2010年、『鬼畜の家』で第3回ばらのまち福山ミステリー文学新人賞を受賞してデビューした深木章子(みき・あきこ)さん。
そんな深木章子さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
深木章子の単行本新刊情報
1.『灰色の家』(2023/4/19発売)
最新刊
光文社
<あらすじ>
常駐看護師の冬木栗子が勤める老人ホーム「山南涼水園」で、男性入居者が滝壺に飛び込んだ。彼は溌溂と過ごしていたはずなのに……。自責の念に駆られた栗子が調べ始めると、遺産問題、派閥争い、横恋慕……と、施設内部を蝕む黒い秘密が露わになっていく。そして、彼女がいよいよ不安を募らせた矢先、さらなる入居者の“自殺”が発生してしまい――。
高級老人ホームを内側から蝕む「闇」とは? “連鎖自殺”の果てに辿りつく結末は驚愕必至。
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『欺瞞の殺意』(2020/2/15発売)
原書房
<あらすじ>
無実にもかかわらず「自白」して無期懲役となった元弁護士と事件関係者との「往復書簡」は、「毒入りチョコレート」殺人をめぐる推理合戦となり、やがて「真相」のぶつかり合いが思わぬ方向へ物語を導いていく。書き下ろし長編。
3.『極上の罠をあなたに』(2019/9/30発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
背徳の町で繰り広げられる悪事の数々。悪知恵を働かす悪徳人にするりと近づく新キャラクター・便利屋。
政治家、葬儀屋、医師、捜査一課の刑事を華麗に知力で騙す。大どんでん返しの本格ミステリー!
すでに文庫版が発売されています(下記参照)。タイトルは『罠』に変更されています。
4.『消えた断章』(2018/3/15発売)
光文社
<あらすじ>
被害者は、記憶を断片的に失くした少女と、白骨遺体で見つかった少年。10年前に起きた、二つの奇妙な誘拐事件の、 想像を絶する真相とは――
見えていた景色が一変する、本格ミステリーの綾に耽溺せよ。
すでに文庫版が発売されています(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
深木章子の文庫本新刊情報
1.『欺瞞の殺意』(2023/2/24発売)
文庫最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
昭和41年。地方の資産家楡家の当主がゴルフ中に心筋梗塞64才で逝去。親族しかいない法要が屋敷で執り行われるがそこで殺人事件が起こる。長女と孫(早死にした長男の子)がヒ素で死んだのだ。調査を進めると、殺された長女の婿養子の弁護士のポケットから、ヒ素をいれたチョコレートの紙片が発見された。「わたしは犯人ではありません。あなたはそれを知っているはずです――。」
無実にもかかわらず「自白」して無期懲役となったその弁護士は、事件関係者と「往復書簡」を交わすことに。「毒入りチョコレート」の真犯人をめぐる推理合戦は往復書簡の中で繰り広げられ――、やがて思わぬ方向へ「真相」が導いていく――。
「このミステリーがすごい!」2021年版 国内編(宝島社)と「2021年本格ミステリベスト10」国内ランキング(原書房)で堂々7位のW受賞作品。A.バークリーの『毒入りチョコレート事件』をオマージュとした本格ミステリ長編。
2020年の単行本の文庫版です。
2.『消えた断章』(2021/3/10発売)
光文社
<あらすじ>
10年前、葛木夕夏は叔父に誘拐された。その間の記憶はなく、解放された後、叔父は失踪。事件は親族間のトラブルと判断されたのだが、今になって警視庁の刑事が接触してきた。最近見つかった男児の白骨遺体が関わっているようだが、夕夏は自分がその男児を殺したかもしれない、という――。
推理作家志望の君原樹来が、妹の麻亜知、元刑事の祖父・継雄と、不可解極まる誘拐事件の謎に挑む!!
2018年の単行本の文庫版です。
3.『罠』(2021/1/22発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
「便利屋と呼んでください」その男の特徴はとくには…ない。ロボットのような得体のしれない新キャラクター・便利屋。まるで死神のようであり、悪役なのか助っ人なのか得体が知れない。議員の息子が誘拐され、身代金要求が犯人から来た。金を工面しようと事務所の金庫へ向かった秘書が暴漢に襲われ、現金を奪われる。ところが、その金はなんと、偽札だったと警察に知らされる。八方ふさがりになり、便利屋に依頼をする……。
一方、捜査一課の刑事の巨漢の男・都築は、街に発生する事件を追ううちに、一人の人間に行きつく――便利屋だ。背徳の街・槻津市では、今日も政治家や葬儀屋、学校、旅行会社と次々と悪事を働いている。暴力で相手を屈服させるのではなく、悪事を捻り出す知力(悪知恵)で騙し合っている。
『極上の罠をあなたに』(単行本)に、書下ろし4編を加えた文庫版新装版では、都築は探偵事務所の所長に。ついに便利屋の正体が明かされる!
2019年の単行本の文庫版です。
4.『消人屋敷の殺人』(2020/4/25発売)
新潮社
<あらすじ>
明治初頭、日影一族の棟梁の隠居所だった武家屋敷が官憲に包囲されたが、一族は忽然と姿を消した。奇怪な伝承に彩られ、断崖絶壁の岬の突端に建つこの館を人は「消人屋敷」と呼ぶ。ここに隠遁する覆面作家を訪ねた女性編集者が失踪、三ヵ月後、謎の招待状で五人の関係者が集まった。
嵐で巨大な密室となり、また不可解な人間消失が起こる。読者を挑発する本格ミステリ長篇、驚愕の結末!
2017年の単行本の文庫版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『灰色の家』(2023/4/19発売)
- 『欺瞞の殺意』(2020/2/15発売)
- 『極上の罠をあなたに』(2019/9/30発売)
- 『消えた断章』(2018/3/15発売)
マイペースに作品を発表している深木章子さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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