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麻見和史「警視庁殺人分析班シリーズ(警視庁捜査一課十一係)」の最新刊と読む順番、あらすじまとめ

麻見和史「警視庁殺人分析班シリーズ(警視庁捜査一課十一係)」の最新刊と読む順番、あらすじまとめ

麻見和史さんの「警視庁殺人分析班(警視庁捜査一課十一係)シリーズ」は、刑事だった父の遺志を継いで刑事となった主人公の如月塔子が、警視庁捜査一課の捜査員たちと様々な事件に立ち向かう姿を描く人気シリーズです。

そんな麻見和史さんの「警視庁殺人分析班シリーズ」の読む順番を紹介いたします!

麻見和史「警視庁殺人分析班シリーズ」読む順番

現在15作が講談社から刊行されています。

おすすめの読む順番としても刊行順が一番良いので、順番に紹介していきます。

ただしこのシリーズは、

  • 単行本:警視庁捜査一課十一係
  • 文庫本:警視庁殺人分析班

というように副題が改題されているので、ご注意ください。メインタイトルは共通です。今回の記事ではメインタイトルのみ記載しています。

現在刊行中の作品は以下になります。

それでは、あらすじも含めて順番に見ていきましょう。

1.『石の繭』(2011年)

<あらすじ>
鮎川賞作家が贈る本物の推理と興奮。警察小説の大本命 期待の新シリーズ、始動!

モルタルで石像のごとく固められた変死体が発見された。

翌朝、愛宕署特捜本部に入った犯人からの電話。なぜか交渉相手に選ばれたのは、新人刑事の如月塔子だった。

自らヒントを提示しながら頭脳戦を仕掛ける知能犯。そして警察を愚弄するかのように第二の事件が――

緻密な推理と捜査の迫力が光る傑作警察小説!

こちらが第1作目。

新人でありながら、犯人の交渉相手に選ばれた如月塔子。それはなぜなのか、そして犯人の狙いは……? 高いリーダビリティとストーリー展開でぐいぐい読ませます。

2.『蟻の階段』(2011年)

<あらすじ>
頭蓋骨に白い花、掛け時計にスープ皿――テーブルの上の惨殺遺体を囲むように置かれた謎めいた品々。

絵画を模したような現場を作り、さらに「過去の亡霊」を名乗って警察OBの自宅に電話をかけてきた犯人。自らの存在をアピールしたいのか。

如月塔子ら殺人分析班が鋭い推理で明かす、歪んだホシの正体とは。

2作目は見立て殺人犯を追い詰めていきます。

3.『水晶の鼓動』(2012年)

<あらすじ>
殺人現場は、スプレー塗料で赤く染められた寝室だった。

如月塔子が猟奇的な事件の遺留品捜査を始めた矢先、東京各所で連続爆破事件が起きる。多くの捜査人員がテロ対策に割かれ、殺人事件を担当する塔子ら特捜本部は動揺を隠せない。

殺人犯はどこまで計画していたのか―まさか。緊迫の骨太捜査ミステリ!

3作目は異様な殺人現場の捜査開始後に、連続爆破事件が起きます。二つの事件に繋がりはあるのか、それとも……という緊迫感が作品を覆っています。

4.『虚空の糸』(2013年)

<あらすじ>
マンションの非常階段で発見された、自殺を装った他殺死体。

捜査一課の如月塔子が偽装の意味を思案するさなか、犯行声明と新たな殺害を仄めかすメールが警視庁へ届いた。

翌日以降も、都民を毎日ひとりずつ殺していくという。警察への怒りを露にする犯人の、真の目的とは。

殺人分析班の逆転の推理が冴える!

5.『聖者の凶数』(2013年)

<あらすじ>
顔と両腕を損壊された遺体が見つかった。

手がかりは、遺体の腹に記された謎の数字と、狩りの守護聖人のカードだけ。連続殺人を予測した如月塔子ら警察の捜査もむなしく、第二の事件が発生。またも記された数字は、犯人からの挑発なのか。

謎と推理の応酬の果てに彼女らが辿りついた、残酷で哀しい真相とは。

6.『女神の骨格』(2014年)

<あらすじ>
空き家だった洋館で火災が発生。

鎮火後、殺人分析班の如月塔子は納戸の奥に隠し部屋があることを知る。部屋には無数の蒐集品とともに、白骨化した遺体が布団に寝かされていた。

しかも人骨の頭部は男性、胴体は女性のものと判明する。別の部屋からは血痕が。

複雑怪奇な難事件に推理捜査チームはどう挑むのか。

7.『蝶の力学』(2015年)

<あらすじ>
惨殺された若き資産家の喉には可憐な花が活けられ、その妻は行方をくらました。

新聞社には「警察とのゲーム」を仄めかす挑発的なメールが届き、殺人分析班の如月塔子ら警察は怨恨の線で動き出す。

しかし犯人の魔の手は警察にも及び、ついに―。

猟奇的な劇場型犯罪を緻密な推理で追い詰める人気シリーズ七作目。

8.『雨色の仔羊』(2016年)

<あらすじ>
交番近くに置かれた不審なタオルには、血染めの文字が。

ほどなく民家から血みどろの遺体が見つかり、タオルの血が絶命した男のものと判明。タオルを運んだ人物と疑われたのは、まだ九歳の子供だった。

捜査を進める塔子らに謎の影が忍び寄る時、事件は急展開を見せるが。

ドラマ化された人気警察シリーズの快作!

9.『奈落の偶像』(2017年)

<あらすじ>
繁華街のショーウインドウに見せ物のように吊るされた演出家の遺体。

現場からは精巧なマネキン一体が盗まれていた。被害者の消化器からイヤホンの片側が見つかり、その近くで発見されたICレコーダーには第二の被害者のものらしき苦悶の声が。

おぞましい劇場型犯罪の行方と動機は。殺人分析班が推理で挑む!

10.『鷹の砦』(2017年)

<あらすじ>
東京西部の山中で立てこもり事件が発生。

人質を取り興奮した様子の男は、殺人事件の被疑者として如月塔子らが追っている危険人物だった。男の要求通り塔子と人質の身柄を交換すると、塔子はまんまと車で連れ去られた―

白骨遺体が眠る真っ暗な壕に。犯人の真意が暴かれる時、思いもよらぬ過去が呼び起こされる!

11.『凪の残響』(2018年)

<あらすじ>
年の瀬迫るショッピングセンターに置かれた、四本の指。一体誰が、なんのために遺棄したのか。

賑わう場所の犯行にもかかわらず手掛かりはごく僅か。若手刑事・如月塔子と捜査一課きっての推理力をもつ鷹野は、被害者救出に奔走するが、必死の捜査も空しく、被害者の遺体と、犯人の異様なメッセージが発見されてしまう。

さらに犯人は、遺体の画像をネットに投稿、世間に動揺が広がる。

十一係は、分析不可能な殺人者を捕らえることができるのか!?

12.『天空の鏡』(2019年)

<あらすじ>
解体予定の商業施設で発見された他殺体。らせん階段から突き落とされ、左の眼球が奪われていた。

遺体の状況が十年前の殺人事件に酷似していると気がついた特捜本部は過去の事件を捜査した老刑事・藤村に協力を要請。彼は刑事・如月塔子に捜査の基本を教えた恩人だった。

塔子と相棒の鷹野は過去と現在の両面から事件を追うが、懸命な捜査にもかかわらず、再び左目のない遺体が発見されてしまう。

左目だけを盗む犯人の真意を十一係は暴けるのか?

13.『賢者の棘』(2020年)

<あらすじ>
多くの特殊犯罪を解決に導いてきた捜査一課十一係――殺人分析班の捜査と推理が光る、人気警察ミステリシリーズ最新作!

14.『魔弾の標的』(2022年)

<あらすじ>
檻の中で、殺されていた男。犯人の手がかりは、まったくない。塔子は捜査に乗り出すが、チームを組まされたのは鷹野ではなく、門脇だった……。

そんなことはおかまいなしに、残酷で冷酷な殺人者は、次から次に犠牲者を出す。その中には……!

15.『賢者の棘』(2023年)

<あらすじ>
刑事・如月塔子の実家に届き続ける脅迫状。十円切手が多数貼られた手紙には、刑事だった父・功への恨み言が書かれていた。

過激な文面に母の身を案じた塔子は鷹野と共に調査を開始。だが、未解決事件を調べ始めた矢先に捜査一課から招集を受ける。「賢者(ワイズマン)」を名乗る犯人が現場にゲームを仕掛けて、勝敗で被害者の生死を決める凶行に及んだのだ。

犯人は塔子を捜査に参加させるよう要求。脅迫状との関連は。残虐な犯人の正体とは!? シリーズ累計80万部突破の大人気警察ミステリー!

 

 



ドラマ版「殺人分析班」

木村文乃さん主演で、『殺人分析班』シリーズとしてWOWOWの「連続ドラマW」枠で2015年から放送されています。

1作目『石の繭』、3作目『水晶の鼓動』、7作目『蝶の力学』を原作にドラマ化されています。

Amazon prime videoで配信されています

古川雄輝さんを主演としたスピンオフ作品もあります。

まとめ

それではおさらいします。

麻見和史「警視庁殺人分析班シリーズ」の読む順番は以上のようになります。

すでに2ケタを超える作品数ですが、リーダビリティが高いために一気に読めてしまいます。鋭い推理が冴える殺人分析犯の世界に、足を踏み入れてみましょう。

それでは、良い読書体験を!

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ノルン
現役小説家。エンタメ作品を中心に著作多数。他の作家さんの新刊情報をメインにお届けします。
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