2005年、『孤虫症』で第32回メフィスト賞受賞してデビューした真梨幸子(まり・ゆきこ)さん。「殺人鬼フジコの衝動」がベストセラーになりました。
そんな真梨幸子さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
真梨幸子の単行本新刊情報
1.『ウバステ』(2024/9/25発売)
最新刊
小学館
<あらすじ>
逗子の実家に独りで暮らす駒田世津子は小説家。20年前、自身の作品『ウバステ』がTVドラマ化された縁で、元TV局プロデューサーの小野坂哲子、シナリオライターの舘川信代、女優の千田友枝、監督の妻だった谷崎寿々の5人で食事会を続けている。世津子の還暦パーティから三年たった冬、寿々が千駄木のアパートで孤独死したという知らせが入った。謎多き死に一同は憶測をめぐらす。年が明けると、寿々の元夫である梶谷も不審死を遂げた。食事会のメンバーにはそれぞれ、2人から遺書めいた年賀状が届いていた。
2人の死に疑問を覚えた世津子は、ほかの仲間に引きずられるように、寿々のアパートに向かう。そこは、世津子が若かりしころ付き合っていた梶谷が住んでいた部屋だった。過去の記憶がフラッシュバックする。そのときから世津子の体調は異変を示し始めた。やがて真相に迫るうち、『ウバステ』のモデルとなった高級老人ホーム「ユートピア逗子」と、世津子自身の出生の秘密に触れることに……。
“イヤミスの女王”が新たに描くミステリーの裏テーマは「老いと死」。昭和歌謡をBGMに「おひとり様の老後」「幸せな最期の迎え方」を描き出す、著者の新境地。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『教祖の作りかた』(2024/5/22発売)
幻冬舎
<あらすじ>
「同窓会で不倫しちゃっただけなのに」郊外のペンシルハウスに暮らす普通の主婦、奥寺色葉は夫と息子との3人暮らし。ある日引きこもりでゲーム実況YouTuberの息子に1千万の税金の督促状が届きーー。
家のローンもあり、夫は詐欺にあっている。そんなお金、払えるわけがない。そんな時、高校の同窓会で久しぶりにあった同級生とついつい不倫をしてしまいーー。
弁護士の彼に「節税のために、宗教法人をやれば?」と持ちかけられるが。まさかこんなことになるなんて!あなたの平凡ないつものある日、天使のラッパが鳴り響き、汚れた世界の終焉が訪れる。
「日本人ほど神を信じたがる国民はいません」
3.『ノストラダムス・エイジ』(2023/8/9発売)
祥伝社
<あらすじ>
呪われし1999年7月生まれ――東京郊外で発見された15人の遺体。胸に抱かれた預言書には、「人類滅亡の章」にしおりが挟まれていた。当初は集団自殺とみられたが、他殺の可能性が浮上。
被害者には、1999年7月生まれのオカルト好きが集まる“世紀末五銃士”のメンバーも含まれていた。事件から一年半、残る“世紀末五銃士”のメンバーが次々と惨禍にみまわれ……。
終末への新たなる警告! 戦慄のオカルトミステリー。
4.『4月1日のマイホーム』(2023/2/22発売)
実業之日本社
<あらすじ>
東京都S区の分譲住宅「畝目4丁目プロジェクト」。念願の新居に胸膨らませ引っ越してきた住人たちだが、ある家から死体が見つかった。この土地にはかつて、昭和30年代に往年のスター・未唯紗英子が建てたアパートメントがあり、大量殺人事件が起きたという噂が――。
土地の因縁か、事故物件か。
大ヒット『6月31日の同窓会』に続く“日付シリーズ”第2弾は、怖いけどやめられない、中毒性100%ミステリー!
5.『さっちゃんは、なぜ死んだのか?』(2022/11/9発売)
講談社
<あらすじ>
ホームレスの女性が、公園で殺害されているのが発見された。犯人も動機も不明。彼女はなぜ、殺されたのか?事件に興味をもったフリーターの女性が、不思議な縁で、被害者の人生に潜む嘘をひとつひとつ暴き、真実に近づいていく。巧妙な罠と高速で展開するストーリーに、いつの間にか目が離せなくなる。
そして、ある瞬間に気づく。#さっちゃんはあなただったかもしれない #さっちゃんはわたしだったかもしれない
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
真梨幸子の文庫本新刊情報
1.『さっちゃんは、なぜ死んだのか?』(2024/11/15発売)
文庫最新刊
講談社
<あらすじ>
公園でホームレスの女性が殺害された。犯人も殺された理由も不明。殺害現場近くのカフェでバイトをしているセキグチユウコは、仕事も人生もうまくいかなかった被害女性に「縁」を感じ、導かれるように彼女の過去へ踏み込んでいく。
おひとりさま、毒親、貧困、時代ガチャ。
#さっちゃんはあなただったかもしれない
#さっちゃんはわたしだったかもしれない
2022年の単行本の文庫版です。
2.『シェア』(2024/10/8発売)
光文社
<あらすじ>
いわくつき物件にうごめく、わけありのアラフォーたち。女の業が行きつく結末は――時はコロナ禍。40歳にして無職、未婚の鹿島穂香は、行き詰まる事態を打開しようと、相続した築73年の家をシェアハウスにする。ところがリフォームで借金を負った上、床下からとんでもないものを見つける。
さらに、匿名掲示板「キラキラネームさん集まれ!」の常連で、奇妙なわけありアラフォー女たちがこぞって入居。皆で始めたマスク作りはいつしか持続化給付金詐欺に変わり、相互不信は諍いへと発展。
さらには次々と怪死事件が起こり——。
2022年の単行本の文庫版です。
3.『極限団地:一九六一 東京ハウス』(2024/8/28発売)
新潮社
<あらすじ>
「古きよき昭和の生活を体験してみませんか? 謝礼500万円をお支払いいたします――。リアリティショーの出演者公募で選ばれた二組の家族と番組スタッフは築60年の広大な団地に集結した。質素ながらも夢と希望にあふれる暮らし……のはずが、待っていたのは悲惨な環境だった。
不倫、失踪、そして忌まわしい過去。押し寄せる惨劇に呆然必至の長編ミステリ!(『一九六一 東京ハウス』改題)
2021年の単行本の文庫版です。
4.『フシギ』(2023/11/24発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
「三人目の女が、先生のところに現れませんように」。死んだはずの人からの不思議なメール、それが全ての始まりだった。連続する不審死、壊れていく日常……
イヤミスの女王が放つ、二度読み必至の衝撃作!!
2021年の単行本の文庫版です。
5.『まりも日記』(2023/6/15発売)
講談社
<あらすじ>
真梨幸子が放つネコミス登場!人を魅了してやまない猫たちに惑わされた愚かな人間の行く末、そして猫たちのその後–。
2021年の単行本の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『ウバステ』(2024/9/25発売)
- 『教祖の作りかた』(2024/5/22発売)
- 『ノストラダムス・エイジ』(2023/8/9発売)
- 『4月1日のマイホーム』(2023/2/22発売)
- 『さっちゃんは、なぜ死んだのか?』(2022/11/9発売)
■文庫本新刊
- 『さっちゃんは、なぜ死んだのか?』(2024/11/15発売)
- 『シェア』(2024/10/8発売)
- 『極限団地:一九六一 東京ハウス』(2024/8/28発売)
- 『フシギ』(2023/11/24発売)
- 『まりも日記』(2023/6/15発売)
ハイペースで作品を発表している真梨幸子さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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