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1997年に『家族シネマ』で第116回芥川賞を受賞した柳美里(ゆう・みり)さん。
そんな柳美里さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
それでは、簡単なあらすじを含めてそれぞれ見ていきましょう。
柳美里の単行本新刊情報
1.『南相馬メドレー』(2020/2/27発売)
最新刊、エッセイ
第三文明社
<あらすじ>
東日本大震災後、福島県南相馬市に転居した作家・柳美里が5年にわたって綴った珠玉のエッセイ47篇。南相馬の臨時災害放送局のラジオパーソナリティを務めたことを機に、現地の高校で講義や演劇指導を行うかたわら、書店兼小劇場をオープンするなど、被災地の人々と生活を共にしつつ歩んだ家族の軌跡。
「今日もわたしは、夕陽の赤が静かに広がる南相馬の町を、小声で歌を口ずさみながら歩いています。いま、ここに在る、という自分の位置を確認しながら──」(「あとがき」より)。
「南相馬に転居した理由(わけ)」「漂泊の果てに」「フルハウス」「女川駅舎の紙製のベンチ」「縁の糸」「最後の避難所」「『青春五月党』復活」「ある晴れた日に」「悲しみを追悼する」ほか、月刊誌『第三文明』の好評連載を書籍化。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『町の形見』(2018/11/21発売)
戯曲集
河出書房新社
<あらすじ>
青春五月党、復活。24年ぶりの最新戯曲。ふたば未来学園演劇部出演「静物画2018」と朗読劇「窓の外の結婚式」併録。
3.『柳美里 自選作品集 第二巻 家族の再演』(2018/6/21発売)
自選作品集
ベストセラーズ
<あらすじ>
芥川賞作家・柳美里氏の自選作品集第二巻。代表作であり芥川賞を受賞した「家族シネマ」、第24回泉鏡花文学賞、第18回野間文芸新人賞を受賞した「フルハウス」。
すでに絶版となり復刊の声が最も多かった2作を収録。
そのほか「水辺のゆりかご」「家族の標本」。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
柳美里の文庫本新刊情報
1.『新版 窓のある書店から』(2021/8/10発売)
文庫最新刊、エッセイ
角川春樹事務所
<あらすじ>
<書斎に隠って世界を窺うような作家にはなりたくない。読書もひとつの体験にしたい>『フルハウス』で泉鏡花文学賞・野間文芸新人賞を受賞した気鋭の著者が、書物との豊かな触れ合いと、表現に対する真摯な思いを綴った、<知>と<血>を揺り起こす最新エッセイ集。
1996年刊行作品の文庫新装版です。
2.『JR高田馬場駅戸山口』(2021/3/8発売)
河出書房新社
<あらすじ>
『JR上野駅公園口』と同じ「山手線シリーズ」の河出文庫『グッドバイ・ママ』の新装版。居場所のない一人の女に寄り添う傑作。
2007年刊行作品の文庫新装版です。
3.『JR品川駅高輪口』(2021/2/8発売)
河出書房新社
<あらすじ>
全米図書賞受賞作『JR上野駅公園口』と同じ「山手線シリーズ」『まちあわせ』の新装版。居場所のない少女の魂に寄り添う傑作。
2012年刊行作品の文庫新装版です。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『南相馬メドレー』
(2020/2/27発売) - 『町の形見』
(2018/11/21発売) - 『柳美里 自選作品集 第二巻 家族の再演』
(2018/6/21発売)
■文庫本新刊
- 『新版 窓のある書店から』(2021/8/10発売)
- 『JR高田馬場駅戸山口』
(2021/3/8発売) - 『JR品川駅高輪口』
(2021/2/8発売)
比較的マイペースに作品を発表している柳美里さん。次作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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