元自衛隊員というキャリアを持ち、『鉄道員』で直木賞を受賞した浅田次郎さん。
そんな浅田次郎さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
浅田次郎の単行本新刊情報
1.『見果てぬ花』(2020/10/27発売)
最新刊、エッセイ
小学館
<あらすじ>
本の中で世界旅行ができる傑作エッセイ集JAL機内誌『スカイワード』連載2017年~2020年分を収録。海外、国内での抱腹絶倒の出来事から身辺に起こる様々な出来事を絶妙の筆致で描く傑作エッセイ集。
桜の季節の京都で遭遇した不思議な着物を着た人々を描く『見果てぬ花』、失踪していた老猫が帰るまでの顛末を描く『四日目の奇跡』 ビンテージカーになっても愛車に乗り続ける理由とは『めざせ!二十万キロ』ほか全41篇。
単行本はこちらが最新刊です。
2.『流人道中記』(2020/3/6発売)
中央公論新社
<あらすじ>
万延元年(1860年)。姦通の罪を犯したという旗本・青山玄蕃に、奉行所は青山家の所領安堵と引き替えに切腹を言い渡す。だがこの男の答えは一つ。「痛えからいやだ」。
玄蕃には蝦夷松前藩への流罪判決が下り、押送人に選ばれた一九歳の見習与力・石川乙次郎とともに、奥州街道を北へと歩む。
口も態度も悪いろくでなしの玄蕃だが、道中で行き会う抜き差しならぬ事情を抱えた人々は、その優しさに満ちた機転に救われてゆく。
この男、一体何者なのか。そして男が犯した本当の罪とは?
3.『大名倒産』(2020/2/18発売)
文藝春秋
<あらすじ>
丹生山松平家三万石を襲いだばかりの若き殿様は江戸城で脂汗を垂らしていた。――御尊家には金がない。
老中からの宣告に慌てて調べてみれば藩の経済事情は火の車であった。奇跡でも起こらぬ限り返しようもない額の借金に押し潰される寸前の弱小大名家。父である御隠居はこの苦境を見越して、庶子の四男である小四郎に家督をとらせたのだ。計画的に「大名倒産」を成した暁に、腹を切らせる役目のために……。
父祖から受け継いだお家を潰すまい、美しき里である領地の民を路頭に迷わせまいと、江戸とお国を股にかけての小四郎の奮戦が始まる!
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
浅田次郎の文庫本新刊情報
1.『長く高い壁 The Great Wall』(2021/2/25発売)
文庫最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
ここは戦場か、それとも殺人現場か――。従軍作家が日本軍の闇に挑む。従軍作家として北京に派遣された小柳逸馬は、突然の要請で検閲班長の川津中尉と万里の長城へ向かう。
第一分隊全員が原因不明の死を遂げた事件の真相を探るうち、小柳は日中戦争の真実と闇に迫ってゆく――。
2018年刊行の単行本の文庫版です。
2.『おもかげ』(2020/11/13発売)
講談社
<あらすじ>
定年の日、最後の出社の帰り途に通い慣れた地下鉄で倒れた男。集中治療室にいるはずの男の意識はいつの間にか自由にさまよいだし、不思議な女と出会うーー。
涙なくして読めない感動のラスト。人生のすべてが詰まった浅田文学の新たなる金字塔。
2017年刊行の単行本の文庫版です。
3.『地下鉄に乗って 新装版』(2020/10/15発売)
講談社
<あらすじ>
永田町の地下鉄駅の階段を上がると、そこは30年前の風景。ワンマンな父に反発し自殺した兄が現れた。さらに満州に出征する父を目撃し、また戦後闇市で精力的に商いに励む父に出会う。だが封印された“過去”に行ったため……。
思わず涙がこぼれ落ちる感動の浅田ワールド。吉川英治文学新人賞に輝く名作。
1994年刊行の単行本の文庫新装版です。
あの名作が新装版となって登場です。
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まとめ
それぞれおさらいします。
■文庫本新刊
- 『長く高い壁 The Great Wall』
(2021/2/25発売) - 『おもかげ』
(2020/11/13発売) - 『地下鉄に乗って 新装版』
(2020/10/15発売)
今後も新しい物語を期待したいですね!
また、元自衛隊員の浅田次郎さん。浅田さんの作品を含む自衛隊をテーマにした小説を以下の記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。
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