2015年「スクラップ・アンド・ビルド」で第153回芥川賞を受賞した羽田圭介さん。
そんな羽田圭介さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
羽田圭介の新刊単行本、文庫一覧
まずは直近の単行本、文庫の一覧です。
■単行本新刊
- 『羽田圭介、家を買う。』(2025/4/25発売)
- 『バックミラー』(2025/3/25発売)
- 『タブー・トラック』(2024/8/22発売)
- 『滅私』(2021/11/30発売)
- 『Phantom』(2021/7/14発売)
■文庫本新刊
- 『phantom』(2024/9/4発売)
- 『滅私』(2024/7/29発売)
- 『成功者K』(2022/4/6発売)
- 『5時過ぎランチ』(2021/10/7発売)
- 『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』
(2018/11/15発売)
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それでは続いて、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
羽田圭介の単行本新刊情報
1.『羽田圭介、家を買う。』(2025/4/25発売)
最新刊
集英社
<あらすじ>
「実労働だけじゃ無理だ」。株式、為替、CFDに不動産。あらゆる資産運用で「五億円」を作り出し、快適な執筆環境のための理想の家を手に入れたい。
そう思い立った作家は、手を尽くして資金捻出を試みる。銀行融資の開拓や投資での失敗。様々な物件の内見に数々のトラブルも……。苦難と苦悩の家探しの末に、最高のマイホームにたどり着くことはできるのか?
「週刊プレイボーイ」で1年半にわたり連載された「作家・羽田圭介 資産運用で五億円の豪邸を買う。」を再構成し、新たな書き下ろしを大幅に追加しました。
家を買いたい人、迷っている人、家はいらないと考えている人も、「家」を探求するすべての人へ。人生最大の決断「家を買う」、これは究極の買い物ドキュメントです。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『バックミラー』(2025/3/25発売)
河出書房新社
<あらすじ>
元ストーカーと暮らしながら他人のストーカーを覗き見る、落ち目のミュージシャン
極度の無駄嫌いで、ビジネスのため東京駅至近の高層マンションに住むM&A会社社長
緑豊かな公園前の低層マンション生活を送るも、突然樹木伐採が始まり困惑する女……
3.『タブー・トラック』(2024/8/22発売)
講談社
<あらすじ>
【タブートラック】…改造車。世間の目を気にせず、禁忌を犯せるプライベートスペース。世間が抱くクリーンなイメージを維持するために、押しつぶされそうになる俳優。過去の失敗から、自らをコントロールすることに腐心する脚本家。不祥事を起こした著名人をSNSで弾劾し、恵まれない人生の憂さ晴らしをする会社員。親に黙って整形し、歌とビジュアルを武器に動画配信で荒稼ぎする女子高生。
タブーに縛られ、タブーに魅せられた人生が交錯する先に現れたのは、「理想」の世界か、それとも――?
4.『滅私』(2021/11/30発売)
新潮社
<あらすじ>
物を捨てよ、心も捨てよ。ミニマリストの男が直面するSDGs時代の悲喜劇。必要最低限の物だけで暮らすライターの男。物だけでなく人間関係にも淡泊で、同志が集うサイトの運営と投資で生計を立て、裕福ではないが自由でスマートな生活を手に入れた。
だがある日、その人生に影が差す。自分の昔の所業を知る人物が現れたのだ。過去は物ほど簡単には捨てられないのか。更新される煩悩の現在を鋭く描く。
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『Phantom』(2021/7/14発売)
文藝春秋
<あらすじ>
外資系食料品メーカーの経理事務として働く華美は、人付き合いはほどほどに倹約に励み、資産を増やすべく日々株投資に勤しんでいる。同僚で恋人の直幸は「お金儲けよりも自分に投資すべき」と華美を笑うが、スエという人物率いるオンラインコミュニティ活動にのめり込んでゆく。
「ムラ」の中では贈与の報酬としてのポイント「シンライ」が付与され、そのアップデートされた新たな物々交換の世界は、マネーゲームに明け暮れる貨幣経済の現実を乗り越えてゆくのだ、と。
やがて会員たちとともに集団生活を始めた直幸を連れ出しに、華美は元恋人の傭兵とともに長野の村へと向かうのだが……。
大切なのは信頼かお金か、それとも?
高度に発達した資本主義、その欠陥を衝くように生まれる新たな幻影。年収250万円台カップルが繰り広げる羽田圭介の新たな代表作。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
羽田圭介の文庫本新刊情報
1.『phantom』(2024/9/4発売)
文庫最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
外資系食料品メーカーの事務職として働く元地下アイドルの華美は、生活費を切り詰め株に投資することで、給与収入と同じ配当を生む分身(システム)の構築を目論んでいる。恋人の直幸は「使わないお金は死んでいる」と華美を笑うが、とある人物率いるオンラインコミュニティ活動にのめり込んでゆく。そのアップデートされた物々交換の世界は、マネーゲームに明け暮れる現代の金融システムを乗り越えゆくのだ、と。
やがて会員たちと集団生活を始めた直幸を取り戻すべく、華美は《分身》の力を使おうとするのだが……。
高度に発達した資本主義、その欠陥を衝くように生まれる新たな幻影。
自らの価値観と生き方を問われる、いま読まれるべき傑作小説!
2021年の単行本の文庫版です。
2.『滅私』(2024/7/29発売)
新潮社
<あらすじ>
愛着が湧く前に捨てる。それが鉄則だ——。ライター業のかたわらブランドを経営し、ミニマリストな生活を発信する男、冴津。貰った物は家に帰ると捨て、家具や服は極力減らし、無駄を削ぎ落すことを追求する日々。そんな「身軽生活」を体現する彼の前に現れた“かつての自分”を知る男。その出会いは記憶の暗部を呼び起こし、信じていた世界を徐々に崩壊させていく。
芥川賞作家が放つ、不穏でスリリングな超問題作。
2021年の単行本の文庫版です。
3.『成功者K』(2022/4/6発売)
河出書房新社
<あらすじ>
ある朝突如有名人になったK。夢のように一変した日々は、不気味な迷宮への入口だった……“とんでもない小説”行定勲
2017年の単行本の文庫化作品です。
4.『5時過ぎランチ』(2021/10/7発売)
実業之日本社
<あらすじ>
ヤクザ、刑事、そして国家権力を相手に過酷すぎる仕事に遭遇した三人の超時間外労働!限りなく危険な仕事&犯罪小説!
2018年の単行本の文庫化作品です。
5.『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』(2018/11/15発売)
講談社
<あらすじ>
編集者須賀は作家と渋谷で打ち合わせ中、スクランブル交差点で女の子を襲うゾンビを目撃。各地で変質暴動者=ゾンビの出現が相次ぐ中、火葬されたはずの文豪たちまで甦り始め…。
デビュー10年目の極貧作家K、久しぶりに小説を発表した美人作家桃咲カヲル、家族で北へ逃げる小説家志望の南雲晶、区の福祉事務所でゾンビ対策に追われるケースワーカー新垣、ゾンビに噛まれてしまった女子高生青崎希。
この世界で生き残るのは誰か?
2016年の単行本の文庫化作品です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『羽田圭介、家を買う。』(2025/4/25発売)
- 『バックミラー』(2025/3/25発売)
- 『タブー・トラック』(2024/8/22発売)
- 『滅私』(2021/11/30発売)
- 『Phantom』(2021/7/14発売)
■文庫本新刊
- 『phantom』(2024/9/4発売)
- 『滅私』(2024/7/29発売)
- 『成功者K』(2022/4/6発売)
- 『5時過ぎランチ』(2021/10/7発売)
- 『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』
(2018/11/15発売)
比較的マイペースに作品を発表している羽田圭介さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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