〉が存在する可能性を示唆していた。
人類は〈神の存在〉に沸き立ち、アクセスを試みる。そして、その日から現実が大きく変わることになる……。
「この世界にシナリオが存在したら、あなたはどう生きますか?」を問いかける衝撃作!
2021年の単行本の文庫版です。
3.『SIGNAL シグナル』(2022/11/22発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
電波天文台が、三百万光年離れたM33さんかく座銀河からの人工電波を捉えた。地球外生命体発見の発表に中学生の芦川翔は大興奮。感動を分かち合おうと天文学者を母にもつ先輩・朱鷺丘昴に話しかけるも、彼は極端に無口な変人で……。
一方、電波を感知する人々・レセプターが各地に出現し、連帯してある実験を始めていた。宇宙からシグナルを送り続ける彼らは何者なのか?
かつて宇宙を夢見たすべての人に贈る、青春SF小説。
2020年の単行本の文庫版です。
4.『グッバイマイヒーロー』(2022/5/13発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
ぼくの心の中に忘れられない人がいる。何事にも几帳面で真面目な父ではなく、定職に就かず、何事にもいい加減、不真面目で、やりたいことしかしない叔父。ぼくの人生の岐路に突然現れては混乱を巻き起こした男。いじめに遭っていた子供時代、悶々としていた学生時代、そして……。
でもそんな叔父にぼくは救われてきたんだ。
『嫌われ松子の一生』『百年法』の著者が、生き辛さに悩むすべての方にエールを贈る感動作! 単行本『いよう! 』改題。
2013年の単行本『いよう!』を改題した文庫版です。
5.『人類滅亡小説』(2020/10/7発売)
幻冬舎
<あらすじ>
空に浮かぶ雲の塊が赤く染まる。その正体は、周囲の酸素を吸収し、生物を死滅させる恐るべき微生物だった。雲は広がり、地表の酸素濃度はどんどん減少。生き残りの道を模索する政府は、選ばれし者だけが入居できる巨大シェルターを建設する。運命に抗う者、宗教に走る者、破滅を選ぶ者。そして最後の時が――。
想像を超える結末があなたの魂を震わせる。
2018年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『鑑定』(2024/9/3発売)
- 『ヘルメス』(2023/8/21発売)
- 『存在しない時間の中で』(2021/8/10発売)
- 『SIGNAL シグナル』(2020/10/1発売)
- 『人類滅亡小説』(2018/9/6発売)
■文庫本新刊
- 『[新装版]嫌われ松子の一生』(2023/7/6発売)
- 『存在しない時間の中で』(2023/3/15発売)
- 『SIGNAL シグナル』(2022/11/22発売)
- 『グッバイマイヒーロー』(2022/5/13発売)
- 『人類滅亡小説』(2020/10/7発売)
比較的マイペースに作品を発表している山田宗樹さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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