2008年、『一朝の夢』で第15回松本清張賞を受賞しデビューした梶よう子(かじ・ようこ)さん。2016年には『ヨイ豊』で第154回直木三十五賞候補にも選ばれています。
そんな梶よう子さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
梶よう子の新刊単行本、文庫一覧
まずは直近の単行本、文庫の一覧です。
■単行本新刊
- 『雷電』(2025/11/5発売)
- 『京屋の女房』(2025/1/4発売)
- 『紺碧の海』(2024/8/1発売)
- 『商い同心 人情そろばん御用帖』(2023/12/7発売)
- 『雨露』(2023/10/18発売)
■文庫本新刊
- 『我、鉄路を拓かん』(2026/5/11発売)
- 『こぼれ桜 摺師安次郎人情暦』(2026/3/13発売)
- 『ほおずき、きゅっ:みとや・お瑛仕入帖』(2025/11/28発売)
- 『空を駆ける』(2025/7/18発売)
- 『噂を売る男 藤岡屋由蔵』(2025/2/12発売)
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それでは続いて、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
梶よう子の単行本新刊情報
1.『雷電』(2025/11/5発売)
最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
江戸時代の相撲は藩の威信を懸けた代理の戦。松江藩の江戸留守居役・石積多平太は、藩主・松平不昧が力を入れる相撲力士の育成に関わることに。過去のある出来事から相撲を憎む多平太だったが、松江のお抱え力士・雷電爲右衞門の圧倒的な強さを前に、徐々に相撲に魅入られていく。あるとき、雷電は、庄内藩の幕下力士、花頂山に敗北を喫し、更に次の場所でも花頂山に敗れてしまう。それは、相撲藩・松江藩にとっては、起きてはならぬ一大事であった。
各藩の思惑渦巻く土俵の上で、雷電と花頂山は何を思うのか。藩の威信、そして一人の力士としての意地を懸けた、両者の最後の一番の行方は――。
2.『京屋の女房』(2025/1/4発売)
潮出版社
<あらすじ>
山東京伝とふたりの妻、そして江戸出版の黎明期を賑わせた重鎮たちが躍動する!2025年大河ドラマの主役で話題の蔦重が見出した江戸時代のマルチクリエイター山東京伝が主人公の長編小説!
山東京伝には前妻と後妻、二人の妻がいた。後妻のゆりは少々浮世離れした夫との暮らしに戸惑い、「出来た前妻」の影に嫉妬を覚えながらも、完璧な妻を目指して奮闘していく。
京伝と二人の妻にまつわる感動的な場面や、スカッとして笑える悪者退治の騒動など、読み応え満載の物語
3.『紺碧の海』(2024/8/1発売)
徳間書店
<あらすじ>
絶海の無人島で鳥を撲殺し、金を生み出す島へと変えた男、玉置半右衛門。
その壮絶な人生とは!?八丈島生まれの留吉は、大工の棟梁をしている同郷の半右衛門の誘いで横浜へ移り、奉公先で商いを覚え異国語も学ぶ。偉ぶらず、やることは大胆で、強引さのある半右衛門に憧れていた留吉は「半右衛門の役に立ちたい」と思い続け、27年後ウィリアム商館で番頭を務めるまでになっていた。
「鳥島へ行かないか?」半右衛門に声をかけられ島へ渡ると驚くべき光景が広がっていた。
「おい! 羽を毟るのは丁寧にしろよ。売り物にならなくなっちまう」品定めに厳しい商売人の留吉は南洋開拓に命を懸けたこの男にますます魅了されていく!
4.『商い同心 人情そろばん御用帖』(2023/12/7発売)
短編集
実業之日本社
<あらすじ>
浅草に現れた評判の女易者を「いんちき」と断ずる男の言い分は?(「女易者」)。高価なはずの薬用人参が安値で売られている。本物か、重罪となる偽薬なのか…(「御種人参」)。
北町奉行所で市中の物の値が適正かどうかを調べ、無許可の出版物等の差し止めを行う諸色調掛同心(しょしきしらべがかりどうしん)・
澤本神人(さわもとじんにん)が子分の庄太と江戸の商売の不正と謎を暴く。次々起こる事件には、なぜか元南町奉行・跡部良弼(あとべよしすけ)の影が…。
5.『雨露』(2023/10/18発売)
幻冬舎
<あらすじ>
慶応四年。鳥羽伏見の戦いで幕府軍を破った新政府軍が江戸に迫る。多くの町人も交えて結成された彰義隊は上野寛永寺に立て篭もるが、わずか半日で最新兵器を駆使する官軍に敗北——。
なぜ、名もなき彼らは、無謀な戦いの場に身を投じたのか。臆病者の旗本次男・小山勝美ら、若き彰義隊隊士の葛藤と非業の運命を情感豊かな筆致で描き出す、号泣必至の傑作!
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
梶よう子の文庫本新刊情報
1.『我、鉄路を拓かん』(2026/5/11発売)
文庫最新刊
PHP研究所
<あらすじ>
「日本初の鉄道が、海の上を走る!」明治の初め、新橋~横浜間の鉄道開設は、新政府肝煎りの一大事業だった。<br>用地取得ができず、海上を走らせる部分もある難工事。
勝海舟からアメリカの蒸気車の話を聞き、政府の役人・井上勝から頼まれて、芝~品川間の海上に建設する「築堤」部分を請け負ったのが、本書の主人公・平野屋弥市である。
工期は二年余りと短く、失敗は許されない。弥市が集めた仲間に井上勝、そしてイギリスからやって来た技師エドモンド・モレルも加わったチームが、至難のプロジェクトに挑んでいく。予想外の事故に翻弄されつつ、夢を実現していった男たちの姿を活き活きと描いた傑作長編。
近代化に向けて一歩を踏み出した頃の日本を、庶民の目線から描いた物語である。
2023年刊行作品の文庫版です。
2.『こぼれ桜 摺師安次郎人情暦』(2026/3/13発売)
短編集
角川春樹事務所
<あらすじ>
優れた仕事ぶりで「おまんまを喰いっぱぐれる心配がない」ことから『おまんまの安』というふたつ名を持つ摺師・安次郎は、亡き女房の実家へ預けていた息子の信太を引き取り、神田明神下の長屋に父子二人で暮らしていた。ある日、魚屋のうろこ屋が初鰹を破格で売ると言い出した。粋な趣向に江戸の人々が大いに盛り上がる中、安次郎はうろこ屋のおかみ・お民が不義で家を追い出されたと聞く。一方、安次郎は二十数年ぶりに叔父との再会の時が近づいていた……(「邂逅の桜」)。
人生の滋味にあふれた、切ない香りが吹き抜ける傑作人情小説、待望の第三巻。
2023年刊行作品の文庫版です。
3.『ほおずき、きゅっ:みとや・お瑛仕入帖』(2025/11/28発売)
短編集
新潮社
<あらすじ>
お瑛は真面目な夫、成次郎の変化に気づく。何か普段と違う。隠し事があるの?不安な気持ちのまま、今日も店を開ける。いわくありげな品の謎を解き明かし、人と物、人と人を繋ぐのがみとやの商いだ。不思議な背負い籠、ほおずきの秘密、開けてはならない玉手箱。意外な展開で真相がわかった矢先、お瑛に異変が……。
巧みな伏線を織り込みながら、家族の想いがしみじみとした涙を呼ぶ六篇。
4.『空を駆ける』(2025/7/18発売)
集英社
<あらすじ>
江戸末期、会津藩士の父のもとに生まれたカシ(のちの賤子)は、幼子の頃、戊辰戦争で九死に一生を得るが、のちに母を亡くし、横浜の生糸問屋へ養子に出されて孤独な少女時代を過ごす。転機となったのは、明治八年。養家を離れ、十一歳でアメリカ人女性宣教師メアリー・キダーが創立した女子寄宿学校フェリス・セミナリーへ入学。新しい校舎、新しい仲間たち、新しい学び。
そこはカシにとって、会津を離れて以来、初めての心安らぐ「ホーム」となっていく。
「わたしは、翼を広げ、空を駆けるように飛ぶための準備をしなければならない」
カシは、女性の自立と子どもの幸福こそがこの国の未来を照らすと信じ、命を燃やしていく――。一人の女性として、妻として、そして三人の子の母として。
激動の明治を懸命に生ききった三十一年の生涯に新たな光をあてる渾身長編!
2022年刊行作品の新装版です。
5.『噂を売る男 藤岡屋由蔵』(2025/2/12発売)
PHP研究所
<あらすじ>
江戸時代に、権力者の陰謀に、《情報》で立ち向かう男がいた。現代のネット社会を先取りしたような男が、200年近く前にもいたのである。その名は藤岡屋由蔵――。表向きは神田旅籠町の一角で古本を商っているのだが、由蔵が売っていたのは、実は裏が取れた噂や風聞だった。買いに来るのは、各藩の留守居役や奉行所の役人たちである。
そんな由蔵が、シーボルト事件に巻き込まれ、手下が命を落とすことに。手下の理不尽な死を許せない由蔵は、真実を暴くために動き始める。
天下を揺るがす大事件を情報屋の目線で描いた、時代サスペンス小説。書評家の縄田一男氏も、「時を忘れる快作」と絶賛する力作である。
2021年刊行作品の新装版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『雷電』(2025/11/5発売)
- 『京屋の女房』(2025/1/4発売)
- 『紺碧の海』(2024/8/1発売)
- 『商い同心 人情そろばん御用帖』(2023/12/7発売)
- 『雨露』(2023/10/18発売)
■文庫本新刊
- 『我、鉄路を拓かん』(2026/5/11発売)
- 『こぼれ桜 摺師安次郎人情暦』(2026/3/13発売)
- 『ほおずき、きゅっ:みとや・お瑛仕入帖』(2025/11/28発売)
- 『空を駆ける』(2025/7/18発売)
- 『噂を売る男 藤岡屋由蔵』(2025/2/12発売)
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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