2010年に『天地明察』で第7回本屋大賞を受賞した冲方丁(うぶかた・とう)さん。
SFや歴史小説の分野で、斬新な視点を持つ作品を多く発表しています。
そんな冲方丁さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
冲方丁の単行本新刊情報
1.『マイ・リトル・ヒーロー』(2023/3/24発売)
最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
暢気なだけが取り柄の暢光は、事業を興しては失敗し、妻から離婚を言い渡される始末。離れて暮らす中2の息子と小3の娘とはオンラインで会うばかりで、オンラインゲームは最後の砦となっている。そんな中、息子の凛一郎が交通事故に遭い、意識不明に。
悲しみに暮れる暢光だったが、ゲーム内で息子からメッセージが届き……ゲームを通して成長し、繋がっていく、新しい家族の物語。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『SGU 警視庁特別銃装班』(2023/3/10発売)
TOブックス
<あらすじ>
銃犯罪が急増する日本。来たる銃社会の危機に立ち向かうのは警視庁内に設立された少数精鋭の特別銃装班SGUーSpecial Gun-bearing Unitー
本書は彼らの活動の記録である。
3.『骨灰』(2022/12/9発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
大手デベロッパーのIR部で勤務する松永光弘は、自社の高層ビルの建設現場の地下へ調査に向かっていた。目的は、その現場について『火が出た』『いるだけで病気になる』『人骨が出た』というツイートの真偽を確かめること。異常な乾燥と、嫌な臭い――人が骨まで灰になる臭い――を感じながら調査を進めると、図面に記されていない、巨大な穴のある謎の祭祀場にたどり着く。穴の中には男が鎖でつながれていた。
数々の異常な現象に見舞われ、パニックに陥りながらも男を解放し、地上に戻った光弘だったが、それは自らと家族を襲う更なる恐怖の入り口に過ぎなかった。
4.『剣樹抄 不動智の章』(2021/11/5発売)
文藝春秋
<あらすじ>
幕府の隠密組織「拾人衆」に加わった了助。だが、父の死の真相と光國との因縁を知り――舞台は日光道中へ。
更に加速する江戸諜報劇!
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『月と日の后』(2021/9/21発売)
PHP研究所
<あらすじ>
「わたしがこの子の母になる」ーー内向的な少女は、いかにして平安王朝の“国母”となったか。
藤原彰子の生涯を描いた感動の歴史長編。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
冲方丁の文庫本新刊情報
1.『サタデーエッセー 冲方丁の読むラジオ』(2023/10/20発売)
文庫最新刊
集英社
<あらすじ>
土曜朝のラジオ番組でのトーク8年分を文字でまとめ直した、おしゃべりエッセイ集。震災を経ての想いや、「人間の数え方」「日本の食」「正義感と正義の違い」など、その時々の関心事やふとした気づき、つい考えてしまうこと、周囲の人と語り合ったことなど、幅広いテーマを短くわかりやすく語り掛ける。
人気作家の頭の中を覗きながら、考えるヒントが見つかる、楽しくてためになる1冊。
2.『剣樹抄 不動智の章』(2023/10/11発売)
文藝春秋
<あらすじ>
幕府の隠密組織「拾人衆」の一員となった無宿の少年、六維了助。明暦の大火を引き起こした盗賊の「極楽組」を追う中で、父を殺した憎き男の正体が慕っていた光國と知る。裏切られた思いで仇討ちに走ろうとする了助を、剣術家の柳生義仙が取り押さえ、二人は廻國修行の旅へ――。
傑作時代エンターテインメント第二弾
2021年刊行作品の文庫版です。
3.『マルドゥック・アノニマス 8』(2023/5/23発売)
早川書房
<あらすじ>
オクトーバー社への集団薬害訴訟が開始、ハンターが市議会議員選に出馬する中、マルセル島の抗争がマルドゥック市全域を揺るがす。
人気の「マルドゥックシリーズ」最新刊です。
4.『マルドゥック アノニマス 7』(2022/3/16発売)
早川書房
<あらすじ>
ついにバロットとの再会を果たしたウフコックであったが、新たな潜入捜査へと向かう。一方、眠り続けるハンターが目にしたのは?
5.『麒麟児』(2021/11/20発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
慶応四年三月。鳥羽・伏見の戦いに勝利した官軍は、徳川慶喜追討令を受け、江戸に迫りつつあった。軍事取扱の勝海舟は、五万の大軍を率いる西郷隆盛との和議交渉に挑むための決死の策を練っていた。江戸の町を業火で包み、焼き尽くす「焦土戦術」を切り札として。和議交渉を実現するため、勝は西郷への手紙を山岡鉄太郎と益満休之助に託す。二人は敵中を突破し西郷に面会し、非戦の条件を持ち帰った。だが徳川方の結論は、降伏条件を「何一つ受け入れない」というものだった。
三月十四日、運命の日、死を覚悟して西郷と対峙する勝。命がけの「秘策」は発動するのか――。
幕末最大の転換点、「江戸無血開城」。命を賭して成し遂げた二人の“麒麟児”の覚悟と決断を描く、著者渾身の歴史長編。
2018年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『マイ・リトル・ヒーロー』(2023/3/24発売)
- 『SGU 警視庁特別銃装班』(2023/3/10発売)
- 『骨灰』(2022/12/9発売)
- 『剣樹抄 不動智の章』(2021/11/5発売)
- 『月と日の后』(2021/9/21発売)
■文庫本新刊
- 『サタデーエッセー 冲方丁の読むラジオ』(2023/10/20発売)
- 『剣樹抄 不動智の章』(2023/10/11発売)
- 『マルドゥック・アノニマス 8』(2023/5/23発売)
- 『マルドゥック アノニマス 7』(2022/3/16発売)
- 『麒麟児』(2021/11/20発売)
コンスタントに作品を発表し続けている冲方丁さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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