2015年 に『火花』で第36回芥川賞を受賞した、芸人の又吉直樹さん。
そんな又吉直樹さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
又吉直樹の単行本新刊情報
1.『月と散文』(2023/3/24発売)
最新刊、エッセイ
KADOKAWA
<あらすじ>
センチメンタルが生み出す爆発力、ナイーブがもたらす激情。いろんなものが失くなってしまった日常だけれど、窓の外の夜空には月は出ていて、書き掛けの散文だけは確かにあった――
16万部超のベストセラー『東京百景』から10年。又吉直樹の新作エッセイ集が待望の発売!
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『孤独の俳句: 「山頭火と放哉」名句110選』(2022/11/24発売)
小学館
<あらすじ>
「孤独」や「孤立」を感じる時代だからこそ、深く心に沁みる名句がある。漂泊・独居しながら句作を続けた“放浪の俳人”種田山頭火と尾崎放哉の自由律俳句が今、再び脚光を浴びているという。
その厖大な作品の中から、現代俳句の泰斗・金子兜太が生前選んだ山頭火55句と、お笑い芸人で芥川賞作家の又吉直樹が選んだ放哉55句を合わせて110句を厳選・解説した“奇跡の共著”。
俳人・金子兜太さんとの共著です。
3.『その本は』(2022/7/26発売)
ポプラ社
<あらすじ>
本の好きな王様がいました。王様はもう年寄りで、目がほとんど見えません。王様は二人の男を城に呼び、言いました。「わしは本が好きだ。今までたくさんの本を読んだ。たいていの本は読んだつもりだ。しかし、目が悪くなり、もう本を読むことができない。でもわしは、本が好きだ。だから、本の話を聞きたいのだ。
お前たち、世界中をまわって『めずらしい本』について知っている者を探し出し、その者から、その本についての話を聞いてきてくれ。そしてその本の話をわしに教えてほしいのだ」
旅に出たふたりの男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様のために夜ごと語り出した―。
芥川賞作家でお笑い芸人の又吉直樹と、大人気の絵本作家ヨシタケシンスケによる、抱腹絶倒・感涙必至の本の旅!
絵本作家ヨシタケシンスケさんとの共著です。
4.『蕎麦湯が来ない』(2020/3/12発売)
俳句集
マガジンハウス
<あらすじ>
美しく、儚く、切なく、哀しく、馬鹿馬鹿しく、愛おしい。鬼才と奇才。文学界の異才コンビが詠む、センチメンタル過剰で自意識異常な自由律俳句集。
俳人・せきしろさんとの共著です。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
又吉直樹の文庫本新刊情報
1.『人間』(2022/4/21発売)
文庫最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
大人になっても青春は、痛い。38歳の誕生日に一通のメールが届いた。呼び起こされる痛恨の記憶と目前に立ち上がるあの日々の続き。
漫画家を目指し上京した永山が住んだ、美術系の学生が集う共同住宅・通称「ハウス」。飯島、田村、仲野、めぐみ、奥……住人達との生活の中で降って湧いた希望と、すべてを打ち砕いたある騒動。そして「おまえは絶対になにも成し遂げられない」という仲野の予言。
神様はなんで才能に見合った夢しか持てへんように設定してくれんかったんやろ。それかゴミみたいな扱い受けても傷つかん精神力をくれたらよかったのに。
何者かになろうとあがいた青春と何者にもなれなかった現在、上京以降20年の歳月を経て永山が辿り着いた境地は? そして「人間」とは?
又吉直樹の初長編小説に、単行本では描かれなかった新たなエピソードを加えて待望の文庫化!
2019年刊行作品の文庫版です。
2.『東京百景』(2020/4/10発売)
エッセイ
KADOKAWA
<あらすじ>
振り返れば大切だったと思える、「ドブの底を這うような」青春の日々の記憶死にたくなるほど苦しい夜には、これは次に楽しいことがある時までのフリなのだと信じるようにしている。のどが渇いてる時の方が、水は美味い。
忙しい時の方が、休日が嬉しい。苦しい人生の方が、たとえ一瞬だとしても、誰よりも重みのある幸福を感受できると信じている。
その瞬間が来るのは明日かもしれないし、死ぬ間際かもしれない。その瞬間を逃さないために生きようと思う(九十九「昔のノート」より)
2013年刊行作品の文庫版です。
3.『劇場』(2019/8/28発売)
新潮社
<あらすじ>
高校卒業後、大阪から上京し劇団を旗揚げした永田と、大学生の沙希。それぞれ夢を抱いてやってきた東京で出会った。公演は酷評の嵐で劇団員にも見放され、ままならない日々を送る永田にとって、自分の才能を一心に信じてくれる、沙希の笑顔だけが救いだった──。
理想と現実の狭間でもがきながら、かけがえのない誰かを思う、不器用な恋の物語。芥川賞『火花』より先に着手した著者の小説的原点。
2017年刊行作品の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『月と散文』(2023/3/24発売)
- 『孤独の俳句: 「山頭火と放哉」名句110選』(2022/11/24発売)
- 『その本は』(2022/7/26発売)
- 『蕎麦湯が来ない』
(2020/3/12発売)
小説に加え、エッセイや俳句等、さまざまな才能を発揮している又吉直樹さん。新作が楽しみです。
それでは、良い読書体験を!
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