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【2024年最新版】窪美澄の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

窪美澄の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

2009年「ミクマリ」で第8回R-18文学賞大賞を受賞してデビューした窪美澄さん。直木賞候補にも複数回ノミネートされ、2022年7月に『夜に星を放つ』で第167回直木賞を見事受賞しました。

そんな窪美澄さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します

それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。

窪美澄の単行本新刊情報

1.『ぼくは青くて透明で』(2024/1/16発売)

最新刊

文藝春秋

<あらすじ>
「ぼく」(羽田海)は、血の繋がらない継母の美佐子さんと二人暮らしをしている。

ぼくが高校一年の夏に、美佐子さんの仕事の都合で引っ越しをすることになった。前の町で美佐子さんが勤めていた印刷会社が倒産したのだ。幼いころは父さんと母さんがいたけれど、ぼくが六歳のときに母さんは家を出ていき、その後美佐子さんと結婚した父さんもどこかに行ってしまった。

勉強も好きじゃないし、運動も得意じゃない。いつか美佐子さんとも離れなくちゃいけない。そんなとき、「ぼく」は、転校先の高校で忍と出会った……。出会ってしまった。

こちらが単行本の最新刊になります。

2.『ルミネッセンス』(2023/7/20発売)

短編集

光文社

<あらすじ>
低層の団地群を抱くその町は寂れていた。

商店街にはシャッターが目立ち、若者は都会に去り、昔からある池には幽霊が出るという。その土地で人びとが交わすどこか歪な睦み。終着点は見えている。だから、輝きに焦がれた。燃え尽きてもいいから。

直木賞作家のダークサイドで染め上げられた連作短編集。

 

3.『夜空に浮かぶ欠けた月たち』(2023/4/11発売)

KADOKAWA

<あらすじ>
きれいな形でなくてもいい。 きっと誰かが照らしてくれる。

東京の片隅、小さな二階建ての一軒家。庭に季節のハーブが植えられているここは、精神科医の夫・旬とカウンセラーの妻・さおりが営む「椎木(しいのき)メンタルクリニック」。

キラキラした同級生に馴染めず学校に行けなくなってしまった女子大生、忘れっぽくて約束や締め切りを守れず苦しむサラリーマン、いつも重たい恋愛しかできない女性会社員、不妊治療を経て授かった娘をかわいいと思えない母親……。夫妻はさまざまな悩みを持つ患者にそっと寄り添い、支えていく。

だが、夫妻にもある悲しい過去があって……。

 

4.『タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース』(2022/12/19発売)

筑摩書房

<あらすじ>
とある団地で5歳上の姉・七海と暮らすみかげ。父とは死別し、母は数年前に出て行ったきり。

家計を支える姉に心苦しさを覚えながらも、ぜんそく持ちで、かつ高校でいじめに遭い定時制高校に通っていることもあり、自分の無力さにうちひしがれて、未来に希望が持てず「死」に惹かれはじめる。

そんな彼女の前に団地警備員を名のる奇妙な老人・ぜんじろうが現れ、みかげの日常が変わっていく――

 

5.『夏日狂想』(2022/9/29発売)

講談社

<あらすじ>
私は「男たちの夢」より自分の夢を叶えたかった、「書く」という夢を――。

女は、男たちのように芸術に関わってはいけないのだろうか、芸術を生み出すこともできないのだろうか? 大正から戦後の昭和にかけて、詩人、作家、評論家……

さまざまな文学者たちとの激しい恋の果てに、互いに傷つけ合いつつも礼子がついに掴んだものは――。時代に抗いながら創造する女を描き出した新たな代表作の誕生!

 


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



窪美澄の文庫本新刊情報

1.『朔が満ちる』(2024/7/5発売)

文庫最新刊

朝日新聞出版

<あらすじ>
サバイブ、したのか? 俺ら。家族という〈戦場〉から。

史也の中で鮮烈に残る映像は、父を殺そうと振り上げた斧だ──。

痛みを伴う読書体験の先に、かけがえのない希望を見せてくれる、直木賞作家の真骨頂!

2021年の単行本の文庫版です。

2.『ははのれんあい』(2024/1/23発売)

KADOKAWA

<あらすじ>
夫とは職場の友人を通じて知り合った。口数は少ないし、ぶっきらぼうだけど、優しい。結婚して智晴(ちはる)が生まれ、慎ましいながらも幸せな3人生活が始まった。しかし生活はなかなか立ち行かない。

息子を預けて働きに出た由紀子は、久しぶりの仕事で足を引っ張りながらも何とか食らいつき、家庭と両立していく。そんな矢先に発覚した、双子の次男と三男の妊娠……家族が増えてより賑やかになる一方、由紀子の前に立ち塞がる義母の死、夫との不和、そして――。

「家族は時々、形を変えることがあるの。だけど、家族はずっと家族なの」。どんな形をしていても「家族」としてどれも間違ってない、ということを伝えたかったと語る直木賞作家・窪美澄が放つ、渾身の家族小説。

文庫版には家族のその後を描いたスピンオフ短編「ははのけっこん」も収録。

2021年の単行本の文庫版です。

3.『私は女になりたい』(2023/4/14発売)

講談社

<あらすじ>
赤澤奈美は四十七歳、美容皮膚科医。

夫と別れ、一人息子を育て、老母の面倒をみながら、仕事一筋に生きてきた。ふとしたことから、元患者で十四歳年下の業平公平と嵐に遭ったかのように恋に落ちる。

頑なに一人で生きてみせようとしてきた奈美の世界が、色鮮やかに変わってゆく。直木賞作家、渾身の恋愛小説。

2020年の単行本の文庫版です。

4.『たおやかに輪をえがいて』(2022/12/21発売)

中央公論新社

<あらすじ>
結婚二十年。娘は大学生に育ち、住宅ローンもほぼ完済し、主婦・絵里子の人生は穏やかに収束するはずだった。

夫の風俗通い、娘の危険な恋愛、愛した父の不実など、思いがけない家族の秘め事が明らかになるまでは……。

妻でも母でもない道が、鮮やかに輝き出す長編小説。

2020年の単行本の文庫版です。

5.『いるいないみらい』(2022/4/21発売)

短編集

KADOKAWA

<あらすじ>
いつかは欲しい、でもいつなのかわからない……夫婦生活に満足していた知佳。

しかし妹の出産を機に、夫に変化が――「1DKとメロンパン」。

毎日を懸命に生きる全ての人へ、手を差し伸べてくれる5つの物語

2019年の単行本の文庫版です。


文庫本の新刊情報は以上になります。



まとめ

それぞれおさらいします。

文庫本新刊

  1. 『朔が満ちる』(2024/7/5発売)
  2. 『ははのれんあい』(2024/1/23発売)
  3. 『私は女になりたい』(2023/4/14発売)
  4. 『たおやかに輪をえがいて』(2022/12/21発売)
  5. 『いるいないみらい』(2022/4/21発売)

精力的に作品を発表している窪美澄さん。次作も楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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ABOUT ME
ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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