『西の魔女が死んだ』で1994年にデビューした梨木香歩さん。児童文学の枠を超え、大人が読んでも心に響く作品を多く手がけています。
そんな梨木香歩さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
梨木香歩の単行本新刊情報
1.『蛇の棲む水たまり』(2023/10/7発売)
最新刊
ブルーシープ
<あらすじ>
「陶芸家の鹿児島睦さんの展覧会が開かれます。新作の器を見て、そこからお話を作っていただけませんか」依頼を受けた作家の梨木香歩さんは、色や形のさまざまな器に草花に馬や象、蛇などの生き物が描かれた200点の作品を1枚ずつ、何度も繰り返し見ながら物語を紡ぎました。梨木さんの物語を受け取った鹿児島睦さんは、何度も読んで反芻し、ラストシーンに新しい1枚を制作しました。
このようにして生まれた本です。水たまりを見つけのぞき込む馬のように、水たまりに棲む蛇に、会いにいってください。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『歌わないキビタキ』(2023/9/26発売)
エッセイ
毎日新聞出版
<あらすじ>
『西の魔女が死んだ』の著者による大好評のサンデー毎日連載を中心に収録した書籍化第二弾。山小屋暮らしや動植物との出会い、壮大な生命の連なりと営みに、心ふるえるエッセイ集。
3.『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』(2022/5/13発売)
講演記録
岩波書店
<あらすじ>
非常時というかけ声のもと、同調圧力が強まるなかで、この社会の「育む力」は失われつつあるのかもしれません。自分自身で考え、行動しようとする若い人たちと、かれらを取り巻く大人たち。誰もが自分のなかの埋もれた「リーダー」を掘り起こし、「育む力」を育むには……。
村ぐるみの選挙不正を告発した一人の少女をめぐるエッセイを新たに増補。(解説=若松英輔)
4.『ここに物語が』(2021/10/29発売)
エッセイ
新潮社
<あらすじ>
物語は、昔なじみの場所。そしてそこでは変わりゆく自分にも出会えるのだ。
思索と現実、日常に共にある、本と物語をめぐるエッセイ。
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『物語のものがたり』(2021/3/18発売)
エッセイ
岩波書店
<あらすじ>
『秘密の花園』の主人公はなぜ憎たらしく描かれたのか。『赤毛のアン』の作者モンゴメリは、グリン・ゲイブルスという場所に何を託したのか。児童文学の名作を読み解き、いぬいとみこ、石井桃子、村岡花子、ビアトリクス・ポターら先人たちの仕事の核心に迫っていく。
物語の名手による初の児童文学エッセイ集。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
梨木香歩の文庫本新刊情報
1.『ここに物語が』(2024/5/29発売)
文庫最新刊、エッセイ
新潮社
<あらすじ>
人は人生のそのときどき、大小様様な物語に付き添われ、支えられしながら一生をまっとうする――。『二十歳の原点』『木かげの家の小人たち』『あらしの前』『百年の孤独』。作家・梨木香歩は、どんな本に出会い、どんなことに想いを馳せ、物語を紡いできたのか。
過去二十年に亘り綴られた、数多の書評や解説、そして本や映画にまつわるエッセイを通してその思考を追う、たまらなく贅沢な一冊。
2021年刊行作品の文庫版です。
2.『炉辺の風おと』(2023/10/26発売)
エッセイ
毎日新聞出版
<あらすじ>
他の誰でもない、自分の生を生きていく。大転換の時、八ケ岳の山小屋から〈新しい日常〉を探る地球視線エッセイ。
2020年刊行作品の文庫版です。
3.『やがて満ちてくる光の』(2023/5/29発売)
エッセイ
新潮社
<あらすじ>
作家として、旅行者として、そして生活者として日々を送るなかで、感じ、考えてきたことーー。読書に没頭していた子ども時代。日本や異国を旅して見た忘れがたい風景。物語を創作するうえでの覚悟。鳥や木々など自然と向き合う喜び。未来を危惧する視点と、透徹した死生観。
職業として文章を書き始めた初期の頃から近年までの作品を集めた、その時々の著者の思いが鮮やかに立ちのぼるエッセイ集。
2019年刊行作品の文庫版です。
4.『村田エフェンディ滞土録』(2023/1/30発売)
新潮社
<あらすじ>
19世紀末のトルコ、スタンブール。留学生の村田は、ドイツ人のオットー、ギリシア人のディミィトリスと共に英国婦人が営む下宿に住まう。朗誦の声が響き香辛料の薫る町で、人や人ならぬ者との豊かな出会いを重ねながら、異文化に触れ見聞を深める日々。しかし国同士の争いごとが、朋輩らを思いがけない運命に巻き込んでいく――。
色褪せない友情と戻らない青春が刻ま れた、愛おしく痛切なメモワール。
2004年刊行作品の文庫新装版です。
5.『椿宿の辺りに』(2022/7/7発売)
朝日新聞出版
<あらすじ>
三十肩と鬱に悩まされている皮膚科学研究員の山幸彦は、ふたごの鍼灸師のすすめで祖先の地、椿宿に向かう。山幸彦は、そこで屋敷と土地の歴史、自らの名前の由来を知り……。
入りくんだ痛みとは何かを問う傑作長編。
2019年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『蛇の棲む水たまり』(2023/10/7発売)
- 『歌わないキビタキ』(2023/9/26発売)
- 『ほんとうのリーダーのみつけかた 増補版』(2022/5/13発売)
- 『ここに物語が』(2021/10/29発売)
- 『物語のものがたり』(2021/3/18発売)
■文庫本新刊
- 『ここに物語が』(2024/5/29発売)
- 『炉辺の風おと』(2023/10/26発売)
- 『やがて満ちてくる光の』(2023/5/29発売)
- 『村田エフェンディ滞土録』(2023/1/30発売)
- 『椿宿の辺りに』(2022/7/7発売)
次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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