『ななつのこ』で鮎川哲也賞(1992年)を受賞した加納朋子さん。日常の謎をメインにしたミステリー作家として人気です。
そんな加納朋子さんの単行本と文庫の新刊情報をまとめました!
それぞれ最新刊から最大5冊を紹介しています。
※新刊予定については新刊情報が入り次第、単行本と文庫の「1.」に記載します
加納朋子の単行本新刊情報
1.『1(ONE)』(2024/1/11発売)
最新刊
東京創元社
<あらすじ>
大学生の玲奈は、全てを忘れて打ち込めるようなことも、抜きんでて得意なことも、友達さえも持っていないことを寂しく思っていた。そんな折、仔犬を飼い始めたことで憂鬱な日常が一変する。ゼロと名付けた仔犬を溺愛するあまり、ゼロを主人公にした短編を小説投稿サイトにアップしたところ、読者から感想コメントが届く。玲奈はその読者とDMでやり取りするようになるが、同じ頃、玲奈の周りに不審人物が現れるようになり……。
短大生の駒子が童話集『ななつのこ』と出会い、その作家との手紙のやり取りから始まった、謎に彩られた日々。作家と読者の繋がりから生まれた物語は、愛らしくも頼もしい犬が加わることで新たなステージを迎える。
単行本はこちらが最新刊になります。
2.『空をこえて七星のかなた』(2022/5/26発売)
短編集
集英社
<あらすじ>
大丈夫。昼間だって、見えないけれど星はそこにちゃんとあるから。南の島で、山奥のホテルで、田舎町の高校で。星を愛し星に導かれた人々が紡ぐ七つのミステリー。
「南の島へ行くぞ」突然のパパの言葉で石垣島へ旅することに。正直言って、あんまり気は進まない。家族旅行といえばママも一緒だったのだ、去年までは――(「南の十字に会いに行く」)
小学四年生の九月のこと、同級生の過失で私の右目は取り返しのつかない怪我を負った。世界はぼやけて頼りない姿に変わり果ててしまった。星降る夜に大事な友達と交わした約束も――(「星は、すばる」)
廃部寸前のオカルト研究会、天文部、文芸部。生徒会に必死で部の存続を訴えると、「じゃあ、スぺミス部ってことで」と、とんでもない提案が――(「箱庭に降る星は」)
読み終えたら世界が変わる! 〈日常の謎〉の名手が贈る、驚きと爽快な余韻に満ちた全七話。
3.『二百十番館にようこそ』(2020/8/5発売)
文藝春秋
<あらすじ>
就活に挫折して以来ずっと、実家でオンラインゲーム三昧の日々を送る“俺”に転がり込んだ伯父さんの遺産は、離島に建てられた館を丸々一棟。なんと無職から一転して不動産持ち、これからは課金し放題だ! と浮かれて現地を下見に行った俺は、まだそれが両親からの最後通牒であることに気づいていなかった……。
文庫版が発売です(下記参照)。
4.『いつかの岸辺に跳ねていく』(2019/6/26発売)
幻冬舎
<あらすじ>
あの頃のわたしに伝えたい。明日を、未来をあきらめないでくれて、ありがとう。生きることに不器用な徹子と、彼女の幼なじみ・護。
二人の物語が重なったとき、温かな真実が明らかになる。
文庫版が発売です(下記参照)。
単行本は以上です。続いて文庫の新刊を見ていきましょう!
加納朋子の文庫本新刊情報
1.『二百十番館にようこそ』(2023/8/2発売)
文庫最新刊
文藝春秋
<あらすじ>
就活に失敗し、オンラインゲーム三昧の「俺」。親に愛想を尽かされた末に送り込まれたのは、離島の薄汚れた建物だった。考えた末、下宿代目当てでニートたちを募って“共同生活”を送ることに。新しい仲間や穏やかな島民、猫たちと交流する中で、閉じた世界が少しずつ広がっていき……。
日常ミステリの名手が贈る、爽やかな読み味の傑作長編。
2020年刊行作品の文庫版です。
2.『ガラスの麒麟 新装版』(2021/9/15発売)
講談社
<あらすじ>
女子高生・安藤麻衣子が通り魔に刺殺された。とびぬけて美しく幸せそうだった彼女が、なぜ命を失ったのか。心の闇が導く真相とは!
1997年刊行作品の文庫新装版です。
3.『いつかの岸辺に跳ねていく』(2021/8/5発売)
幻冬舎
<あらすじ>
あの頃のわたしに伝えたい。明日を、未来をあきらめないでくれて、ありがとう。生きることに不器用な徹子と、彼女の幼なじみ・護。
二人の物語が重なったとき、温かな真実が明らかになる。
2019年刊行作品の文庫版です。
4.『カーテンコール!』(2020/8/28発売)
新潮社
<あらすじ>
幕が下りた。もう詰んだ。と思ったその先に、本当の人生が待っていた。経営難で閉校する萌木女学園。私達はその最後の卒業生、のはずだった――。とにかく全員卒業させようと、限界まで下げられたハードルさえクリアできなかった「ワケあり」の私達。
温情で半年の猶予を与えられ、敷地の片隅で補習を受けることに。ただし、外出、ネット、面会、全部禁止!
これじゃあ、軟禁生活じゃない!
2017年刊行作品の文庫版です。
文庫本の新刊情報は以上になります。
まとめ
それぞれおさらいします。
■単行本新刊
- 『1(ONE)』(2024/1/11発売)
- 『空をこえて七星のかなた』(2022/5/26発売)
- 『二百十番館にようこそ』
(2020/8/5発売) - 『いつかの岸辺に跳ねていく』
(2019/6/26発売)
■文庫本新刊
- 『二百十番館にようこそ』(2023/8/2発売)
- 『ガラスの麒麟 新装版』(2021/9/15発売)
- 『いつかの岸辺に跳ねていく』(2021/8/5発売)
- 『カーテンコール!』
(2020/8/28発売)
定期的に作品を発表し続けている加納朋子さん。新作が楽しみですね。
それでは、良い読書体験を!
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