非常に多作な恩田陸さん。
こちらに単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
恩田陸の単行本新刊情報
1.『なんとかしなくちゃ。 青雲編』(2022/11/7発売)
最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
「これは、梯結子の問題解決及びその調達人生の記録である。」大阪で代々続く海産物問屋の息子を父に、東京の老舗和菓子屋の娘を母に持つ、梯結子。
幼少の頃から「おもろい子やなー。才能あるなー。なんの才能かまだよう分からんけど」と父に言われ、「商売でもいけるけど、商売にとどまらない、えらいおっきいこと、やりそうや」と祖母に期待されていた。
その彼女の融通無碍な人生が、いまここに始まる――。
単行本はこちらが最新刊です。
2.『月曜日は水玉の犬』(2022/3/19発売)
エッセイ
筑摩書房
<あらすじ>
「物語」は、決して尽きない。この世に輝く数多のエンターテインメントを小説家・恩田陸とともに味わい尽くす――。
強烈で贅沢な最新エッセイ集。
3.『愚かな薔薇』(2021/12/24発売)
徳間書店
<あらすじ>
14歳の少女高田奈智は、4年ぶりに磐座の地を訪れた。これから2カ月の間、親戚が経営する旅館で世話になりながら、昼間は磐座城周辺で行われる、あるキャンプに参加することになっている。
事情をよく知らぬままこの地を訪れた奈智であったが、到着の翌朝、体の変調を感じ、
激しく多量に吐血してしまう。やがて奈智は、親戚の美影深志や同じキャンプに参加する天知雅樹らから、磐座でのキャンプの目的を聞くことになる。それは、星々の世界――外海に旅立つ「虚ろ舟乗り」を育てることであった。虚ろ舟の聖地である磐座に集められた少年少女たちは、徐々に体が変質し、やがて、歳をとらない体となる。食べ物もほとんどいらなくなり、心臓に銀の杭を打たない限り、死ぬことはない。
そのかわり変質体となると、一定期間、他人の血を飲まないと、死んでしまうという。
変質の過程で初めて他人の血を飲むことを、「血切り」と呼ぶ。
深志は奈智の血切りの相手は自分だと昔から決めていたと言うが、奈智は、他人の血を飲むなどという化け物じみた行為は嫌だと、思い悩む。
そんなことなら、虚ろ舟乗りなんかに、なりたくない……と。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
恩田陸の文庫本新刊情報
1.『ドミノin上海』(2023/2/24発売)
文庫最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
神様だって、止められない。たった一日で運命のドミノが倒れ始める!上海のホテル「青龍飯店」で、25人(と3匹)の思惑が重なり合う――。
もつれ合う人々、見知らぬ者同士がすれ違うその一瞬、運命のドミノが次々と倒れてゆく。恩田陸の真骨頂、圧巻のエンタテインメント!
2020年の単行本の文庫版です。
2.『祝祭と予感』(2022/4/7発売)
短編集
幻冬舎
<あらすじ>
大好きな仲間たちの、知らなかった秘密。入賞者ツアーのはざまで亜夜とマサルとなぜか塵が二人のピアノ恩師・綿貫先生の墓参りをする「祝祭と掃苔」。
芳ヶ江国際ピアノコンクールの審査員ナサニエルと三枝子の若き日の衝撃的な出会いとその後を描いた「獅子と芍薬」。
作曲家・菱沼忠明が課題曲「春と修羅」を作るきっかけとなった忘れ得ぬ一人の教え子の追憶「袈裟と鞦韆」。
ジュリアード音楽院に留学したマサルの意外な一面「竪琴と葦笛」。
楽器選びに悩むヴィオラ奏者・奏に天啓を伝える「鈴蘭と階段」。
ピアノの巨匠ホフマンが幼い塵と初めて出会った永遠のような瞬間「伝説と予感」。
全6編。
2019年の単行本の文庫版です。
3.『歩道橋シネマ』(2022/1/28発売)
短編集
新潮社
<あらすじ>
それは他愛のない噂だった。その日、その時間にその場所に行けば、かつて大事にしていた記憶に出会えると――。郷愁と不思議に彩られた表題作。学園のおぞましい秘密「球根」。偶然出会った光景が物語を生成する「皇居前広場の回転」。
ある青年の死をめぐる驚愕の真実が明かされる「降っても晴れても」。
憧憬、恐怖、諧謔、戦慄、衝撃、恍惚……あらゆる感情が押し寄せる小説の奇跡、全18話。
2019年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『なんとかしなくちゃ。 青雲編』(2022/11/7発売)
- 『月曜日は水玉の犬』(2022/3/19発売)
- 『愚かな薔薇』(2021/12/24発売)
精力的に作品を生み出している恩田陸さん。次作が楽しみです。
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