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恩田陸さんの「常野物語シリーズ」は、特殊な能力を持つ「常野」の人々を描く、根強い人気を持つシリーズ作品です。
そんな恩田陸さんの「常野物語シリーズ」の読む順番を紹介いたします!
恩田陸「常野物語シリーズ」読む順番
全3作が集英社から刊行されています。
おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。
3作の一覧は以下になります。
それでは、あらすじも含めて順番に見ていきましょう。
1.『光の帝国』(1997年)
短編集
<あらすじ>
恋膨大な書物を暗記するちから、遠くの出来事を知るちから、近い将来を見通すちから―「常野」から来たといわれる彼らには、みなそれぞれ不思議な能力があった。穏やかで知的で、権力への思向を持たず、ふつうの人々の中に埋もれてひっそりと暮らす人々。彼らは何のために存在し、どこへ帰っていこうとしているのか?
不思議な優しさと淡い哀しみに満ちた、常野一族をめぐる連作短編集。優しさに満ちた壮大なファンタジーの序章。
こちらが第1作目。
不思議な力を宿す常野の人々。それでいて優しさをまとう人々の生き方が心に響きます。
2.『蒲公英草子』(2005年)
<あらすじ>
青い田園が広がる東北の農村の旧家槙村家にあの一族が訪れた。他人の記憶や感情をそのまま受け入れるちから、未来を予知するちから…、不思議な能力を持つという常野一族。
槙村家の末娘聡子様とお話相手の峰子の周りには、平和で優しさにあふれた空気が満ちていたが、20世紀という新しい時代が、何かを少しずつ変えていく。
今を懸命に生きる人々。懐かしい風景。待望の切なさと感動の長編。
2作目は長編です。東北の農村で繰り広げられる感動の物語です。
読み方は「たんぽぽそうし」です。
3.『エンド・ゲーム』(2006年)
<あらすじ>
『あれ』と呼んでいる謎の存在と闘い続けてきた拝島時子。『裏返さ』なければ、『裏返され』てしまう。『遠目』『つむじ足』など特殊な能力をもつ常野一族の中でも最強といわれた父は、遠い昔に失踪した。そして今、母が倒れた。
ひとり残された時子は、絶縁していた一族と接触する。親切な言葉をかける老婦人は味方なのか? 『洗濯屋』と呼ばれる男の正体は?
緊迫感溢れる常野物語シリーズ第3弾。
3作目もさまざまな能力を持つ人々が現れます。緊迫感を孕んだ展開にページを繰る手が止まりません。
まとめ
それではおさらいします。
恩田陸「常野物語シリーズ」の読む順番は以上のようになります。
現在3作が刊行されていますが、15年以上も新作は出ていません。できれば続きが読んでみたいものですね。
それでは、良い読書体験を!
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1年以上前の記事にコメント失礼します。
記事に書かれている松坂桃李さんの映画ですが、原作は石田衣良さんだと思います。
確認したところ、コピペミスで記事の一部が残ったままになっていましたので、該当箇所を削除しました。
ご指摘ありがとうございました!!