1987年に第一歌集『サラダ記念日』を発表し、同作が大ベストセラーとなった歌人の俵万智さん。
そんな俵万智さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
最新刊から3冊ずつを紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
俵万智の単行本新刊情報
1.『オレがマリオ』(2024/10/29発売)
最新刊、歌集
河出書房新社
<あらすじ>
「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ――
石垣島での光あふれる日々をうたう、話題の第五歌集。新装版。
単行本はこちらが最新刊になります。
2017年の作品の新装版です。
2.『旅の人、島の人』(2023/12/25発売)
歌集
KADOKAWA
<あらすじ>
2011年の震災。小学生の息子と二人ですぐに避難。空路を乗り継いで西へ向かい、沖縄、石垣島まで飛んだ。たまたま空席があっただけで、まさかそのまま住みついてしまうとは思ってもみなかった。そもそもアウトドアは苦手だし。旅の人というにはやや長く、島の人というには短い石垣の暮らし。
地方暮らしブームを先取りした9年前のエッセイ集にボーナストラックを増補して復刊。ブックデザインは和田誠。
2014年の作品の復刊版です。
3.『アボカドの種』(2023/10/30発売)
歌集
KADOKAWA
<あらすじ>
一首一首、自分の目で世界を見るところから、歌を生む。言葉から言葉をつむぐだけなら、たとえばAIにだってできるだろう。心から言葉をつむぐとき、歌は命を持つのだと感じる。
迢空賞受賞後初、待望の第7歌集。
4.『青の国、うたの国』(2023/4/19発売)
エッセイ
ハモニカブックス
<あらすじ>
7年前、石垣島から宮崎県に移住した彼女。そこは青い海と青い空、そして「短歌」が愛されている土地だった。日向市出身の若山牧水が「樹は妙に草うるはしき靑の國 日向は夏の香にかをるかな」と詠んだように、宮崎は「青の国」であり、「うたの国」なのだ。その暮らしは、ほんとうの意味での豊かさを感じさせてくれる。美味しいものと、素敵な人たちと、生活に根づく文化。そして短歌が常に身近にあった。
77の短歌を起点にして綴られた連載「海のあお通信」(宮崎日日新聞)に加筆修正した、著者最新のエッセイ集。装画は荒井良二。
5.『花と短歌でめぐる 二十四節気 花のこよみ』(2021/12/16発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
一年は四季で分けられ、四季はさらに二十四節気に分けられます。身近なところでは立春や立夏。ひとつの季節をこまかく区切ることで、日本人は季節の移り変わりを敏感に感じ取ってきました。そんな二十四節気に合わせ、各季節に咲く花の写真で綴る本書。季節の案内人として、歌人・俵万智さんを迎えました。各節気のはじまりを飾る短歌とエッセイは、なにげない日常の花の話や、私もそう、と共感できることが綴られています。
折々の代表花をはじめ、花店や街で目にする、季節を映す花の写真は約300点を収録。また、SNSなどで使いたい美しい季節のことばを216点集めました。
ほかにも、花のいわれ、その季節の風習など、花にまつわる読み物もふんだんに。各季節の代表的な花の扱い方についても丁寧に紹介しています。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
俵万智の文庫本新刊情報
1.『牧水の恋』(2021/8/3発売)
文藝春秋
<あらすじ>
旅と酒の歌人牧水は恋の歌人でもあった。若き日を捧げた女性との出会い、疑惑、別れを秀歌を交えて描いたスリリングな評伝文学。
2018年の単行本の文庫化作品です。
2.『オレがマリオ』(2017/8/4発売)
文藝春秋
<あらすじ>
“ゆきずりの人に貰いしゆでたまご子よ忘れるなそのゆでたまご”。震災から五日後、息子の手を引き西へ向かい、そのまま石垣島に住むことになる親子。豊かな自然、地域の人との触れ合いは、様々な変化をもたらした。
“「オレが今マリオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ”。
新しい光に満ちた第五歌集。
2013年の単行本の文庫化作品です。
3.『短歌の作り方、教えてください』(2014/1/25発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
<燃える肌を抱くこともなく人生を語り続けて寂しくないの>与謝野晶子の名作を、俵万智が短歌で超訳! 百年前の恋の陶酔が甦る。
2010年の単行本の文庫化作品です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『オレがマリオ』(2024/10/29発売)
- 『旅の人、島の人』(2023/12/25発売)
- 『アボカドの種』(2023/10/30発売)
- 『青の国、うたの国』(2023/4/19発売)
- 『花と短歌でめぐる 二十四節気 花のこよみ』(2021/12/16発売)
■文庫本新刊
- 『牧水の恋』(2021/8/3発売)
- 『オレがマリオ』(2017/8/4発売)
- 『短歌の作り方、教えてください』(2014/1/25発売)
絵本の翻訳や現代語訳にも挑戦している俵万智さん。次作が楽しみです。
それでは、良い読書体験を!
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