2014年、「ON(おん)」で第21回日本ホラー小説大賞読者賞を受賞し、同作を改題した『ON 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子』でデビューした内藤了(ないとう・りょう)さん。
そんな内藤了さんの新刊情報をまとめました!
単行本、文庫作品を最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
内藤了の単行本新刊情報
1.『タラニス 死の神の湿った森』(2022/9/16発売)
最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
イギリス・ウェールズで少年ジョージが暮らす「タラニス屋敷」。「タラニス」とは「死の神」を意味するケルトの神だ。夜遅く目覚めたジョージは家政婦のミツコに物語をねだる。彼女が、秘密の話ですよと「ゲッシュ」(ケルトの魔法の取り決め)を交わしながら語ったのは、屋敷に伝わる、メリッサという少女の物語だった。
メリッサは、子どもを食べる死の神に生きたままかまどで燃やされたという。そのかまどがお屋敷の廃墟部分『死者の間』にある、近づいてはいけない――。けれども、一緒に話を聞いた兄のアルフレッドは、今度マムと戻ってくる赤ちゃんへの贈り物を探しに『死者の間』に行こうと言い出し……。
廃墟の秘密の扉を開けてしまったことで、夜な夜な現れるようになったメリッサの亡霊。そこに隠された真実と、ツェルニーン家の秘密とは。
やがて法医昆虫学者として日本を訪れることになる、ジョージ・クリストファー・ツェルニーン。彼の少年時代に秘められた悲しく凄絶な物語。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
内藤了の文庫新刊情報
1.『青屍 警視庁異能処理班ミカヅチ』(2024/10/16発売)
文庫最新刊
講談社
<あらすじ>
上野恩賜公園で通報。全身六十一ヵ所に穴が空いた変屍体あり。霊視の青年・安田怜と病に冒された少女・真理明が紡いだ絆は、冷徹な異能処理班を変えつつあった。だが、彼らの雪解けと裏腹に怪異事件は加速する。穴あき屍体に続いて発見されたのは蒸し焼き屍体。手がかりは、蒼馬に跨る異界の騎士。だが、この怪異には、動機が存在しなかった――。
2.『ハンター・ハンター 憑依作家雨宮縁』(2024/6/12発売)
祥伝社
<あらすじ>
突如、姿を消した憑依作家・雨宮縁。担当編集者・真壁らが必死に探すも、その所在は杳として知れなかった。そんな折、鋭利な刃物で身体を切り刻む事件が続発する。新たなハンターの誕生か?
さらに、悪魔を産む女・吉井加代子を狙う殺人医・左近が留置場を脱走した。邪悪な殺人鬼たちが次々と帝王アカデミーに集結する中、縁は命を賭した戦いに終止符を打てるのか!?
3.『COLD 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』(2024/5/24発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
過去の資料から見つかった、首に奇妙な痣を持つ複数の凍死体。事故は北海道・岩手・福島で3年以内に発生しており、連続殺人を疑う清花たちは酷寒の地への潜入捜査を開始する。すべての現場で目撃された不気味な「雪女」の姿、明らかになる被害者たちの意外な過去。
混迷を極める捜査の一方で、若手刑事・丸山勇の様子がどこかおかしい……。
雪に覆われた声なき声。一連の事件は祟りか、それとも罰か。大人気シリーズ第4弾!
4.『メデューサの首 微生物研究室特任教授・坂口信』(2024/5/24発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
微生物研究者の坂口信は、恩師が遺したウイルスを大学の保管庫で発見する。それはインフルエンザの感染力と狂犬病の致死率を持つ脅威の殺人ウイルスだった。ワクチンはなし、感染すれば凶暴化した後に自らをも喰らって死ぬ。即刻処分を決めるも一部が何者かに奪われ、全国民が人質の地獄のゲームが開始されてしまう……。
テロリストの目的は何なのか? 坂口は毒舌女刑事・海谷と共に犯人の行方を追う! 驚愕のシリーズ第1弾。
5.『黒仏 警視庁異能処理班ミカヅチ』(2024/4/12発売)
講談社
<あらすじ>
事件を解かず、隠蔽せよ。恐ろしくてやめられない、大人気警察×怪異ミステリー第五弾!
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『タラニス 死の神の湿った森』(2022/9/16発売)
■文庫本新刊
- 『青屍 警視庁異能処理班ミカヅチ』(2024/10/16発売)
- 『ハンター・ハンター 憑依作家雨宮縁』(2024/6/12発売)
- 『COLD 警察庁特捜地域潜入班・鳴瀬清花』(2024/5/24発売)
- 『メデューサの首 微生物研究室特任教授・坂口信』(2024/5/24発売)
- 『黒仏 警視庁異能処理班ミカヅチ』(2024/4/12発売)
精力的に作品を発表している内藤了さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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