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冲方丁「マルドゥック・スクランブル」シリーズの最新作と読む順番、あらすじまとめ

冲方丁「マルドゥック・スクランブル」シリーズの最新作と読む順番、あらすじまとめ

冲方丁さんの「マルドゥック・スクランブル」は、科学技術により一命をとりとめた主人公の少女・バロットが特殊能力を使い、委任事件担当捜査官のイースターらと、自らを殺そうとした人物を追いかけるという人気シリーズ。

そんな冲方丁さんの「マルドゥック・スクランブル」の読む順番を紹介いたします!

「マルドゥック・スクランブル」第一部の読む順番

本編全3作が早川書房から刊行されています。

おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。

一覧は以下になります。

それではおさらいします。

それでは、あらすじも含めて順番に見ていきましょう。

1.『マルドゥック・スクランブル The 1st Compression』(2003年)

<あらすじ>
なぜ私なの?

賭博師シェルの奸計により少女娼婦バロットは爆炎にのまれた。瀕死の彼女を救ったのは、委任事件担当官にして万能兵器のネズミ、ウフコックだった。

法的に禁止された科学技術の使用が許可されるスクランブル-09。この緊急法令により蘇ったバロットはシェルの犯罪を追うが、そこに敵の担当官ボイルドが立ち塞がる。

それはかつてウフコックを濫用し、殺戮の限りを尽くした男だった。

代表作の完全改稿版、始動!

こちらが第1作目。

バロットはなぜ事件に遭ったのか、そして犯人のシェルはどんな人物なのか? スピーディーな読み口で、先が気になって仕方ありません。

2.『マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion』(2003年)

<あらすじ>
少女は戦うことを選択した。

人工皮膚をまとい、高度な電子干渉能力を得て再生したバロットにとって、ボイルドが放った5人の襲撃者も敵ではなかった。

ウフコックが変身した銃を手に、驚異的な空間認識力と正確無比な射撃で次々に相手を仕留めていくバロット。しかしその表情には強大な力への陶酔があった。

やがて濫用されたウフコックが彼女の手から乖離した刹那、ボイルドの圧倒的な銃撃が眼前に迫る。緊迫の第2巻!

2作目。

バロットは自身の持つ力を過信していき……。

3.『マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust』(2003年)

<あらすじ>
それでも、この世界で生きる

バロットは壮絶な闘いを経て、科学技術発祥の地“楽園”を訪れ、シェルの犯罪を裏付けるデータが、カジノに保管された4つの100万ドルチップ内にあることを知る。

チップを合法的に入手すべく、ポーカー、ルーレットを制してゆくバロット。ウフコックの奪還を渇望するボイルドという虚無が迫るなか、彼女は自らの存在証明をかけて、最後の勝負ブラックジャックに挑む。

喪失と再生の完結篇。

こちらが本編の完結編。

どのような結末を迎えるのかは、実際に読んでみてくださいね。

「マルドゥック・スクランブル」第二部(前日譚)

『マルドゥック・ヴェロシティ』は主人公の宿敵ディムズデイル・ボイルドが、どのようにしてディムズデイル・ボイルドになっていったのかが描かれます。

時系列的にはこちらが先ですが、「スクランブル」を先に読んだほうが、こちらをより深く楽しめます。

全3作です。

1.『マルドゥック・ヴェロシティ1』(2006年)

<あらすじ>
戦地において友軍への誤爆という罪を犯した男――ディムズデイル=ボイルド。

肉体改造のため軍研究所に収容された彼は、約束の地への墜落のビジョンに苛まれていた。そんなボイルドを救済したのは、知能を持つ万能兵器にして、無垢の良心たるネズミ・ウフコックだった。

だが、やがて戦争は終結、彼らを“廃棄”するための部隊が研究所に迫っていた……

『マルドゥック・スクランブル』以前を描く、虚無と良心の訣別の物語。

2.『マルドゥック・ヴェロシティ2』(2006年)

<あらすじ>
廃棄処分を免れたボイルドとウフコックは、“三博士”のひとりクリストファー教授の指揮の下、9名の仲間とともにマルドゥック市へ向かう。

大規模な再開発計画を争点にした市長選に揺れる街で、新たな証人保護システム「マルドゥック・スクランブル-09」の任務に従事するボイルドとウフコックたち。

だが、都市政財界・法曹界までを巻き込む巨大な陰謀のなか、彼らを待ち受けていたのはあまりにも凄絶な運命だった――

3.『マルドゥック・ヴェロシティ3』(2006年)

<あらすじ>
都市を支配する勢力の抗争に端を発した拷問殺人の背後には、闇の軍属カトル・カールの存在があった。

ボイルドらの熾烈な戦いと捜査により保護拘束された娘、ナタリアの証言が明らかにしたのは、労組対立を利用して権力拡大を狙うオクトーバー一族の影だった。

ついに牙を剥いた都市システムにより、次々と命を落としていく09メンバーたち。そしてボイルドもまた、大いなる虚無へと加速しつつあった――暗黒と失墜の完結篇

こちらが完結編になります。

「マルドゥック・スクランブル」番外編

『マルドゥック・フラグメンツ』(2011年)

短編集

<あらすじ>
『マルドゥック・スクランブル』『ヴェロシティ』、そして第3部『アノニマス』

刊行開始から8年を経て、コミック化、劇場アニメ化と、なお広がりをみせるマルドゥック・シリーズ。

本書ではバロット、ウフコック、ボイルドの過去と現在、そして未来を結ぶ5篇に加え、『アノニマス』を舞台にした書き下ろしを収録。

さらに著者のロング・インタビュウ、『スクランブル』幻の初期原稿を抜粋収録するシリーズ初の短篇集。

いわゆる「スクランブル」のファンブック的な作品集。

短編が収録されていますが、第3部の「アノニマス」にプロローグに通じる作品も入っているので、読んでおいても良いでしょう。

「マルドゥック・スクランブル」第三部(後日譚)

『マルドゥック・アノニマス』は「スクランブル」の2年後を描く世界。主人公はマルドゥックシティのアンダーグラウンドの調査を行うウフコックにチェンジ。

スクランブル、ヴェロシティの後に読むと良いでしょう。

1.『マルドゥック・アノニマス 1』(2016年)

<あらすじ>
『マルドゥック・スクランブル』から2年―

自らの人生を取り戻したバロットは勉学の道に進み、ウフコックは新たなパートナーのロックらと事件解決の日々を送っていた。

そんなイースターズ・オフィスに、馴染みの弁護士サムから企業の内部告発者ケネス・C・Oの保護依頼が持ち込まれた。

調査に向かったウフコックとロックは都市の新勢力“クインテット”と遭遇する。それは悪徳と死者をめぐる最後の遍歴の始まりだった。

2.マルドゥック・アノニマス 2』(2016年)

<あらすじ>
企業の内部告発者ケネス・C・Oの行方を追うなかで、ウフコックはパートナーのロックと弁護士サムを“クインテット”による惨殺された。

保護証人を失ったイースターズ・オフィスは事件不成立により調査を中断するが、ウフコックはサムの遺志を継いで“クインテット”への潜入捜査を始める。

ハンターの緻密な戦略のもと、アンダーグラウンドを制圧する“クインテット”の悪徳を、ウフコックはただ傍観するほかなかった。

3.『マルドゥック・アノニマス3』(2018年)

<あらすじ>
マルドゥック市の中枢部に食い込んだハンターは、共感によって新興勢力を“クインテット”に引き入れ、戦力を拡大していく。

その様を見せつけられたウフコックは、対抗できる“善の勢力”を結集するため孤独に奔走する。自らにとって唯一の善なる存在、バロットには何も知らせず、ただ新たな道を歩む姿を見守ると決めて。

ウフコックとハンター、それぞれの計画の機が覇熟したとき、両者の全面衝突が始まろうとしていた。

4.『マルドゥック・アノニマス 4』(2019年)

<あらすじ>
オフィスとクインテットの死闘の末、両陣営は多数負傷者を出し、ウフコックはハンターに拉致されてしまう。

何も知らずに友人たちとの卒業旅行から帰ったバロットは、イースターからこれまでの経緯を聞き、ウフコックの奪還を決意する。善なる協力者たち、大学での新たな学び、そして楽園――考えうるすべての方法を使って。

あの日、ネズミの良心に救われた少女はいつしか二十歳に近づいていた。二人の物語が再び動き出す

5.『マルドゥック・アノニマス 5』(2020年)

<あらすじ>
ウフコックを探すには、まずはハンターを知る必要がある―

そう考えて“楽園”を再訪したバロットは、ハンターとオクトーバー一族の意外な過去に辿り着く。“クインテット”の結成以前に、彼に何があったのか?

引き続き捜索と調査を行う一方でバロットは、ストリートでの過酷な経験を経て、エンハンサーとなった少女アビーを家族に迎える準備を進めていた。

かつての自分のように、信頼できる相手を求める少女を救うために。



漫画版「マルドゥック・スクランブル」

漫画版『マルドゥック・スクランブル』が全7巻で刊行されています。

作画は『聲の形』の大今良時さん。漫画版も面白いですよ!

まとめ

それではおさらいします。

冲方丁「マルドゥック・スクランブル」の読む順番は以上のようになります。

三部までは足かけ20年近くにも及ぶ大作シリーズ。まずは第一部から入っていくと、二部以降も読みたくなってくると思いますよ。

それでは、良い読書体験を!

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