2012年、『ホーンテッド・キャンパス』で第19回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞し、デビューした櫛木理宇(くしき・りう)さん。『ホーンテッド・キャンパス』は大人気シリーズになっています。
そんな櫛木理宇さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
櫛木理宇の単行本新刊情報
1.『逃亡犯とゆびきり』(2024/12/11発売)
最新刊
小学館
<あらすじ>
フリーライターの世良未散のもとに「女子中学生墜落死事件」の執筆依頼が入った。エロやお笑い記事を書きながら、いずれは社会派のルポをと願っていた未散には願ってもない仕事だ。転落死した15歳の少女・清水萌香は、死亡時スマートフォンを所持しておらず、「あたしは一一七人に殺された」という遺書を残していた。周囲の人間の、萌香に対する評価もさまざまだ。深まる謎に翻弄されつつ書いた記事の「前編」が雑誌に掲載された日、未散のスマホに着信が入る。
それは、高校時代、未散にフリーライターとしての基礎をもたらした、親友・古沢福子からだった。「記事、読んだぞ」「2-Aの神崎を思い出したよ」とだけ告げて電話は切れる。しかしその言葉は、萌香の抱えていた闇を明らかにするものだった。
事件の真相に迫る「後編」の記事は評判を呼び、未散はライターとしての知名度を上げる。しかしそれを福子に伝えることは叶わない。なぜなら、福子は4人の男女を殺害した容疑で指名手配中の身だからだ。どこにいるかも、連絡先もわからない。次第に、未散は福子からの電話を心待ちにするようになる。それが、前代未聞の事件の端緒になるとも知らずに……。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『骨と肉』(2024/7/25発売)
双葉社
<あらすじ>
臼原市で死体遺棄事件が起きた。女性の遺体は強姦の跡があり身体の一部は切り取られている。数日後、再び臼原署管轄内で女性が惨殺遺体で発見されてしまう。捜査本部の刑事・八島武瑠は二十年前に三鷹で起きた連続女性遺体遺棄事件との共通点に気づく。同時に武瑠の従弟・願示が接近し、調べて分かったという「真相」を話し始めた。
二十年前の事件は亡くなった双子の弟が犯人で、今回、模倣犯が出てきた――武瑠の周囲に暗雲が垂れ込む。全ての根源は、壊れかけた家族にあった。『死刑に至る病』などの作家によるサスペンスミステリー。
3.『死蝋の匣』(2024/7/2発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
茨城県で滅多刺しの男女の死体と死蝋のかけらが発見される。翌日、白昼のコンビニで女子中学生たちが襲撃される第二の事件が発生。現場の指紋から捜査線上に椎野千草という女性が浮かび上がる。彼女は、十三年前に起きた史上最悪の無理心中事件の生き残りだった――。
千草の足取りが掴めぬまま、増えてゆく死体。止まらぬ猟奇殺人犯を元家裁調査官・白石と県警捜査第一課・和井田コンビが追う!
4.『少年籠城』(2023/5/10発売)
集英社
<あらすじ>
地方の温泉街の河原で、子どもの惨殺遺体が発見された。警察は、小児わいせつ事件を繰り返していた15歳の少年・当真への疑いを強める。逃亡中の当真は警官の拳銃を強奪し、子分とともに子ども食堂に立てこもった。自分は無実で、人質を殺されたくなければ、警察は真犯人を捕まえろという。子ども食堂の店主・司は、人質の少年少女を守るために戦うことを誓うが――
当真は本当に無実なのか。他に殺人犯はいるのか。さらに新たな遺体が発見され、暴走する当真は引き金に指をかける――
誰もが予想できない結末が待つサスペンスミステリ。
5.『氷の致死量』(2022/5/10発売)
早川書房
<あらすじ>
中学教師の十和子は自分に似ていたという女性教師が14年前に殺された事件に興味をもつ。彼女は自分と同じアセクシャル(無性愛者)かもしれないと……一方、街では殺人鬼・八木沼がまた一人犠牲者を解体していた。二人の運命が交錯するとき、驚愕の真実が!
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
櫛木理宇の文庫本新刊情報
1.『凶獣の村 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(2024/5/15発売)
文庫最新刊
角川春樹事務所
<あらすじ>
引退した刑事・三ツ輪勝也が殺され、その孫娘である楓花が誘拐された。身内を巻き込んだ犯罪に怒りを隠せぬ捜査一課。鳥越恭一郎も、捜査へと駆り出されるが、事件の現場となった胎岳村は、かつて三ツ輪が追いかけていた、未解決の少女殺害事件が起きた場所だった。
村は『十雪会』と名乗る新興宗教の拠点であり、警察と軋轢がある。果たして鳥越は、村に潜む人の姿をした悪意を暴き、楓花を救うことが出来るのか?
2.『氷の致死量』(2024/2/20発売)
早川書房
<あらすじ>
私立中学に赴任した教師の鹿原十和子は、自分に似ていたという教師・戸川更紗が14年前、殺害された事件に興味をもつ。更紗は自分と同じ無性愛者ではと。一方、街では殺人鬼・八木沼武史が“ママ”を解体し、その臓物に抱かれていた。更紗に異常に執着する彼の次の獲物とは……殺人鬼に聖母と慕われた教師は、惨殺の運命を逃れられるのか?
『死刑にいたる病』の著者が放つ、傑作シリアルキラー・サスペンス!
2022年の単行本の文庫版です。
3.『執着者』(2024/1/19発売)
東京創元社
<あらすじ>
平凡な会社員の女性に突如降りかかった、老人による執拗なつきまとい。何か隠している恋人、深刻に捉えない警官……誰もこの地獄から助けてくれない。一方、若夫婦が都内の自宅で老人に襲撃され、夫は死亡、妻は攫われる事件が起きる。二つの事件に関連する老人は何者なのか、そしてその目的とは。
圧倒的筆力で読者を放さない、戦慄のサイコサスペンス。『老い蜂』を改題文庫化。
2021年の単行本を改題した文庫版です。
4.『監禁依存症』(2023/10/5発売)
幻冬舎
<あらすじ>
性犯罪者たちの弁護をし、度々示談を成立させてきた悪名高き弁護士の小諸成太郎。ある日、彼の九歳のひとり息子が誘拐される。だが、小諸は海外出張中。警察は過去に彼が担当し、不起訴処分となった事件の被害者家族を訪ねるが……。
この誘拐は怨恨か、それとも身代金目的か――。ラスト一行まで気が抜けない、二転三転の恐怖の長編ミステリー。
5.『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』(2023/7/21発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
オカ研メンバーの八神森司が迎えた今年のバレンタインデイ。長年の想い人こと、意中の乙女・灘こよみから、「二月十四日は頑張ります。八神先輩、覚悟してください」と言われたのだ!灘こよみの今年のバレンタイン計画。それは県内でもっとも有名なショコラトリー&カフェ『KUKKA』にて、森司と二人きりで夜を過ごすことであった。ところが、『KUKKA』は無期限の休業を発表。その背景には怪現象が絡んでいた。
ことの発端はエレベーターの防犯カメラ映像に映る「ぼんやりと人のかたちをした、薄黒い影」から始まった――。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『逃亡犯とゆびきり』(2024/12/11発売)
- 『骨と肉』(2024/7/25発売)
- 『死蝋の匣』(2024/7/2発売)
- 『少年籠城』(2023/5/10発売)
- 『氷の致死量』(2022/5/10発売)
■文庫本新刊
- 『凶獣の村 捜査一課強行犯係・鳥越恭一郎』(2024/5/15発売)
- 『氷の致死量』(2024/2/20発売)
- 『執着者』(2024/1/19発売)
- 『監禁依存症』(2023/10/5発売)
- 『ホーンテッド・キャンパス 黒い影が揺れる』(2023/7/21発売)
コンスタントに作品を発表している櫛木理宇さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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