2005年『土の中の子供』で第133回芥川賞を受賞した中村文則さん。その後も多くの作品を発表しています。
そんな中村文則さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から3冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
中村文則の単行本新刊情報
1.『カード師』(2021/5/7発売)
最新刊
朝日新聞出版
<あらすじ>
占いを信じていない占い師であり、違法カジノのディーラーでもある僕に舞い込んだ、ある組織からの指令。それは冷酷な資産家の顧問占い師となることだった──。
国内外から新作を待望される著者が描き切った、理不尽を超えるための強き光。新たな代表作、誕生!
単行本はこちらが最新刊です。
2.『逃亡者』(2020/4/16発売)
幻冬舎
<あらすじ>
突如始まった逃亡の日々。男は、潜伏キリシタンの末裔に育てられた。第二次大戦下、”熱狂””悪魔の楽器”と呼ばれ、ある作戦を不穏な成功に導いたとされる美しきトランペット。あらゆる理不尽が交錯する中、それを隠し持ち逃亡する男にはしかし、ある女性と交わした「約束」があったーー。
キリシタン迫害から第二次世界大戦、そして現代を貫く大いなる「意志」。中村文学の到達点。
信仰、戦争、愛ーー。この小説には、その全てが書かれている。
3.『自由思考』(2019/7/5発売)
エッセイ
河出書房新社
<あらすじ>
ユーモア溢れる日常のものからシリアスなもの、物語の誕生秘話から文学論、政治思想まで。生きにくいこの時代を生きる、そのための無数の言葉たち――。ベストセラー作家・17年の「思考回路」がこの1冊に!
待望の「初」エッセイ集、ついに刊行。書き下ろし「作家志望の方々に」「この国の『空気』」他収録。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
中村文則の文庫本新刊情報
1.『その先の道に消える』(2021/8/6発売)
文庫最新刊
朝日新聞出版
<あらすじ>
アパートの一室で発見された”緊縛師”の死体。重要参考人として、刑事・富樫が惹かれていた桐田麻衣子の名が挙がる。犯人は誰か。事件の背後にあるものとは。
『美しい星』など三島作品を手掛ける訳者サム・ベットによる米国版の刊行も決定。世界が注目する中村文学の到達点!
2018年刊行の単行本の文庫化作品です。
2.『R帝国』(2020/5/21発売)
中央公論新社
<あらすじ>
近未来の島国・R帝国。人々は人工知能搭載型携帯電話・HP(ヒューマン・フォン)の画面を常に見ながら生活している。ある日、矢崎はR帝国が隣国と戦争を始めたことを知る。
だが何かがおかしい。国家を支配する絶対的な存在”党”と、謎の組織「L」。
この国の運命の先にあるのは、幸福か絶望か。やがて物語は世界の「真実」にたどり着く。
2017年刊行の単行本の文庫化作品です。
3.『私の消滅』(2019/7/10発売)
文藝春秋
<あらすじ>
「先生に、私の全てを知ってもらいたいのです。私の内面に入れますか」心療内科を訪れた美しい女性、ゆかり。男は彼女の記憶に奇妙に欠けた部分があることに気付き、その原因を追い始める―。傷つき、損なわれたものを元に戻したいと思うことは冒涜なのか。
Bunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞した傑作長編小説。
2016年刊行の単行本の文庫化作品です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■文庫本新刊
- 『その先の道に消える』(2021/8/6発売)
- 『R帝国』
(2020/5/21発売) - 『私の消滅』(2019/7/10発売)
コンスタントに作品を発表し続けている中村文則さん。今後も期待ですね!
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