直木賞候補に複数回ノミネートされる等、活躍めざましい時代・歴史小説作家の今村翔吾さん。2022年に『塞王の楯』で第166回直木賞を受賞しました。
そんな今村翔吾さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
今村翔吾の単行本新刊情報
1.『五葉のまつり』(2024/10/30発売)
最新刊
新潮社
<あらすじ>
戦だけが闘いの場じゃない。命と矜持を賭けた任務への挑戦が今、始まる。刀狩り、太閤検地、醍醐の花見など、豊臣秀吉が仕掛けた大事業を縁の下で支えたのは、尊敬と嫉妬のまなざしを浴びながら五奉行と呼ばれるようになった男たち。ぶつかることも多いが互いの才は認め、敵対勢力の横槍をはねのけ、力を合わせて難事に立ち向かう。
『八本目の槍』に次ぐ、石田三成をめぐる歴史お仕事傑作巨篇!
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『海を破る者』(2024/5/24発売)
文藝春秋
<あらすじ>
なぜ、人と人は争わねばならないのか?
日本史上最大の危機である元寇に、没落御家人が御家復興のために立つ。かつては源頼朝から「源、北条に次ぐ」と言われた伊予の名門・河野家。しかし、一族の内紛により、いまは見る影もなく没落していた。現在の当主・河野通有も一族の惣領の地位を巡り、伯父と争うことを余儀なくされていた。
しかしそんな折、海の向こうから元が侵攻してくるという知らせがもたらされる。いまは一族で骨肉の争いに明け暮れている場合ではない。通有は、ばらばらになった河野家をまとめあげ、元を迎え撃つべく九州に向かうが……
アジア大陸最強の帝国の侵略を退けた立役者・河野通有が対峙する一族相克の葛藤と活躍を描く歴史大河小説。
3.『戦国武将を推理する』(2024/3/11発売)
新書
NHK出版
<あらすじ>
三英傑(信長、秀吉、家康)から、著作『じんかん』の主人公・松永久秀や『八本目の槍』の石田三成まで、8人の英雄たちの素顔が浮かび上がる。彼らは何を目指し、何に賭け、何に心動かされたのか――今村流推察で解き明かす。
4.『戦国武将伝』(2023/12/5発売)
PHP研究所
<あらすじ>
各都道府県で一人、武将を取り上げて掌編小説に!
直木賞作家・今村翔吾による“前代未聞”の挑戦作信長、家康、信玄、謙信だけでなく、長野業正、津軽為信、真田信幸まで……東の大地に漢たちが奔る!
北海道・東北・関東・中部地方の武将23人の、ときに笑え、ときに泣ける、心震えるエピソードを描いた傑作掌編小説集。
5.『教養としての歴史小説』(2023/8/30発売)
ダイヤモンド社
<あらすじ>
教養を高める最も有力な手段は、歴史を学ぶこと。なにしろ歴史には、これまでの人類の営みが凝縮されているのだ。政治も経済も芸術も宗教も、すべて歴史を通じて参照できる。一方で、歴史というと、なんとなく、とっつきにくい印象を抱く人が多いのも事実。
そんな人は、ほとんどの場合、年号や歴史上の人物を暗記させるような学校の授業が、
「つまらない」と感じて離脱している。しかし、好きな「時代」や「人物」から興味を広げていけば、確実に歴史を好きになれる。そして、その導入として最適なのが「歴史小説」なのだ。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
今村翔吾の文庫本新刊情報
1.『幸村を討て』(2024/11/20発売)
文庫最新刊
中央公論新社
<あらすじ>
徳川・豊臣両家や諸将の思惑が交錯する大坂の陣。亡き昌幸とその次男幸村――何年にもわたる真田父子の企みを読めず、翻弄される東西両軍。徳川家康、織田有楽斎、南条元忠、後藤又兵衛、伊達政宗、毛利勝永、ついには昌幸の長男信之までもが、口々に叫ぶ。「幸村を討て!」と……。
戦国最後の戦いを通じて描く、親子、兄弟、そして「家」をめぐる、切なくも手に汗握る物語。
『塞王の楯』「羽州ぼろ鳶組」シリーズの熱さと『八本目の槍』の緻密な叙述を兼ね備え、家康を「探偵役」に紡がれた、単行本刊行時各紙誌絶賛の傑作歴史ミステリーが待望の文庫化!
2.『イクサガミ 人』(2024/11/15発売)
講談社
<あらすじ>
東海道を舞台にした「蠱毒」も、残り23人。人外の強さを誇る侍たちが島田宿で一堂に会した。血飛沫の舞う戦場に神と崇められる「台湾の伝説」が現れ、乱戦はさらに加速する――!
数多の強敵を薙ぎ倒し、ついに東京へ辿り着いた愁二郎と双葉を待ち受ける運命とは。
3.『塞王の楯』(2024/6/20発売)
集英社
<あらすじ>
どんな攻めをも、はね返す石垣。どんな守りをも、打ち破る鉄砲。「最強の楯」と「至高の矛」の対決を描く、究極の戦国小説!時は戦国。炎に包まれた一乗谷で、幼き匡介は家族を喪い、運命の師と出逢う。石垣職人”穴太衆”の頂点に君臨する塞王・飛田源斎。彼のように鉄壁の石垣を造れたら、いつか世の戦は途絶える。匡介はそう信じて、石工として腕を磨く。
一方、鉄砲職人”国友衆”の若き鬼才・国友彦九郎は、誰もが恐れる脅威の鉄砲で戦なき世を目指す。相反する二つの信念。対決の時が迫る!
2021年刊行作品の文庫版です。
4.『じんかん』(2024/4/12発売)
講談社
<あらすじ>
その男、悪人か。主人を殺し、将軍を暗殺し、東大寺の大仏殿を焼き尽くすーー。悪名高き戦国武将・松永久秀の真実の顔とは。
直木賞作家による、圧巻の歴史巨編。
5.『ひゃっか!』(2023/10/14発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
「全国高校生花いけバトル」。即興で花をいける、5分の勝負。二人一組でエントリー。花をいける所作も審査対象。──高校二年生の大塚春乃はこの大会に惹かれ、出場を目指していた。だが生け花は高校生にとって敷居が高く、パートナーが見つからない。そんな春乃の前に現れた転校生・山城貴音。大衆演劇の役者だという彼は、生け花の素養もあると聞き……。
高校生たちの花にかける純粋な思いが煌めく、極上の青春小説。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『五葉のまつり』(2024/10/30発売)
- 『海を破る者』(2024/5/24発売)
- 『戦国武将を推理する』(2024/3/11発売)
- 『戦国武将伝』(2023/12/5発売)
- 『教養としての歴史小説』(2023/8/30発売)
■文庫本新刊
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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