『ファーストラヴ』で第159回直木三十五賞(2018年)を受賞した島本理生さん。繊細な心理描写をベースにした恋愛小説が人気です。
そんな島本理生さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
島本理生の単行本新刊情報
1.『憐憫』(2022/11/7発売)
最新刊
朝日新聞出版
<あらすじ>
かつて子役だった沙良は、芸能界で伸び悩んでいた。自分の正体をまったく知らない人間に出会いたい──そんな折に酒場で偶然出会った柏木という男に、たまらない愛しさと憐憫(れんびん)を感じた──。
愛に似て、愛とは呼べない関係を描く、直木賞作家の野心作。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『星のように離れて雨のように散った』(2021/7/28発売)
文藝春秋
<あらすじ>
行方不明の父、未完の『銀河鉄道の夜』、書きかけの小説。三つの未完の物語の中に「私」は何を見い出すのか?
人生の岐路に立つ女子大学院生を通して描く、魂の彷徨の物語。
文庫版が発売です(下記参照)。
3.『2020年の恋人たち』(2020/11/20発売)
中央公論新社
<あらすじ>
前原葵、34歳。同棲していた恋人に別れを切り出され、今は叔母の家で暮らしている。会社員をしながら、亡くなった母が新国立競技場の近くに開くはずだったワインバーを継ぐことになった。
会社に店にと忙しい日々の中で、母と古い知り合いの経営コンサルタント、情報誌の副編集長、近所の小料理屋の店主、会社の上司など、タイプのまったく異なる男たちが、葵の周囲を通りすぎてゆく――。
「婦人公論」人気連載、待望の書籍化。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
島本理生の文庫本新刊情報
1.『2020年の恋人たち』(2023/12/21発売)
文庫最新刊
中央公論新社
<あらすじ>
母が事故死した夜から、葵の日々は一変する。遺されたワインバーを継ぐのか。同棲しているのに会話がない恋人との関係をどうするのか。仕事、恋愛、家族――。人生を見つめ直し、傷ついた過去と対峙することになったとき、三十二歳の葵が選んだもの、そして選ばなかったものは……。
第一回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞受賞作。
2020年刊行作品の文庫版です。
2.『星のように離れて雨のように散った』(2023/9/5発売)
文藝春秋
<あらすじ>
小学生の頃に失踪した父をモデルにした創作小説と宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を修士論文に選んだ大学院生の私。賢治の未完の物語に導かれるように、私は押し込めていた過去の自分と向き合っていく。
そして結婚を前提に同棲を望む恋人の亜紀との関係に息苦しさを覚え始め……。
2021年刊行作品の文庫版です。
3.『夜はおしまい』(2022/3/15発売)
講談社
<あらすじ>
ミステリアスな神父・金井のもとを、四人の女性が訪れる。ミスコンで他者に価値をつけられる女性。お金のために愛人業をしている女性。夫とはセックスしたくない女性。本当に愛する人とは結ばれない女性。
出口のない闇の中でもがき続ける女性を描く、島本理生の真骨頂。
2019年刊行作品の文庫版です。
4.『あなたの愛人の名前は』(2021/12/17発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
直木賞受賞第一作! すれ違う大人の恋愛を繊細に描く、全六篇の作品集。「あなたは知らない」……私を「きちんと」愛してくれる婚約者が帰ってくる前に、浅野さんと無理やり身体を離して自宅までタクシーでとばす夜明け。ただひたすらに「この人」が欲しいなんて、これまでの人生で経験したことがない。
「俺だけが知らない」……月に一、二回会う関係の瞳さんは、家に男の人がいる。絶対に俺を傷つけない、優しく笑うだけの彼女を前にすると、女の人はどれくらい浮気相手に優しいものなのか、思考がとまる。
同じ部屋で同じ時を過ごしていながら、絶望的なまでに違う二人の心をそれぞれの視点から描いた1対の作品。他の収録作品に「足跡」「蛇猫奇譚」「氷の夜に」「あなたの愛人の名前は」など。
2018年刊行作品の文庫版です。
5.『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』(2020/4/8発売)
幻冬舎
<あらすじ>
残業も休日出勤もいとわない仕事熱心なOLの知世。そんな彼女の楽しみは、仕事で出会った年上のエンジニア・椎名さんとの月二のデート。江の島の生しらす、雨の日の焼き鳥、御堂筋のホルモン、自宅での蟹鍋……。
美味しいものを一緒に食べるだけの関係だったが、ある日、彼が抱える秘密を打ち明けられる。
行方のわからない大人の恋を描いた恋愛小説。
2017年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『星のように離れて雨のように散った』(2021/7/28発売)
- 『2020年の恋人たち』
(2020/11/20発売) - 『まっくろいたちのレストラン』
(2020/5/15発売)
■文庫本新刊
- 『2020年の恋人たち』(2023/12/21発売)
- 『星のように離れて雨のように散った』(2023/9/5発売)
- 『憐憫』(2022/11/7発売)
- 『夜はおしまい』(2022/3/15発売)
- 『あなたの愛人の名前は』(2021/12/17発売)
コンスタントに作品を発表し続けている島本理生さん。新作が楽しみな作家の一人です。
それでは、良い読書体験を!
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