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2014年に『闇に香る嘘』で江戸川乱歩賞を受賞した下村敦史さん。社会問題を中心とした社会派ミステリーの作品を多く発表しています。
そんな下村敦史さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
下村敦史の単行本新刊情報
1.『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』(2024/8/7発売)
最新刊
幻冬舎
<あらすじ>
「私が犯人です!」「俺が犯人だ!」、全員犯人です!社長室で社長が殺された。それに「関わる」メンバーが7人ある廃墟に集められる。未亡人、記者、社員2人、運転手、清掃員、被害者遺族ーー。
やがて密室のスピーカーからある音声が流れる。「社長を殺した犯人だけ生きて帰してやる」。犯人以外は全員毒ガスで殺す、と脅され、7人は命をかけた自供合戦を繰り広げるがーー。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『そして誰かがいなくなる』(2024/2/21発売)
中央公論新社
<あらすじ>
大雪の日、大人気作家の御津島磨朱李が細部までこだわった新邸のお披露目会が行われた。招かれたのは作家と編集者、文芸評論家と……。最初は和やかな雰囲気だったが、次第に雲行きが怪しくなっていく。奇想天外、どんでん返しの魔術師による衝撃のミステリー!
3.『逆転正義』(2023/8/23発売)
短編集
幻冬舎
<あらすじ>
「見て見ぬふり」教室のいじめ。僕は見て見ぬふりなんかできない!「保護」コンビニの前で佇む制服姿の女性。彼女を一人にはできない!
「完黙」麻薬の売人。麻薬取締官に口を割るわけにはいかない!
「ストーカー」人を殺めたトイレに男を入れてはいけない!
「罪の相続」罪のない俺の息子が殺されたなんて許せない!
「死は朝、はばたく」刑務所から出てきたら普通の生活を送っていいのか!
4.『ガウディの遺言』(2023/2/14発売)
PHP研究所
<あらすじ>
1991年、バルセロナ。現地で暮らす佐々木志穂は、夜中に出掛けたきり帰ってこない聖堂石工の父を捜索している最中に、父の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見してしまう。父の失踪もこの殺人事件に絡んでいると考えた志穂は、手がかりを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人々を調べ始めるが、その過程でガウディが遺した「ある物」を巡る陰謀に巻き込まれていき……。
5.『ロスト・スピーシーズ』(2022/8/26発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
がんの特効薬になる幻の植物「奇跡の百合」を見つけるため、大手製薬会社に所属するクリフォードは南米アマゾン奥地への探索チームを結成した。植物研究者としてメンバーに加わった三浦は、ボディガート役の金採掘人ロドリゲス、植物ハンターのデニス、環境問題に取り組む大学生・ジュリアと共にアマゾンに分け入ってゆく。
一癖も二癖もある怪しい奴らと共に、緑の地獄ともいうべき過酷な自然と対峙する三浦。さらには正体不明の2人組の男から命を狙われることに――。
手に汗握る密林サバイバル!
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
下村敦史の文庫本新刊情報
1.『情熱の砂を踏む女』(2024/9/10発売)
文庫最新刊
徳間書店
<あらすじ>
闘牛中の事故で亡くなった兄を悼むためにスペインへ向かった怜奈は疑念を持つ。兄は殺されたのではないか。だが決定的な証拠も証言もない。調べるうちに闘牛に魅せられた怜奈は、女性闘牛士になるという夢を持つ。
古いしきたりに翻弄されながら修行に挑む怜奈だったが、兄を貶めた魔手は忍び寄っていた――。
2022年刊行作品の文庫版です。
2.『白医』(2024/4/12発売)
講談社
<あらすじ>
「先生は、患者を救ったんです――」末期がん患者の水木雅隆に安楽死を行ったとして、裁判を受ける天心病院の医師・神崎秀輝。
「神崎先生は私から……愛する夫を奪っていったんです…!」
証人席から雅隆の妻・多香子が悲痛な声をあげるも一向に口を開こうとはしない。そんな神崎には他にも2件、安楽死の疑惑がかかっていた。患者思いで評判だった医師がなぜ――?
悲鳴をあげる“命”を前に、懊悩(おうのう)する医師がたどり着いた「答え」とは?
2021年刊行作品の文庫版です。
3.『法の雨』(2023/7/7発売)
徳間書店
<あらすじ>
「逆転無罪」。有罪率99.7%の日本での無罪判決は、検察官にとっては死も同然。看護師による組長殺人事件の起訴したものの、無罪判決を受け、担当検事の大神護は打ちひしがれた。だが、裁判長が判決の直後に法廷で倒れた。これは偶然か。
さらに、無罪となった看護師が死んだと知り、病床の裁判長を訪ねると、さらなる謎と事件が見えて……。検事、弁護士、被害者と加害者、刑事、そして判事。複雑に絡み合うリーガルミステリー。
2020年刊行作品の文庫版です。
4.『ヴィクトリアン・ホテル』(2023/2/3発売)
実業之日本社
<あらすじ>
伝統ある超高級ホテル「ヴィクトリアン・ホテル」は明日、100年の歴史にいったん幕を下ろす。特別な一夜を過ごす女優、スリ、作家、宣伝マン、老夫婦、そしてベルマン。それぞれの思惑が交錯したとき運命の歯車が軋み始め――
ラスト30ページに特大の衝撃と深い感動が待つ、エンターテインメントを極めた長編ホテルミステリー!
2021年刊行作品の文庫版です。
5.『同姓同名』(2022/9/8発売)
幻冬舎
<あらすじ>
大山正紀はプロサッカー選手を目指す高校生。いつかスタジアムに自分の名が轟くのを夢見て練習に励んでいた。そんな中、日本中が悲しみと怒りに駆られた女児惨殺事件の犯人が捕まった。週刊誌が暴露した実名は「大山正紀」ーー。報道後、不幸にも殺人犯と同姓同名となってしまった
“名もなき”大山正紀たちの人生が狂い始める。これは、一度でも自分の名前を検索したことのある、名もなき私たちの物語です。
2020年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『全員犯人、だけど被害者、しかも探偵』(2024/8/7発売)
- 『そして誰かがいなくなる』(2024/2/21発売)
- 『逆転正義』(2023/8/23発売)
- 『ガウディの遺言』(2023/2/14発売)
- 『ロスト・スピーシーズ』(2022/8/26発売)
■文庫本新刊
- 『情熱の砂を踏む女』(2024/9/10発売)
- 『白医』(2024/4/12発売)
- 『法の雨』(2023/7/7発売)
- 『ヴィクトリアン・ホテル』(2023/2/3発売)
- 『同姓同名』(2022/9/8発売)
ハイペースで作品を発表し続けている下村敦史さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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