2010年に『天地明察』で第7回本屋大賞を受賞した冲方丁(うぶかた・とう)さん。
SFや歴史小説の分野で、斬新な視点を持つ作品を多く発表しています。
そんな冲方丁さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
冲方丁の単行本新刊情報
1.『生き残る作家、生き残れない作家 冲方塾・創作講座』(2021/4/14発売)
最新刊、創作講座
早川書房
<あらすじ>
著者自ら指南した大人気創作講義を書籍化! 言葉の力とは何か、言葉を使って文章を書くにはどんな考え方が必要か──ジャンルを軽々と越境し、業界の一線で20年以上活躍を続ける著者みずから指導した大人気創作講座の内容に、加筆修正をおこない完全書籍化!
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『アクティベイター』(2021/1/26発売)
新書
文藝春秋
<あらすじ>
羽田空港に突如、中国のステルス爆撃機が飛来した。女性パイロットは告げる。「積んでいるのは核兵器だ」と。核テロなのか、あるいは宣戦布告なのか。警察庁の鶴来(つるぎ)は爆撃機のパイロットを事情聴取しようとするが、護送中に何者かに拉致されてしまう。
囚われた彼女を助けたのは鶴来の義兄で警備員の真丈(しんじょう)だった。真丈は彼女に亡き妹の姿を重ね、逃亡に手を貸す決意をする。
核起爆の鍵を握る彼女の身柄をめぐり、中国の工作員、ロシアの暗殺者、アメリカの情報将校、韓国の追跡手が暗闘する。
一方、羽田には防衛省、外務省、経産省の思惑が交錯する。
いったい誰が敵で、誰が味方なのか。なぜ核は持ち込まれたのか。爆発すれば人類史上最大の犠牲者が――その恐怖の中、真丈と鶴来が東京中を奔走する。
3.『剣樹抄』(2019/7/10発売)
新書
文藝春秋
<あらすじ>
捨て子を保護し、諜者として育てる幕府の隠密組織“拾人衆”。これを率いる水戸光圀は、父を旗本奴に殺されてのち、自我流の剣法を身につけた少年・六維了助に出会う。拾人衆に加わった了助は、様々な能力に長けた仲間と共に、江戸を焼いた「明暦の大火」が幕府転覆を目論む者たちによる放火だったのではという疑惑を追うが―
くじり剣法の六維了助、見参!
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
冲方丁の文庫本新刊情報
1.『戦の国』(2020/8/12発売)
文庫最新刊、短編集
講談社
<あらすじ>
一五六〇年、桶狭間の合戦前夜。緊張感漂う清洲城で、織田信長は扇子を手に敦盛を舞い、静かにある決意を固めていた。やがて信長は一つの作戦を示す。あまりの無謀さに家臣の猛反対にあう中、信長だけに見えていた勝利への道筋とは。
動乱の時代を駆け抜けた織田信長、上杉謙信、明智光秀、大谷吉継、小早川秀秋、豊臣秀頼ら六将の目を通して“戦国”を活写した連作短編集。
2017年刊行作品の文庫版です。
2.『マルドゥック・アノニマス 5』(2020/5/26発売)
早川書房
<あらすじ>
ウフコックを探すには、まずはハンターを知る必要がある―そう考えて“楽園”を再訪したバロットは、ハンターとオクトーバー一族の意外な過去に辿り着く。“クインテット”の結成以前に、彼に何があったのか?引き続き捜索と調査を行う一方でバロットは、ストリートでの過酷な経験を経て、エンハンサーとなった少女アビーを家族に迎える準備を進めていた。
かつての自分のように、信頼できる相手を求める少女を救うために。
人気の「マルドゥックシリーズ」最新刊です。
3.『マルドゥック・アノニマス 4』(2019/3/20発売)
早川書房
<あらすじ>
オフィスとクインテットの死闘の末、両陣営は多数負傷者を出し、ウフコックはハンターに拉致されてしまう。何も知らずに友人たちとの卒業旅行から帰ったバロットは、イースターからこれまでの経緯を聞き、ウフコックの奪還を決意する。善なる協力者たち、大学での新たな学び、そして楽園―考えうるすべての方法を使って。
あの日、ネズミの良心に救われた少女はいつしか二十歳に近づいていた。二人の物語が再び動き出す。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『生き残る作家、生き残れない作家 冲方塾・創作講座』(2021/4/14発売)
- 『アクティベイター』
(2021/1/26発売) - 『剣樹抄』
(2019/7/10発売)
■文庫本新刊
- 『戦の国』
(2020/8/12発売) - 『マルドゥック・アノニマス 5』
(2020/5/26発売) - 『マルドゥック・アノニマス 4』
(2019/3/20発売)
コンスタントに作品を発表し続けている冲方丁さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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