2004年に「人のセックスを笑うな」で第41回文藝賞を受賞し、同作が芥川賞候補になった山崎ナオコーラさん。
そんな山崎ナオコーラさんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
山崎ナオコーラの単行本新刊情報
1.『あきらめる』(2024/3/15発売)
最新刊
小学館
<あらすじ>
近所の川沿いを散歩するのが日課の早乙女雄大。入院中の愛する人との残り少ない日々の過ごし方や、ある告白をきっかけに家を出てしまった家族のこと、あれこれと思い悩みながら歩いていると、親子風の二人組に出会う。親に見える人は何やら思い詰めた表情で「自分の人生をあきらめたい」と言う…。
ふとしたきっかけで生まれた縁だったが、やがて雄大は彼らと火星に移住し、「オリンポス山」に登ることを決意する…!?
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『ミライの源氏物語』(2023/3/1発売)
エッセイ
淡交社
<あらすじ>
現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなるのは、ひとつは言葉の違い(古文の読解)、そしてもうひとつは倫理観や 社会規範の違いです。本書は、社会の在り方に長く向き合ってきた作家・山崎ナオコーラさんが、深く愛する古典「源氏物語」 について、現代人ならではの読み方を考えます。
より現代的な訳を目指した「ナオコーラ訳」も読みどころのひとつ。
3.『むしろ、考える家事』(2021/3/18発売)
エッセイ
集英社
<あらすじ>
「家事はもくもくと手を動かし続け、「時短」や「効率良く」を考えながらやるもの、さっさと済ませて次の時間へ行きたい。」そういうふうに家事時間をマイナスなものとしてとらえると、その時間がもったいないではないか!
そう気づいた山崎ナオコーラさんは、家事時間をむしろプラスなものと捉えて、楽しい考えごとに使うことに。
料理、掃除、洗濯、子育て……日常の家事の時間に考えたことを綴る、新しい視点のエッセイ。
4.『肉体のジェンダーを笑うな』(2020/11/5発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
性別は、超えられる。父の胸から「父乳」が出たら? ロボット技術で妻が怪力になったら?
驚くべき想像力で、性差が減った未来をユーモラスに描く小説集。
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『リボンの男』(2019/12/11発売)
河出書房新社
<あらすじ>
おとうさんはねえ、ヒモじゃなくてリボンだよ。主夫の常雄が、野川沿いの道を3歳の息子と歩きながら発見した新しい“シュフ”の未来
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
山崎ナオコーラの文庫本新刊情報
1.『肉体のジェンダーを笑うな』(2024/2/20発売)
文庫最新刊、短編集
集英社
<あらすじ>
圧倒的な想像力で、性別の“当たり前”をユーモラスにぶっ壊す!!医療の進歩で男性でも母乳が出せるようになった世界。
哲夫は、ついに授乳を経験するが? (「父乳の夢」)機械を装着することで筋力差がなくなり、性別による役割分業が減ったら? (「真顔と筋肉ロボット」)
性差への理解を深めたら月経が訪れるようになった男性の変化とは? (「キラキラPMS(または、波乗り太郎)」)
など、驚くべき想像力で性差が減った未来(ユートピア)をユーモラスに描く、全4編収録。
2020年の単行本の文庫版です。
2.『ニセ姉妹』(2022/1/20発売)
中央公論新社
<あらすじ>
あるとき3億円の宝くじが当たった真面目で地味な正子(35歳)。当せん金で『屋根だけの家』という風変わりな家を建て、イケメンの夫・茂と息子の3人で暮らしていたが、茂の浮気で離婚。シングルマザーになった正子は、姉妹の衿子・園子と暮らすことに。ただ、姉妹同士の共同生活に息苦しさを感じはじめた彼女は、奇想天外なアイディアを思いつく。
結婚に〝離婚〟があるのなら、姉妹だって別れたり、新たに作ったりしていいのでは――?
まったく新しい姉妹像から、現代の家族観を揺さぶる、山崎ナオコーラのポップで自由な家族小説。
2018年の単行本『偽姉妹』の文庫改題版です。
3.『文豪お墓まいり記』(2021/9/1発売)
エッセイ
文藝春秋
<あらすじ>
互いに交流する文豪たち。その人生を思いつつ、現代の人気作家がお墓まいり!食事処やお墓の地図ありの楽しいガイド。
2019年の単行本の文庫版です。
4.『鞠子はすてきな役立たず』(2021/8/6発売)
河出書房新社
<あらすじ>
結婚後働かず趣味を楽しむ鞠子。小太郎は当初それを不満に思ったが??お金をめぐる新しい生活を描く傑作。
『趣味で腹いっぱい』改題
2019年の単行本『趣味で腹いっぱい』の文庫改題版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『あきらめる』(2024/3/15発売)
- 『ミライの源氏物語』(2023/3/1発売)
- 『むしろ、考える家事』
(2021/3/18発売) - 『肉体のジェンダーを笑うな』
(2020/11/5発売) - 『リボンの男』
(2019/12/11発売)
■文庫本新刊
- 『肉体のジェンダーを笑うな』(2024/2/20発売)
- 『ニセ姉妹』(2022/1/20発売)
- 『文豪お墓まいり記』(2021/9/1発売)
- 『鞠子はすてきな役立たず』(2021/8/6発売)
コンスタントに作品を発表している山崎ナオコーラさん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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