中山七里さんの「御子柴礼司(みこしば れいじ)シリーズ」は、どのような罪状でも減刑させる弁護士が主人公。
法外な報酬を要求することもあり悪辣弁護士という異名すら取っているという、ダークヒーローものの人気シリーズです。
そんな中山七里さんの「御子柴礼司シリーズ」の読む順番を紹介いたします!
中山七里「御子柴礼司シリーズ」読む順番
6作が講談社から刊行されています。
おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。
1.『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』(2011年)
<あらすじ>
御子柴礼司は被告に多額の報酬を要求する悪辣弁護士。彼は十四歳の時、幼女バラバラ殺人を犯し少年院に収監されるが、名前を変え弁護士となった。
三億円の保険金殺人事件を担当する御子柴は、過去を強請屋のライターに知られる。彼の死体を遺棄した御子柴には、鉄壁のアリバイがあった。
驚愕の逆転法廷劇!
こちらが第一作です。
過去のエピソードも踏まえて御子柴礼司という弁護士の成り立ちを描いていきます。そしてその過去の行いによって窮地を迎え……という展開。ラストの逆転は手に汗握ります。
『贖罪の奏鳴曲』はKindle Unlimitedの対象作品です。Kindle Unlimitedについては記事最下部をご覧ください。
2.『追憶の夜想曲(ノクターン)』(2013年)
<あらすじ>
少年犯罪の過去を持つ、「悪辣弁護士」御子柴礼司が甦った!岬検事との法廷対決の行方は? 豪腕ながらも、依頼人に高額報酬を要求する“悪辣弁護士”御子柴礼司(みこしばれいじ)は、夫殺しの容疑で懲役十六年の判決を受けた主婦の弁護を突如、希望する。
対する検事は因縁の相手、岬恭平(みさききょうへい)。御子柴は、なぜ主婦の弁護をしたのか? そして第二審の判断は……
二作目では、中山七里さんの他シリーズの主人公・岬洋介の父親である検事・岬恭平が登場し、御子柴と対決します。
他シリーズのキャラクターが登場し、熱い展開が待ち受けます!
3.『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』(2016年)
<あらすじ>
恩師と向き合う悪徳弁護士・御子柴礼司。「贖罪」の意味を改めて問う、感涙のリーガル・サスペンス。少年時代の凶悪犯罪が暴露され、悪評が拡散する弁護士・御子柴。勝率九割の敏腕も依頼者が激減、事務所移転を余儀なくされた。そんなとき少年院時代の教官が殺人容疑で逮捕され、御子柴は恩師の弁護を力尽くでもぎ取る。
罪を自ら認める教官だったが、御子柴の弁護法廷は驚愕の展開に!
御子柴が過去の恩師の弁護を引き受け、救い出す展開。そして驚異のどんでん返しが炸裂します。
4.『悪徳の輪舞曲(ロンド)』(2018年)
<あらすじ>
報酬のためには手段を選ばない悪徳弁護士・御子柴礼司の前に、妹・梓が三十年ぶりに現れる。梓の依頼は、旦那殺しの容疑で逮捕されたという母・郁美の弁護だ。悪名高き〈死体配達人〉が実母を担当すると聞き動揺する検察側。
母子二代に渡る殺人の系譜は存在するのか? 「御子柴弁護士」シリーズの最高傑作。
御子柴が妹の依頼を受けて実母を弁護するという驚愕展開。ラストには唸るばかりです。
5.『復讐の協奏曲(コンチェルト)』(2020年)
<あらすじ>
私の仕事は無罪にすることで、真相を明らかにすることではない。30年前に少女を惨殺した過去を持つ弁護士・御子柴礼司。事務所に〈この国のジャスティス〉と名乗る者の呼びかけに応じた800人以上からの懲戒請求書が届く。
処理に忙殺されるなか、事務員の洋子は、外資系コンサルタント・知原と夕食をともにした。がしかし、翌朝、知原は遺体で見つかり、凶器に残った指紋から洋子が殺人容疑で逮捕された。洋子の弁護を引き受けた御子柴は、洋子がみずからと同じ地域出身であることを知り…….。
一度心に巣くった獣は、簡単に消えはしない――めぐる因縁そして〈復讐〉の結末は!?
6.『殺戮の狂詩曲(ラプソディー)』(2023年)
<あらすじ>
高級老人ホームで発生した、令和最悪の凶悪殺人事件。好人物を装っていた介護職員の心中に渦巻く邪悪。最低な被疑者への弁護を名乗り出た悪評塗れの弁護士・御子柴礼司が、胸に秘める驚愕の企みとはいったい?
こちらが最新作になります。
御子柴礼司その他出演作品
『翼がなくても』(2019年)
<あらすじ>
陸上200m走でオリンピックを狙う沙良を悲劇が襲った。交通事故に巻きこまれ、左足を切断、しかも加害者は幼馴染みの泰輔だった。アスリート生命を絶たれた沙良は恨みを募らせる。そんな泰輔が殺害され、高額な保険金が支払われた。犯人は誰なのか?
また、絶望の底から再起を図る沙良の運命は? どんでん返しの先に感涙のラストが待つ傑作長編ミステリー!
中心人物として、御子柴が登場する作品です。
『ヒートアップ』(2012年)
<あらすじ>
七尾究一郎は、おとり捜査も許されている厚生労働省所属の優秀な麻薬取締官。製薬会社が兵士用に開発した特殊薬物〝ヒート〞が闇市場に流出し、それが原因で起こった抗争の捜査を進めていた。だがある日、殺人事件に使われた鉄パイプから、七尾の指紋が検出される……。誰が七尾を嵌めたのか!?
誰も犯人を見抜けない、興奮必至の麻取(マトリ)ミステリ!
名前だけのチョイ役ですが、御子柴が登場します。
ドラマ版「御子柴礼司シリーズ」
『贖罪の奏鳴曲』がWOWOWとフジテレビでそれぞれドラマ化されています。
贖罪の奏鳴曲(2015/WOWOW)
三上博史が御子柴を演じます。
DVDもあります。
贖罪の奏鳴曲(2019/フジテレビ)
こちらは要潤が御子柴を演じます。
まとめ
それではおさらいします。
- 『贖罪の奏鳴曲(ソナタ)』(2011年)
- 『追憶の夜想曲(ノクターン)』(2013年)
- 『恩讐の鎮魂曲(レクイエム)』(2016年)
- 『悪徳の輪舞曲(ロンド)』
(2018年) - 『復讐の協奏曲(コンチェルト)』(2020年)
- 『殺戮の狂詩曲(ラプソディー)』(2023年)
中山七里「御子柴礼司シリーズ」の読む順番は以上のようになります。個性的な主人公が大活躍する本シリーズ。さらなる続編も期待できますね。
また、講談社による「御子柴礼司シリーズ」特設サイトが公開されていますので、そちらも合わせてチェックしてみてくださいね。
それでは、良い読書体験を!
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