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超ハイペースで作品を生み出しているミステリー作家の中山七里さん。
そんな中山七里さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
単行本と文庫、それぞれ最新刊から最大5冊を紹介していきます。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
中山七里の単行本新刊情報
1.『作家刑事毒島の暴言』(2024/9/19発売)
最新刊
幻冬舎
<あらすじ>
新人賞を獲ったばかりの作家の卵が殺された。若手刑事の高千穂は、作家兼業の名物刑事・毒島と捜査を開始する。被害者が通っていた小説教室を訪ねると、そこには異様な光景が……。受講生の提出作品を嘲笑する講師に、互いに貶し合う生徒たち。小説教室とは名ばかりの、マウントの取り合いが繰り広げられていた。高千穂が背筋を凍らせる中、嬉しそうな表情を浮かべる毒島。尋問が大好きな彼は、受講生のプライドをへし折る容赦ない取り調べを行うが――。小説好きは閲覧注意⁉
「どこまで本当?」な、文壇の闇を詰め込んだ大人気「作家刑事毒島」シリーズ第4弾!
こちらが最新刊になります。
2.『ドクター・デスの再臨』(2024/5/31発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
『帰ったら母親が死んでいました。ネットを通して、誰かに安楽死を依頼したみたいなんです』少女からの通報で警察に衝撃が走った。SNSを通じて安楽死を希望する者に処置を施すのは、警視庁捜査一課の犬養隼人が女性刑事・高千穂とともに過去に追い詰めた連続殺人犯〈ドクター・デス〉の手口だったからである。
拘置所にいる〈ドクター・デス〉に共犯がいたのか、それとも〈ドクター・デス〉に同調した模倣犯が現れたのか。犬養最大の敵が再び現れる。
どんでん返しの帝王が放つ、息もつかせぬ警察医療ミステリ!
3.『鬼の哭く里』(2024/5/15発売)
光文社
<あらすじ>
殺人鬼の咆哮が轟き、村人がまた祟り殺された岡山県津山市姫野村。人口 300 人にも満たないこの限界集落には、令和の現在も70余年前の呪縛を恐れていた。村人 6 人を惨殺した巌尾利兵衛の呪いにより、数年に一度、村にある鬼哭山から利兵衛の咆哮が轟き、仇なした者を殺すというのだ――。
新型コロナ感染症でパニックに陥る最中、一人の男が東京から移住してきたことをきっかけに、呪いの犠牲者と思しき死者が出てしまい……。
想像できない結末が読者を待つ本格伝奇推理!
4.『ヒポクラテスの悲嘆』(2024/3/6発売)
祥伝社
<あらすじ>
家族はどこで一線を越えてしまったのか浦和医大法医学教室にミイラ化した遺体が運び込まれた。亡くなったのは40歳の独身女性で、死後2週間が経っていた。 まだ4月だというのに埼玉で見つかった4体目の餓死死体だ。
埼玉県警の古手川によると、女性は大学受験に失敗して以来20年以上引き籠っていたという。同居していた70代の両親は先行きを案じ、何とか更生させようと民間の自立支援団体を頼ったが、娘は激昂し食事も摂らなかったらしい。彼女はなぜ餓死を選んだのか? それとも親が嘘を?
だが、解剖を行った光崎教授は、空っぽであるはずの胃から意外なものを見つけるが――。
5.『有罪、とAIは告げた』(2024/2/14発売)
小学館
<あらすじ>
東京地方裁判所の新人裁判官・高遠寺円は、日々の業務に忙殺されていた。公判、証人尋問、証拠や鑑定書の読み込み、判例等の抽出、判決文作成と徹夜が続く。東京高裁総括判事の寺脇に呼び出された円は、ある任務を命じられる。中国から提供された「AI裁判官」を検証するというものだ。〈法神2〉と名付けられたその筐体に過去の裁判記録を入力する。果たして、〈法神〉が一瞬で作成した判決文は、裁判官が苦労して書き上げたものと遜色なく、判決もまた、全く同じものだった。業務の目覚ましい効率化は、全国の裁判官の福音となった。しかし円は〈法神〉の導入に懐疑的だった。周囲が絶賛すればするほどAI裁判官に対する警戒心が増す。
そんなある日、円は18歳少年が父親を刺殺した事件を担当することになる。年齢、犯行様態から判断の難しい裁判が予想された。裁判長の檜葉は、公判前に〈法神〉にシミュレートさせるという。データを入力し、出力された判決は――「死刑」。ついに、その審理が始まる。
罪は、数値化できるのか。裁判官の英知と経験はデータ化できるのか。連載、即緊急出版! 目前に迫るあり得る未来に、人間としての倫理と本質を問う法廷ミステリー。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
中山七里の文庫本新刊情報
1.『作家刑事毒島の嘲笑』(2024/9/5発売)
文庫最新刊
幻冬舎
<あらすじ>
保守系の刊行物で有名な出版社に、何者かが火を放った。公安一課の淡海奨務は、左翼集団の犯行とみて捜査を開始する。そこで出会ったのは同じく事件を追う作家兼業の名物刑事・毒島真理。虫も殺さぬような風貌とは裏腹に、毒島は容赦ない口撃で犯人を徹底的に追い詰める。淡海はその姿にたじろぎつつも、行動を共にすることに。間もなくネットに公開された「急進革マル派」を名乗る過激派の声明。
果たして事件は大量殺人の予兆なのか? どんでん返しの帝王がおくるノンストップミステリ!
2022年刊行作品の文庫版です。
2.『境界線』(2024/8/5発売)
宝島社
<あらすじ>
女性の遺体が発見された。身分証から、七年前の東日本大震災で行方不明になっていた人物であることが判明した。名前は笘篠奈津美。宮城県警捜査一課警部・笘篠誠一郎の妻だった。笘篠は遺体の待つ現場へ急ぐ。しかし、目にしたのは妻とはまったくの別人だった。
笘篠は妻を騙られた怒りを抱えながら個人情報の流出経緯と遺体の身元を探る。
しかし、さらに事件が起こりーー。
2020年刊行作品の文庫版です。
3.『嗤う淑女 二人』(2024/7/11発売)
実業之日本社
<あらすじ>
高級ホテルの宴会場で17名の毒殺事件が発生。犠牲者の一人、国会議員・日坂浩一の手には〈1〉と記された紙片が。そして現場映像を解析した結果、衝撃の事実が判明する。世間を震撼させた連続猟奇殺人に関与、医療刑務所を脱走し指名手配中の「有働さゆり」が映っていたのだ。大型バス爆破、中学校舎放火殺人と、凶悪事件が続発。犯行現場には必ず、謎の番号札と、有働さゆりの痕跡が残されている。
さゆりは「ある女」に指示された手段で凶行に及んでいたが、捜査本部はそのことを知る由もなく、死者は増え続ける一方で、犠牲者は49人を数えるのだった……。
2021年刊行作品の文庫版です。
4.『能面検事の奮迅』(2024/4/10発売)
光文社
<あらすじ>
学校法人荻山学園に対する大阪・岸和田の国有地払い下げに関し、近畿財務局職員の収賄疑惑が持ち上がり、大阪地検特捜部が捜査を開始。ところがその特捜部内の担当検事による決裁文書改竄疑惑が浮上。最高検から調査チームが派遣され、大阪地検一級検事の不破俊太郎は信じがたいものを発見するのだが……。
空気を読まず忖度もしない、完全無欠の司法マシン、再臨。超人気シリーズ第2弾!
2021年刊行作品の文庫版です。
5.『おわかれはモーツァルト』(2023/12/6発売)
宝島社
<あらすじ>
盲目ながらショパン・コンクールで2位に入賞したピアニストの榊場隆平は、クラシック界の話題を独占し人気を集めていた。しかし、「榊場の盲目は芝居ではないか」と絡んでいたフリーライターが銃殺され、榊場は一転犯人として疑われることに。
そんな友の窮地を救うべく、榊場と同様、ショパン・コンクールのファイナルに名を連ねたあの男がやって来て……。
2021年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
また、2020年には著者デビュー10周年を記念し、12ヶ月連続刊行を果たしました。
その12作のリストも紹介します。
中山七里12ヶ月連続刊行の著作一覧
- 1月 『騒がしい楽園』
(朝日新聞出版) - 2月『帝都地下迷宮』
(PHP研究所) - 3月『夜がどれほど暗くても』
(角川春樹事務所) - 4月『合唱 岬洋介の帰還』
(宝島社) - 5月『カインの傲慢』
(KADOKAWA) - 6月『ヒポクラテスの試練』
(祥伝社) - 7月『毒島刑事最後の事件』
(幻冬舎) - 8月『テロリストの家』
(双葉社) - 9月『隣はシリアルキラー』
(集英社) - 10月『銀齢探偵社 静おばあちゃんと要介護探偵2』
(文藝春秋) - 11月『復讐の協奏曲』(講談社)
- 12月『境界線』
(NHK出版)
まとめ
おさらいします!
■単行本新刊
- 『作家刑事毒島の暴言』(2024/9/19発売)
- 『ドクター・デスの再臨』(2024/5/31発売)
- 『鬼の哭く里』(2024/5/15発売)
- 『ヒポクラテスの悲嘆』(2024/3/6発売)
- 『有罪、とAIは告げた』(2024/2/14発売)
■文庫本新刊
- 『作家刑事毒島の嘲笑』(2024/9/5発売)
- 『境界線』(2024/8/5発売)
- 『嗤う淑女 二人』(2024/7/11発売)
- 『能面検事の奮迅』(2024/4/10発売)
- 『おわかれはモーツァルト』(2023/12/6発売)
超人的なペースで刊行を続ける中山七里さん。今後も期待です。
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