1989年に第10回日本SF大賞を『上弦の月を喰べる獅子』で受賞した夢枕獏(ゆめまくら・ばく)さん。『陰陽師』シリーズがヒットし、今も根強い人気を保っています。
そんな夢枕獏さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
夢枕獏の新刊単行本、文庫一覧
まずは直近の単行本、文庫の一覧です。
■単行本新刊
- 『キマイラ聖獣変』(2025/5/20発売)
- 『陰陽師 烏天狗ノ巻』(2023/10/6発売)
- 『仰天・俳句噺』(2022/6/27発売)
- 『陰陽師 水龍ノ巻』(2021/8/4発売)
- 『JAGAE 織田信長伝奇行』(2021/6/11発売)
■文庫本新刊
- 『キマイラ23 魔宮変』(2025/5/23発売)
- 『仰天・俳句噺』(2025/5/8発売)
- 『JAGAE 織田信長伝奇行』(2024/8/8発売)
- 『大江戸釣客伝』(2024/6/7発売)
- 『白鯨 MOBY-DICK』(2024/3/22発売)
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それでは続いて、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
夢枕獏の単行本新刊情報
1.『キマイラ聖獣変』(2025/5/20発売)
最新刊
朝日新聞出版
<あらすじ>
著者のライフワークである伝奇大河シリーズ「キマイラ」がついに完結を迎える!?闘病を経て、いま考えうるラストをとにかく書きあげたいとの思いから、物語の途中をすっとばし、先にラストを書き上げるという前代未聞の一冊に。
俺たちの闘いは終わらない!
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『陰陽師 烏天狗ノ巻』(2023/10/6発売)
短編集
文藝春秋
<あらすじ>
「もしも、おれが先に死んだら、いったいこの世のたれが、ここに座っておまえの酒の相手をするというのだ」――。シリーズ第18巻となる最新作には、衝撃的な展開でファンを沸かせた「梅道人」を収録。晴明と博雅の移りゆく気持ちと、変わらない絆とは……。
さらに構想10年・蘆屋道満を主人公に据えた「殺生石」や、動く不動明王にまつわる謎を解く「ちび不動」など、傑作ぞろいの8編を集めました。
3.『仰天・俳句噺』(2022/6/27発売)
エッセイ
文藝春秋
<あらすじ>
ガンの病床で作ったのも、俳句でした。俳句の話から、縄文、仏教、懐かしのプロレス話にあの人との逸話まで――縦横無尽に綴った仰天エッセイ!
リンパがんのステージIIIと診断され、ほとんどの連載もお休みに。そんな中で綴ったのは、長年秘かに続けていた俳句について。
「俳句の季語は縄文である」と語る夢枕獏が、ずっと考えてきたこと、今書いておきたいことを詰め込んだ“夢枕節”炸裂の闘病×俳句(⁉)エッセイ。
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『陰陽師 水龍ノ巻』(2021/8/4発売)
短編集
文藝春秋
<あらすじ>
源博雅の無垢さが鬼をもうろたえさせる「読人しらず」のほか、若き日の蝉丸の恋と、ある秘儀を描いた原稿用紙120枚の中篇「蘇莫者(そまくしゃ)」、そして、碧い眼の陰陽師が登場する「秘帖・陰陽師 赤死病の仮面」など、全8編を収録。安倍晴明ブームの原点、祝・35周年!
5.『JAGAE 織田信長伝奇行』(2021/6/11発売)
祥伝社
<あらすじ>
『魔獣狩り』『神々の山嶺』『陰陽師』の創造主が描く、神になろうとした男!“蛇替え――つまり、蛇を捕らえるために、池の水を汲み出すことである。”
UMA(未確認動物)の探索者であり、合理主義者だった信長。対するは、あやかしの人、飛び加藤こと加藤段蔵。
「これで、おもしろいものにならなかったら、物語作家失格である。」――著者あとがきで断言!
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
夢枕獏の文庫本新刊情報
1.『キマイラ23 魔宮変』(2025/5/23発売)
文庫最新刊
KADOKAWA
<あらすじ>
拉致された織部深雪を救うため、伊豆の森へやってきた大鳳吼と九十九三蔵。そのころ、キマイラ化をコントロールせんと修行に励む久鬼麗一や、大鳳を攫おうと企む雪蓮の一族、教団から大鳳を守ろうとする雲斎などが死闘を繰り広げていた。
様々な思惑が交錯する中で、大鳳は深雪を救い出すことができるのか? そして、永遠の命を手に入れたはずの“赤”の現在の姿とは――。
キマイラの秘密が紐解かれる、夢枕獏の人生をかけた伝奇小説!
2.『仰天・俳句噺』(2025/5/8発売)
エッセイ
文藝春秋
<あらすじ>
「俳句のことを書かせてください」令和3年にリンパがんと診断され、小説の連載も趣味の釣りも、全て休まざるを得なくなった作家・夢枕獏。そんな彼が闘病中にどうしても書きたかったもの――
それは「俳句」について。思い出の句会や、季語のもつ不思議な力、今は亡きあの人との逸話まで……。
エネルギッシュな闘病×俳句エッセイ!
2022年の作品の文庫版です。
3.『JAGAE 織田信長伝奇行』(2024/8/8発売)
祥伝社
<あらすじ>
織田信長は十幾つの秋、不可思議にも牛をひと呑みにする、飛び加藤なる漢と出会った。以来、信長は奇怪なあやかしどもに向き合うたび、それを明らかにする。数え六つの幼き松平竹千代と、河童を捕らえんとした折にはともに淵に入ることもした。
やがて濃姫を妻に迎え、妖刀あざ丸の祟りを確かめた信長は、父の死に臨み、ついに来世への疑いを口にしたのだった!
2021年の作品の文庫版です。
4.『大江戸釣客伝』(2024/6/7発売)
徳間書店
<あらすじ>
時は元禄年間、五代将軍徳川綱吉の治世。江戸湾の沖合二町ほどのところに船を停め、釣りをする二人――俳人の宝井其角と絵師の多賀朝湖――は、土左衛門を釣り上げてしまう。屍体は竿をしっかりと摑んで眼を見開き、唇からは歯を覗かせ、笑っていたのであった。
一方、旗本の津軽采女は閑職が故に釣り三昧の日々。義父・吉良上野介の世話で、将軍の側小姓にとりたてられることとなった。
2011年の作品の文庫新装版です。
5.『白鯨 MOBY-DICK』(2024/3/22発売)
KADOKAWA
<あらすじ>
土佐の中浜村で漁師の次男として生まれ育った万次郎は、鯨漁に魅せられる。やがて仲間たちと漁に出た際、足摺岬の沖合で遭難してしまう。漂流した五人は無人島にたどり着くものの万次郎は銛打ちの師匠・半九郎の形見の銛を追って、さらに漂流してしまった。単身、大海原に投げ出された万次郎を救出したのは、米国の捕鯨船ピークオッド号だった。
その船長・エイハブは、自分の片足を喰いちぎった巨大な白いマッコウクジラ“モービィ・ディック”への復讐に異常な執念を燃やし、乗り組員となった万次郎を巻き込んでゆく……。
2021年の作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『キマイラ聖獣変』(2025/5/20発売)
- 『陰陽師 烏天狗ノ巻』(2023/10/6発売)
- 『仰天・俳句噺』(2022/6/27発売)
- 『陰陽師 水龍ノ巻』(2021/8/4発売)
- 『JAGAE 織田信長伝奇行』(2021/6/11発売)
■文庫本新刊
- 『キマイラ23 魔宮変』(2025/5/23発売)
- 『仰天・俳句噺』(2025/5/8発売)
- 『JAGAE 織田信長伝奇行』(2024/8/8発売)
- 『大江戸釣客伝』(2024/6/7発売)
- 『白鯨 MOBY-DICK』(2024/3/22発売)
小説のみならず漫画原作やエッセイ、対談等、幅広い活躍を続けている夢枕獏さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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