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2002年に『十二歳』で第42回講談社児童文学新人賞を受賞しデビューした椰月美智子(やづき・みちこ)さん。
そんな椰月美智子さんの新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
椰月美智子の単行本新刊情報
1.『みかんファミリー』(2024/8/8発売)
最新刊
講談社
<あらすじ>
その生きにくさ、ひとりで抱えなくていいのかもしれません-ー。2つの3人家族が始めた共同生活。でもあっちの家族にいたのは、となりのクラスの変わり者で…!?
野間児童文芸賞、坪田譲治文学賞、小学館児童出版文化賞受賞の椰月美智子が贈る、人生の賛歌。さあ、“あたりまえ”の先へ!
こちらが単行本の最新刊になります。
2.『ともだち』(2024/3/6発売)
小学館
<あらすじ>
毎日小学生新聞人気連載小説が単行本に!あわて者のジュン。中学受験を目指してるスカイ。人気者でサッカー少年のシン。おっとりしているレオン。かわいいものが大好きなミナ。しっかり者で正義感の強いルイ。みんな仲の良い友だちだ。ある日、事件が起きた。なぜそんなことになるんだ?
小学六年生は、小学校生活最後の年。卒業までの毎日を笑ったり、怒ったり、熱くなったり……。いろんな子がいて、いろんな気持ちがある。
小学六年生の何気ない日常を描く友情物語。
3.『きときと夫婦旅』(2022/7/27発売)
双葉社
<あらすじ>
中三の息子が家出した。行き先は氷見。慌てて連れ戻しに向かった母親のみゆきと父親の範太郎だが、息子はまだ帰りたくないという。倦怠期真っ只中の夫婦が、図らずも富山に滞在することに。
鉄軌道王国の富山にはしゃぐ鉄道オタクの夫に対し、不満が募る妻……。富山県内の観光名所や鉄道を舞台に描く、夫婦のドタバタロードノベル。
4.『ミラーワールド』(2021/7/19発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
「だからいつまで経っても、しょうもない女社会がなくならないのよ」「男がお茶を汲むという古い考えはもうやめたほうがいい」
女が外で稼いで、男は家を守る。それが当たり前となった男女反転世界。池ヶ谷良夫は学童保育で働きながら主夫をこなし、中林進は勤務医の妻と中学生の娘と息子のために尽くし、澄田隆司は妻の実家に婿入りし義父とともに理容室を営んでいた。
それぞれが息苦しく理不尽を抱きながら、妻と子を支えようと毎日奮闘してきた。そんななか、ある生徒が塾帰りの夜道で何者かに襲われてしまう……。
文庫版が発売です(下記参照)。
5.『ぺーとぼく』(2020/11/20発売)
絵本
くもん出版
<あらすじ>
これは、ぼくとペーの12年間の物語。ぼくがぼくになったときからペーはいた。ぼくが生まれた次の日に、ぼくの家にやってきた子猫のペー。同い年のペーとぼくは、一緒に大きくなっていく。ぼくはペーのことが大すきで、ペーもきっと、ぼくのことが大好き。
家を守るために、大きな野良猫に立ちむかったり、ひだまりでぐるぐるとのどを鳴らしたりするペーは、とっても強い猫だった。でもあるとき、ペーは病気にかかってしまう。病気になってからすっかり元気をなくしてしまったペーと、どんどんどんどん大きく成長していくぼく。そしてぼくが12歳になったとき……。
少年の目線から、自身の成長とペットと過ごす日々、そして別れを描いた物語。人気作家、椰月美智子の初めての絵本作品。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
椰月美智子の文庫本新刊情報
1.『ミラーワールド』(2024/7/25発売)
文庫最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
男女反転世界から見える景色――当然と思ってきたその常識、合ってますか?妻が家計を支え、夫が家事育児をこなす“男女反転世界”で、それぞれ中1の息子を育てる3組の夫婦。
反転世界だからこそ浮かび上がる既視感と違和感に刮目!『明日の食卓』の著者が放つ、今読むべき渾身作!
2021年刊行の単行本の文庫版です。
2.『こんぱるいろ、彼方』(2023/5/2発売)
小学館
<あらすじ>
近所のスーパーの総菜売り場で働く真依子は、サラリーマンの夫、大学生の奈月、高校生の賢人の四人家族だ。職場でのいじめに腹を立てたり、思春期の息子・賢人に手を焼いたりしながら、日々を慌ただしく過ごしている。奈月が、夏休みに友人と海外旅行へ行くと言い出した。真依子は、奈月の代わりにパスポート申請に必要な書類を取りに行った。戸籍謄本と戸籍抄本、二つの書類をもらうと、戸籍謄本の真依子の出生地の欄には、カタカナの国と市が書かれていた。子どもたちには伝えていない。奈月には戸籍抄本を渡した。
パスポートを手にした奈月に行き先を尋ねると、「ベトナム」と答えが返ってきた。友人たちと旅の準備を進める中で、奈月は真依子から戸籍謄本を見せられる。
「わたしね、ベトナム人なの」
「わたしたちね、ボートピープルだったの」奈月は自分のルーツを受け入れ、ベトナムに向かった──。家族小説の気鋭が、世界を広げて挑む新境地!
2020年刊行の単行本の文庫版です。
3.『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』(2023/4/12発売)
双葉社
<あらすじ>
小6の拓人、忍、宇太佳はスケボーが大好きな仲良し三人組。新たに見つけた格好のスケボー練習場所で出会ったのが神社の管理人、田中さんだ。その日から、11歳と85歳の交流が始まった。いつも穏やかに話を聞いてくれる田中さん。だが少年時代に人生が一変する出来事を経験していた。それを知った拓人たちは、ある行動を起こす――。
年の差をこえて築かれた、温かなつながりを描く物語。第69回小学館児童出版文化賞受賞作。
2019年刊行の単行本の文庫版です。
4.『るり姉 <新装版>』(2023/2/15発売)
双葉社
<あらすじ>
十代の三姉妹が慕う、お姉さんのような叔母るり子。自由で愉快で感激屋、一緒にいると世界がたちまちカラフルに色づく。そんなるり姉が入院した。――でも大丈夫、みんなの祈りは絶対届くはず。
「本の雑誌」09年上半期エンターテインメント・ベスト1に輝き、愛され続けてきた家族の物語。新装版特典として、物語誕生のきっかけとなった掌編を収録。
2009年刊行の単行本の文庫新装版です。
5.『純喫茶パオーン』(2022/7/15発売)
角川春樹事務所
<あらすじ>
創業五十年(おおよそ)の喫茶店「純喫茶パオーン」。トレイを持つ手がいつも小刻みに震えているのに、グラスたっぷり表面張力ギリギリで運ぶ「おじいちゃんの特製ミルクセーキ」と、どんなにお腹がいっぱいでも食べたくなっちゃう「おばあちゃんの魔法のナポリタン」が看板メニューだ。
その店主の孫である「ぼく」が小学五年・中学一年・大学一年でそれぞれ出会う不思議な事件と、人生のちょっとした真実。
きっとあなたも通いたくなる、心地好さ。
2020年刊行の単行本の文庫化作品です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『みかんファミリー』(2024/8/8発売)
- 『ともだち』(2024/3/6発売)
- 『きときと夫婦旅』(2022/7/27発売)
- 『ミラーワールド』(2021/7/19発売)
- 『ぺーとぼく』(2020/11/20発売)
■文庫本新刊
- 『ミラーワールド』(2024/7/25発売)
- 『こんぱるいろ、彼方』(2023/5/2発売)
- 『昔はおれと同い年だった田中さんとの友情』(2023/4/12発売)
- 『るり姉 <新装版>』(2023/2/15発売)
- 『純喫茶パオーン』(2022/7/15発売)
以上になります。コンスタントに作品を発表している椰月美智子さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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