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【2024年最新版】夢枕獏の単行本・文庫の新刊/新作最新情報【新刊予定も】

1989年に第10回日本SF大賞を『上弦の月を喰べる獅子』で受賞した夢枕獏(ゆめまくら・ばく)さん。『陰陽師』シリーズがヒットし、今も根強い人気を保っています。

そんな夢枕獏さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!

それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。

※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します

それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。

夢枕獏の単行本新刊情報

1.『陰陽師 烏天狗ノ巻』(2023/10/6発売)

最新刊、短編集

文藝春秋

<あらすじ>
「もしも、おれが先に死んだら、いったいこの世のたれが、ここに座っておまえの酒の相手をするというのだ」――。

シリーズ第18巻となる最新作には、衝撃的な展開でファンを沸かせた「梅道人」を収録。晴明と博雅の移りゆく気持ちと、変わらない絆とは……。

さらに構想10年・蘆屋道満を主人公に据えた「殺生石」や、動く不動明王にまつわる謎を解く「ちび不動」など、傑作ぞろいの8編を集めました。

単行本はこちらが最新刊になります。

2.『仰天・俳句噺』(2022/6/27発売)

エッセイ

文藝春秋

<あらすじ>
ガンの病床で作ったのも、俳句でした。

俳句の話から、縄文、仏教、懐かしのプロレス話にあの人との逸話まで――縦横無尽に綴った仰天エッセイ!

リンパがんのステージIIIと診断され、ほとんどの連載もお休みに。そんな中で綴ったのは、長年秘かに続けていた俳句について。

「俳句の季語は縄文である」と語る夢枕獏が、ずっと考えてきたこと、今書いておきたいことを詰め込んだ“夢枕節”炸裂の闘病×俳句(⁉)エッセイ。

 

3.『陰陽師 水龍ノ巻』(2021/8/4発売)

短編集

文藝春秋

<あらすじ>
源博雅の無垢さが鬼をもうろたえさせる「読人しらず」のほか、若き日の蝉丸の恋と、ある秘儀を描いた原稿用紙120枚の中篇「蘇莫者(そまくしゃ)」、そして、碧い眼の陰陽師が登場する「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」など、全8編を収録。

安倍晴明ブームの原点、祝・35周年!

 

4.『JAGAE 織田信長伝奇行』(2021/6/11発売)

祥伝社

<あらすじ>
『魔獣狩り』『神々の山嶺』『陰陽師』の創造主が描く、神になろうとした男!

“蛇替え――つまり、蛇を捕らえるために、池の水を汲み出すことである。”

UMA(未確認動物)の探索者であり、合理主義者だった信長。対するは、あやかしの人、飛び加藤こと加藤段蔵。

「これで、おもしろいものにならなかったら、物語作家失格である。」――著者あとがきで断言!

文庫版が発売です(下記参照)。


単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!



夢枕獏の文庫本新刊情報

1.『JAGAE 織田信長伝奇行』(2024/8/8発売)

文庫最新刊

祥伝社

<あらすじ>
織田信長は十幾つの秋、不可思議にも牛をひと呑みにする、飛び加藤なる漢と出会った。

以来、信長は奇怪なあやかしどもに向き合うたび、それを明らかにする。数え六つの幼き松平竹千代と、河童を捕らえんとした折にはともに淵に入ることもした。

やがて濃姫を妻に迎え、妖刀あざ丸の祟りを確かめた信長は、父の死に臨み、ついに来世への疑いを口にしたのだった!

2021年の作品の文庫版です。

2.『大江戸釣客伝』(2024/6/7発売)

徳間書店

<あらすじ>
時は元禄年間、五代将軍徳川綱吉の治世。

江戸湾の沖合二町ほどのところに船を停め、釣りをする二人――俳人の宝井其角と絵師の多賀朝湖――は、土左衛門を釣り上げてしまう。屍体は竿をしっかりと摑んで眼を見開き、唇からは歯を覗かせ、笑っていたのであった。

一方、旗本の津軽采女は閑職が故に釣り三昧の日々。義父・吉良上野介の世話で、将軍の側小姓にとりたてられることとなった。

2011年の作品の文庫新装版です。

3.『白鯨 MOBY-DICK』(2024/3/22発売)

KADOKAWA

<あらすじ>
土佐の中浜村で漁師の次男として生まれ育った万次郎は、鯨漁に魅せられる。やがて仲間たちと漁に出た際、足摺岬の沖合で遭難してしまう。

漂流した五人は無人島にたどり着くものの万次郎は銛打ちの師匠・半九郎の形見の銛を追って、さらに漂流してしまった。単身、大海原に投げ出された万次郎を救出したのは、米国の捕鯨船ピークオッド号だった。

その船長・エイハブは、自分の片足を喰いちぎった巨大な白いマッコウクジラ“モービィ・ディック”への復讐に異常な執念を燃やし、乗り組員となった万次郎を巻き込んでゆく……。

2021年の作品の文庫版です。

4.『新・餓狼伝 巻ノ五 魔拳降臨編』(2023/9/13発売)

双葉社

<あらすじ>
誰にも負けたことがない少年、立脇如水。大関・大破山を父に持ち、生まれながら強かった。

立脇はなぜ北辰館の門を叩くいたのか? なぜ父を殺した葵文吾と闘うのか? カイザー武藤、マンモス平田、姫川勉、京野京介――万博コロセウムで繰り広げられる死闘の果てに、漢たちの真実が見えてくる。

「闘人市場」を主催する道田薫は、松尾象山と巽真に「翁九心と闘りたくないかね」と話を持ちかけていた。

そんな中、次の試合で丹波文七と闘う予定だった梅川丈次の前に、翁九心が現れた。いったい、何のために――?

2020年の作品の文庫版です。

5.『牙の紋章』(2023/9/8発売)

徳間書店

<あらすじ>
片山草平は路地裏でやくざ者に土下座する陣内雅美の姿を見た。

かつてムエタイのチャンピオン・ソータンクンに完敗した過去を持つ、空手家・片山。そしてソータンクンの八百長で思わぬ勝利を手にし、やる気を失ったキックボクサー・陣内。

あの時過ごした濃密な時間の中にもう一度身を投じようとする格闘家二人。不器用な彼らを通し男の藻掻き生きる姿を描く、格闘ビルドゥングス・ロマン。

1991年の作品の文庫新装版です。


文庫本の新刊情報は以上になります。



まとめ

それぞれおさらいします。

単行本新刊

  1. 『陰陽師 烏天狗ノ巻』(2023/10/6発売)
  2. 『仰天・俳句噺』(2022/6/27発売)
  3. 『陰陽師 水龍ノ巻』(2021/8/4発売)
  4. 『JAGAE 織田信長伝奇行』(2021/6/11発売)

文庫本新刊

  1. 『JAGAE 織田信長伝奇行』(2024/8/8発売)
  2. 『大江戸釣客伝』(2024/6/7発売)
  3. 『白鯨 MOBY-DICK』(2024/3/22発売)
  4. 『新・餓狼伝 巻ノ五 魔拳降臨編』(2023/9/13発売)
  5. 『牙の紋章』(2023/9/8発売)

小説のみならず漫画原作やエッセイ、対談等、幅広い活躍を続けている夢枕獏さん。次作が楽しみですね。

それでは、良い読書体験を!

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ABOUT ME
ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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